2002年7月31日水曜日

無題

 今週に入ってから、また帰りが遅くなってきました・・・。ってゆーか、スーツ暑ぃ・・・。

2002年7月29日月曜日

Amazonでレビューを書く

 私は今日も引き続きラッセルのギターにご執心だったわけですが、皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。いや~、アンニュイな土日もここまでくると笑えてきます。何も生産的なことなどしちゃおりません。漫然とギターを弾き、漠然とインターネットをさまよい、偶然アリリオ・ディアスのCDを見つけて思わず注文してしまったり。この夏真っ盛りの今の時期、一人で部屋にこもっていることはあまり健康的ではないなぁなどと自分でも思いつつ、でもまぁ来週末は会社の仲間と海に出かけることになっているので今週くらいは不健康にヒッキー決め込んでてもいいかななどと思いつつ、非生産的かつ怠惰、漫然とした休日は過ぎていきました。なんか段々人間として間違った方向に進んでいる気がする・・・。ヒッキー決め込んでてもアマゾンをさまよっているとこれまで探しても見つからなかったCD(先述のディアスのCD)が突然見つかったりしてしまうから世の中変わったものです。そら不登校も増えますわ。

 ところで、今日アマゾンを徘徊していて思ったのですが、世の中には認められてしかるべき才能が埋もれている場合が怏々にしてあるものです。素晴らしい作品を残しているにも関わらず、それでもCDが売れずに世に知られていない才能達。逆に、話題性だけで大した才能でもないのにCDが売れて世に出ている人間もいます。まぁ、話題性も一種の天性ですから私は敢えてそれを批判しようとは思いませんが、とりあえず世に埋もれた確かな才能を広げる手助けを少しでもできたらと、アマゾンでCDのレビューを書いてみることにしました。カスタマーレビューといって、アマゾンの利用者なら誰でも書けるもので別に大したものではないのですが、意外にあそこで何かを購入する際ってそのカスタマーレビューが参考になったりするのですよね。しかもレビューを私が書いておいて、私が購入したり興味を持った商品と同じものに興味を持った人が表れた場合、運がよければ検索結果に私のお薦めCD群が表示されるかもしれない。そしてその詳細を見にいくと私のレビューが「このCDはいいよ」と誘惑すると。いや~、アマゾンの暗黙知の表出方法はなかなか理にかなっています。というわけで、私はシコシコとお薦めCDのリストを作り、世に出てしかるべき(と私が思う)CDや、世には出ているものの既についているレビューがあまりにミーハーなものばかりで役に立たないという可哀相なCDのためにレビューを書いてみたのでした。昨日今日で5枚分くらい書いたと思います。これから一日一レビューを目標に頑張ります。まぁ、小さなことかもしれませんが、これで埋もれた素晴らしい才能達が一人でも多くの人に触れられることを願います。・・・ちなみに、レビューが掲載されるのは一週間後くらいだそうです・・・。遅ぇ・・・。

2002年7月28日日曜日

デビッド・ラッセル『Reflections of Spain』レビュー

 デビッド・ラッセルの新譜を手に入れました。2枚同時リリースのようですが、そのうちの片方、『Reflections of Spain - Spanish Favorites for Guitar -』です。いや~これがまたヤバイ。ラッセルは元々私が手放しに大好きだと言える数少ないギタリストの一人ですが、このアルバムはヤバイです。

 ラッセルは元々透明感のある美音と卓越した表現力に定評のあるギタリストです。それはこれまでの彼のレパートリーの中心である古典~バロックからバリオスといった辺りでは素晴らしい武器なのですが、逆にスペインものってラッセルには似合わないんじゃ的な不安もありました。ですが、このスペインの曲集は素晴らしいです。スペインと言えば「情熱的」という単純なパラダイムを打ち破り、情熱も叙情も、あらゆるスペインの情景を見事に描き切ったような美しい描写が素晴らしいのです。収録されているすべての曲が決定的な名演です。特に素晴らしいのはラッセル自身が編曲したグラナドスの『アンダルーサ』と『詩的ワルツ集』。『アンダルーサ』はこれまで誰の演奏を聴いても何故か曲の輪郭がぼやけて、なんだか印象の薄い感じのする曲だったのですが、ラッセルは見事に曲の輪郭をとらえて情緒深く弾き切っています。そして『詩的ワルツ集』。まず感じたのが「どうやったらそんなに綺麗に和音響かせられんだよ!?」ということ。曲の入りの高音の二重和音、その響きのあまりの美しさにやられました。この曲はブリームやジョン・ウィリアムズなど、色々と高名なギタリストの手によって弾かれてきましたが、ここまで綺麗に曲が響いている演奏はありませんでした。その他の曲もクラシックギターやってるなら知らない方がモグリというくらい有名な曲ばかりなのですが、その有名で弾き古された感があるスペインの名曲達に、彼はことごとく新しい命と視野をふきこんでいます。おそるべし、デビッド・ラッセル・・・。ここ一ヶ月くらい続いていた私のバイオリンコンプレックスを一気に払拭してくれました。そう、ギターという楽器はこんなにも美しい!

 ちなみにラッセルは他にバロックのCDを3枚(出し過ぎ!)、古典期のCDを1枚(アグアドの『序奏とロンド』とメルツの『エレジー』、『ハンガリー幻想曲』が最高!)、バリオスのCDを1枚(『森に夢見る』や『大聖堂』、『最後のトレモロ』は必聴!)出してますが、どれもよいですよ。

2002年7月27日土曜日

一人酒

 大して飲みたいわけでもねぇ発砲酒で、大してうまくもねぇコンビニ弁当を流し込む。一人酒はいつもまずい。それが滅多に一人で飲まない理由。

2002年7月22日月曜日

CD屋巡り with machakic

 昨晩から今は東北に飛んでいるmachakicがウチに来ていまして、今日は二人で新宿に繰り出し中古CD屋を巡る熱い旅をしてました。回った店の数総計4点、その中で何故かHR/HM系の店にアントニオ・カルロス・ジョビンやオリエンタが売っていて、しかも安かった(600~900円)ので購入してみたり、長年中古市場を探し回っていたクイーンズライクの『Operation:Mind Crim』をやっと見つけたので購入してみたり(新品なら別に普通に売っているのですが、新品で買うのもなんだかシャクで中古市場のみを探していた)、なかなかの収穫がありました。そして今日一番の収穫は、Nightwishというバンドを発見したことです。久しぶりに危険なバンドに出くわしました(笑)。ヤツらの感性、曲構成、・・・危険すぎます。Nightwishというバンドはいつのころからか俗にゴシック・メタルと呼ばれる世界ではぼちぼち見られるようになってきた女性ボーカルのHMバンドなのですが、有名音楽院で教会音楽を専攻し、本格的なオペラ唱法を身につけた女性ボーカルを軸に展開されるストラトバリウスとブラインドガーディアンを足して2で割ったような音楽がしびれます。この女性ボーカル、ライナーノーツの中には「清廉な」と書かれていましたが、女性ボーカルだからって清廉と書けばいいってもんじゃありません。私は敢えて言いましょう「妖艶」だと。とある店で大音量でかかっているのを10分くらい聴いていて、思わず店員さんに「今流れてる曲は誰のですか?」と聴いて購入してしまいました。いや~、凄まじい世界を展開してくれますよ、Nightwishは。

 そしてあらかたCD店を回り尽くした後、別の友人との待ち合わせまで多少間があったmachakicと時間潰し30分超スプリントカラオケへ(爆)。お互い知ってる曲のみの選曲という条件の下、二人でマイク持って歌いながら曲選んで、30分の超スプリントを最後ブルーハーツの『皆殺しのメロディ』で締めるまで叫び続けていました。いや~、熱かったです。

 ♪我々人類は、バカ

The Blue Hearts『皆殺しのメロディ』より

2002年7月20日土曜日

無題

 どうやらやっと風邪は治ってくれたようです。

今日の一言:『確実なことは不確実の連続だけだ』

2002年7月18日木曜日

最近は夢を見ない

 いつの頃からか、いつからだろう、夢を見なくなったように思う。それはごく最近のことのような気もする。少なくとも一年前は、「恐れるな、夢を見よう。今が現なら新たな夢を、今が夢ならそのまた夢を」と言っていた自分だ。やはりそれは最近のことなのだろう。

 仕事が終わり、やはりそれなりに疲れて家に帰る。去年の後半よりはマシといっても家に着くと時間は遅く、飯を食ったら大して何をする間もなく明日も仕事だと眠りにつく。そして寝苦しい夜を超えて、朝が来たならまたすし詰めの電車に揺られて会社まで行く。その繰り返しの中で、心の何処かが擦り切れてきたのかもしれない。とにかく、最近は夢を見ない。

 以前は、表に出すべき言葉や音がたくさんあったように思う。少なくとも『Toward evening』でものを書き、このHPでさらに日記を書く程度のものがあったのは確かだ。だが、最近はこのHPで出す量さえも疑わしい。最初、それは単に時間の問題だと思っていた。時間がないのだと。だが、実はないのは時間ではなく、表に出すべき言葉の方だったということに、ふと気付いてしまった。いざ、書こうと思った時に、何を書けばいいのかもわからず、言葉をひねり出すような感覚でしかものが書けなくなっていた。それに気付くことは、絶望にも等しい感覚だった。

 まだ、音は消えていないように思う。少なくともギターを持って譜面を見た時、その音楽のイメージは鮮明に浮かべることができる。だが、そのイメージを完全にトレースするだけの技量は自分にはなく、その事実が常に気持ちを落胆させる。もっとも、それは昔からのことだ。ならば、まだ、少なくとも音は消えていないのだろう。

 昔俺にはオーディエンスが必要なんだと言ったヤツがいた。当時は最初、何を言ってるんだコイツは、と思った。だが、結局彼の言っていたことは正しいのだろう。本当に一人で何かをするということは、本当に自分が満足できることではなかった。たとえそれがギターであっても。弾くこと自体はやはりいいものだと思う。が、何処かで満足し切れていない自分がいる。発表されることのなかった文章もこれまでにはそれなりに書いた。だが、それは結果として出さなかっただけで、出さずにおこうと思って書いたわけではない。俺にはオーディエンスが必要なのだろう。だが、どんなに認められてもコンピュータは、やはりものを書くことや音楽をやることの代わりにはならない。

 仕事が終わり、やはりそれなりに疲れて家に帰る。去年の後半よりはマシといっても家に着くと時間は遅く、飯を食ったら大して何をする間もなく明日も仕事だと眠りにつく。そして寝苦しい夜を超えて、朝が来たならまたすし詰めの電車に揺られて会社まで行く。終わりが見えない。社会人として生きていくためにはキャリアプランというものを持て、とコンサルタントとかいうヤツらは口をそろえて偉そうに言う。5年後、10年後のビジョン。だが、たとえそのビジョンが現実になったところで、結局この連鎖に終わりが見えるわけじゃあないだろう。少なくとも、少なくとも。生きるということの意味さえ問い直したくなる。だからと言って死のうとも思わず、だからといって前向きに生きようとも思えず。結局、何も変わらない。連鎖を切るための鍵は、今、枯れてしまっているのだから。

 最近は夢を見ない。昔は、見ていたのだろうか。

2002年7月16日火曜日

椎名林檎『幸福論』リバイバル(?)

 相変わらず肺の辺りに何かザワザワとむずがるような不快感がまとわりつく今日この頃、皆さん如何がお過ごしでしょうか。私はそろそろこの空気に塵が舞っているのが目に見えるような、汚い東京の空気に辟易としてきました。あ~、田舎に帰ろっかな~・・・。東京の空気は嫌いだ。こんなところでまともに人が生きていけるとは思えん。そら人間歪みもしますわな。

 ・・・と、わけのわからん前置きをしてまいりましたが、今久しぶりにMDラックの奥から椎名林檎の1stアルバムを引っ張り出して聴いています。いや、なんだか最近アルバム出したのかなんなのか、コンビニで『幸福論』とか流れてるんですよね。それで何となくまた聴きたくなって発掘した次第です。一時期かなりハマってましたからねぇ(笑)。この1stが出た頃は私に限らず周囲でやたらに流行っていた気がします。そういや椎名林檎が来た学園祭のライブも大人気でした。

 まぁまぁこうして改めて聴いてみると、やっぱり何か妙にカッコいい椎名林檎でございますが、何処がそんなに魅力的なのでしょう?アナーキーな歌詞やはすっぱな歌いっぷりなのでしょうか?私は独特のリズム感とダイナミクスに思わず耳を奪われてしまうような気がするのですが、まぁ敢えて深く突っ込んで聴くようなものでもないのでそれ以上は突っ込まないでおきましょう。

 時の流れと空の色に何も望みはしないように・・・

2002年7月15日月曜日

体調不良

 さてさて、先週末も風邪で寝込んでいた私ですが、この土日も寝込むほどではないにしろ、またもぶり返してきた風邪にやられ、結構ふらふらな状態でゴホゴホ咳をしながらくたばっていました。早くよくなりたいものです。

2002年7月11日木曜日

台風早退

 今日は久しぶりにデカイ台風が夜半に関東を直撃するとのことなので、それにかこつけて「暴風雨に巻き込まれない内に帰らせていただきます!」と言い切って早めに仕事を切り上げてきました。そして、少しギターを弾いていました。

 ここ二、三週間くらい私が弾いている新曲は(といっても最近色々な曲に手を出すもののあまり完成させてはいないのですが)、まずヴィラ=ロボスの『エチュード12番』、そして何とソルの『魔笛』です。ああ、何ということでしょう、私が古典期のあんなに明るく爽やかで軽快な曲を弾くことになるなんて!!! ・・・といってもまぁ、何となく弾きたくなったから弾いているだけのことなのですが。『魔笛』はまぁ、さすがに簡単な曲とはよう申しませんが、色々な意味で至極基本に忠実な曲なので、演奏会で聴かせられるレベルまでテンポを上げようと考えずにゆっくり確実に弾いていく分には私のようにブランクが空きがちで基礎力の落ちた人間のリハビリにはいいかもしれません。むしろ下手なエチュードよりよさそうです。そしてヴィラ=ロボスの『エチュード12番』、かねてこの日記でも書いたアルバーロ・ピエッリのCDがとうとう届き、彼が弾いているのを聴いて「この曲はヤバイ!」と弾き始めたのはいいのですが・・・。そもそも一部弾き方がわからない。いくつか候補は挙げられるものの、なんかどれもイマイチ現実的じゃないような気がして正解がつかめないのです。ってゆーか、なんで私が持っているあの曲の譜面には運指の指示が一箇所もないのでしょう?ヒントくらいくれって感じです。な~んかピエッリのCD聴いてる分には全部5、6弦をまとめて弾き抜いてるような気がするんだけどな~・・・。誰か私にヴィラ=ロボスの『エチュード12番』教えて下さい・・・。

2002年7月8日月曜日

公開記念日

 さてさて、今日は七夕です。七夕ということは、この『あゆむの雑記帳』の記念日ということです。そう、この『雑記帳』がさくらのサーバに上がって正式公開を始めてから早4年が経過したといことになるのです。おお~、4年ですか。大学生活終えられちゃいますね(笑)。結構な年月になるものです。これも最近日記とBBS以外ほとんど更新が見られないにも関わらず(苦笑)、それでもなお足繁く通って下さる皆様のおかげです。さすがにカウンタが全く回らなくなったら日記の更新すら考えてしまいますしね(笑)。『何もない未来へ』など、続きをせっつかれているものや、温めてはいるものの温め過ぎて腐ってんじゃねーかくらいのネタ等、出したいものはそれなりにあるのですが、なかなか時間に気力が追い付かず・・・。申し訳ない限りです。まぁ、気長に待ってやって下さい。ってゆーか『何もない未来へ』、冷静に考えたら舞台設定って1999年末・・・。そろそろヤバイっすね・・・。まぁまぁ、そんなこんだ色々ありますが、これからもこの『雑記帳』をよろしくお願いします。

2002年7月7日日曜日

ニューキノロン系抗菌剤

 風邪をひいてしまいました。一昨日の夜あまり喉が痛くて眠れないくらいだったので、金曜は朝病院に行ってから出社したわけですが、結局頭はボ~ッとするわ体はだるいは鼻水は出まくるわで全然仕事にならなかったので早めに帰宅。その後ず~っと寝て起きて飯食って寝て・・・、と繰り返していました。今は熱も下がって大分マシにはなっているのですが、復調というにはまだちょっと厳しいですね。何しろ歩く足に全然力が入らず、サンマ定食を完食するのに凄まじいエナジーを要するくらいでしたから。いや~、人間物を食べるのにもやはり体力はいるものなのですな。

 そうそう、今回医者からもらった薬の中に、私に対して出される薬としては珍しく(というか記憶にある限り初めて)ニューキノロン系の抗菌剤が入っていましたね。私がもらう抗生剤/抗菌剤はこれまでほぼ100%セフェム系だったのですが。まぁ、どうでもいいことです。

2002年7月5日金曜日

無題

 常に正解を出す必要はない。だが、問いかけることを忘れてはならない。

2002年7月3日水曜日

『こうもり序曲』編曲進捗

 さてさて、『こうもり序曲』の編曲も350小節目くらいまで終わり、後は短いブレイクの後主題に帰ってひたすら盛り上げていくのみとなってまいりました。いよいよもって「こんなん弾けるか、ボケぇ!?」的なノリになってきたという噂もありますが、まぁそれは多分ただの噂でしょう(←オイ)。いや、実際譜面ヅラは相当シンプルなんですよ、この曲。実に単純極まりない。ただ異常に速いだけです(爆)。後半戦に入りやや編曲にも疲れが見え始めたのか、途中やや校正が必要な感じがする部分はありますが、とりあえず上げてみましたので聞いてみたい方はどうぞ。・・・長ぇ・・・。


2002年7月2日火曜日

初接待

 先週の末に、私は初めて『接待』というものを行いました。もちろんされる側ではなくする側です。取引先の情報システム部の長を始め、4人の方を迎えての接待です。まぁ私は接待する側とはいえ、金は会社から出るわけで、個人的にはちょっと気を使うただ酒なわけでしたが(笑)。しかも二次会はカラオケだったわけですが、そもそも私にカラオケで接待をしろというのも土台無理な話で、思い切り普通に歌って帰ってきたのでした(苦笑)。・・・絶対接待になってねぇ・・・。