2002年9月22日日曜日

バッハの譜面の美しさ

 思えばバッハというのは凄い作曲家です。編曲を実際に行ってみると、彼の曲が持つ完全なまでの構築美はまさに見事という他なく、他のどんな作曲家も少なくとも音の構成という面ではバッハほどの緻密さも美しさも持ち合わせていないように思えてしまいます。またバッハの曲は譜面を作っていくとその音符の配置がただそれだけで見た目的にも美しい。バッハの自筆譜は今も残っていて、それは結構至る所で見ることができたりしますが、彼の自筆譜がまた下手な印刷なんかよりよっぽど丁寧に律儀に書いてあるのです。あれだけ音数が多くて細かい譜面を手であんなに綺麗に仕上げるとは、きっと相当な完璧主義者だったんでしょうね。一体彼は何を思いながらこのような音楽を生み出していったのでしょうか。もし生きていたら、突然押しかけてでも話をしてみたいものです。

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