今日の一言:『そして、今日・・・』
2004年6月29日火曜日
騙された!?
2004年6月21日月曜日
同居人・・・?
クモは色々虫取ってくれるし、あんだけデカけりゃもしかしたら蚊やハエはおろか、あわよくばゴキブリまで食ってくれるかもしれません。で、調べてみたらありましたありました。まさにこいつです!どうやらアシダカグモというらしいです。何と、ホントにゴキブリを捕まえて食べるゴキハンターらしいです。しかもこっちから手を出さなければ人間には手を出さないし、あまつさえ巣を張るのでなく動き回って補食するクモなので巣で部屋が糸だらけになることもない、いいことづくしの益虫というではありませんか!・・・というわけで私はこのMD大のクモと同居を決め込むことにいたしました。人間に害を与えないということさえわかってしまえば、虫の一匹二匹で動じるほど人工的な都会の育ちじゃありません。今もエアコンのところにへばりついておりますが、暖かく見守ってあげることにしました。蚊やハエやゴキをよろしく頼むよ!
2004年6月20日日曜日
癒しとしてのクラシックギター
そもそも、私はいわゆるヒーリングミュージックってヤツが好きではありません。ただ耳当たりがいいだけで、無機質で冷たく、言うなればガラス張りの摩天楼のような非体感的な押し付けがましい美しさが嫌なのです。そして、基本的に音楽というのは心に響くものがいいのだとだけ思っていました。心を揺さぶり、引っ張っていく、力ある音楽。それこそが音楽だと思っていました。だからこそ以前日記でも「力あれ、芸術達よ」と言ったわけです。ところが、そういった心に響く音楽は、受け手の方にも響くだけの空間、ゆとりがなければ響けません。音が物理的に響くのに空間が必要なように、音楽が心に響くのにもやはりゆとりが必要なのです。だから、私がこれまで好んできたような響こう、響こうとする音楽は、疲れて弱ってゆとりがなくなってしまった心では響けません。極端な話、今まさに自殺を考えている人が福田進一の『コユンババ』に感動するなんてありえないでしょう。響く空間をなくしてしまった心には、心を揺さぶる強い音楽ではなく、心に染み入って満たしていく優しい音楽がいい。そしてギターは、その心にしみていくことのできる暖かくて優しい音色を持っていると思うのです。今出回っているヒーリングミュージックみたいな無機質な偶像上の癒しではなく、本当に疲れて弱って、乾ききってカサカサになった心を潤していくことができる音楽がギターでなら奏でられるのでないかなと、そう思い始めました。
自らが強く響こうとする、強い音楽はそれには向かないでしょう。弱った体に強すぎる薬が逆効果なように、強すぎる音楽はかえって心をすり減らします。福田進一のようなスリリングな緊張感や、藤井敬吾先生のような聴き手を飲み込んでしまうインパクトはこの場合ではちょっと違って、デビッド・ラッセルの弾く『目覚めよと呼ぶ声が聞こえ』や『詩的ワルツ集』のような、控えめな暖かさがいいのではないかなと思うわけです。資料的な根拠はないのですが、リョベートなんかは直観的にそのギターの一面を理解していたような気がします。心を癒す水のような役割としてのギター。彼の音楽を聴いているとそう思うのです。
そういえば昔FUNさんが、ギターで音楽療法というかヒーリングみたいなことができればいいと言っていました。音楽とは魂を削って表現し、真摯に全力で向き合って受け取るものだと信じてそれ以外の選択肢を見なかった当時の私は、そのFUNさんの言葉に否定的とは言わないまでも無関心でした。でも、今にして思うのです。ギターには確かにそれができる。私が目指したような魂を削っていく音楽もやはりあるけど、確かな一面としてギターは響くことができなくなった弱った心にも、染み込んで癒していける優しさがある。遅ればせながら、そのことに気付いたわけです。心を揺さぶるのでなく、心に染み込む音楽。私自身がそういった演奏をするか、できるかというのはさておくとしても、他の楽器より優れたギターの一面として、そういった音楽を紡いでいくのは非常に素晴らしいことだと思います。改めて聴いてみると、暖かいですね、ギターの音って。等身大の人のぬくもりという感じがします。また、この楽器が好きになりました。
2004年6月19日土曜日
2004年6月14日月曜日
回帰
2004年6月13日日曜日
小さな失敗
気持ち良さそうです。何だか妙に気持ち良さそうです。「・・・30分くらい仮眠とってから行くかぁ」と、私はおもむろに布団に入りました。布団の中はぬくぬくと、非常に大変気持ちが良いです。お腹も一杯、外は静か、そして布団は暖かい。最高です。「やべぇ、このまま引きこもりてぇ・・・」と思いました。会社なんて行くのやめて、このままのんびり布団の中でぬくぬくしてたいなぁとか、そんなことを考えていました。考えていました。考えて、・・・いたはずです。気付くとあら不思議、時計の針は随分進んで、なんと17時半でした。17時半!当然そこから出社などする気も起きません。ぬくぬくとした布団の中で、ただ無為に過ごした休日でしたとさ。
・・・切腹っっっっっっっ!!!!!!<
2004年6月12日土曜日
スイッチOTC
最近は巷にスイッチOTCと呼ばれる類いの市販薬が増えてきました。OTCとは"Over The Counter"の略で、カウンター越しに買える、つまり薬局で買える薬品一般のことを指します。「そんなん言ったら処方薬だって処方箋があれば調剤薬局でカウンター越しじゃい!」とかそういう大人げないツッコミを入れてはいけません。で、スイッチOTCとは元々は処方箋がないと買えない医療用医薬品に指定されていたものが、処方箋なしで買える一般用医薬品にスイッチされたということで、特に区別して呼ばれているのです。元々処方薬にしか許可されていなかった成分が入っているわけですから、そりゃスイッチOTC薬は効きます。通常同じ系統の一般のOTC薬より遥かに体感効果が高いです。例えば私も腱鞘炎の際よく使う消炎鎮痛成分インドメタシンを含むバンテリン、頭痛発熱によく効く解熱鎮痛成分イブプロフェンを含むイブAやベンザブロック、たん切り成分塩酸ブロムヘキシンをウリにしているパブロンSや、最近CMでよく見かける塩酸ブテナフィン配合の水虫薬ブテナロック、H2ブロッカー配合の胃腸薬ガスター10等、これらは全て元々医療用でしか使えなかった成分を含むスイッチOTC薬品です。その他たくさん、今、町の薬局の棚を見渡せば相当数のスイッチOTC薬を見つけることができます。まぁ、悪くはないかなと思います。確かにこれらの薬品は効果が高いのですから。
とはいえこのスイッチOTC、元々処方箋がないと買えなかったということにはそれなりの理由がやはりあるもので、従来のOTC薬に比べるとやはり副作用が強かったり取り扱いが難しかったりというのはあるようです。中にはイブプロフェンのようによく効くし副作用も少ないというのもありますが、H2ブロッカーのように多少なりとも物議を醸しているスイッチOTCもあります。ガスター10等の胃腸薬に使われるH2ブロッカーは、ヒスタミンH2受容体にヒスタミンが入るのを阻害する成分の総称で、具体的に現在スイッチOTCとして出回っている成分はファモチジン、シメチジン、ラニチジンの3つです。これは従来の胃薬と違って、そもそも胃酸が出る仕組みの根っこの部分を抑えてしまうので、胃酸過多や胃潰瘍にはそりゃもう従来のOTC薬とは比較にならんくらいよく効きます。このH2ブロッカーが出てきたおかげで胃潰瘍や十二指腸潰瘍で手術をする人が激減したという事実があるくらい文字通り劇的に効きます。ですが、さすが物議を醸すだけあってこのH2ブロッカー、なかなか癖がある成分です。
第一に、稀にではあるが重い血液障害を起こすことがあります。血小板や白血球を減少させてしまう副作用が出るケースがあるのです。これはステロイド剤や抗がん剤で現れる副作用(の一つ)としても知られている現象で、H2ブロッカーは稀にではありますがそれを引き起こすことがあります。次に、他に薬を内服している場合、H2ブロッカーは相性をかなり選びます。場合によってはどちらかの薬の作用が強く出過ぎたり弱くなったり、とかく飲み合わせにはうるさい薬です。基本的にH2ブロッカーはそれだけで飲むのがいいでしょう。
というわけで私は余程症状が重くない限りH2ブロッカーはお薦めせず、大正漢方胃腸薬辺りに絶大な信頼を置いているわけです。とはいえまぁ、スイッチOTCといってもそこまで物議を醸しているのは実際このH2ブロッカーくらいなので、後のものは比較的安心してお使いいただけるかなと思います。まぁ、薬なんでそりゃ個人の相性ってのはありますが。バンテリンには私もよくお世話になります。ただ、スイッチOTCは元々医療用の強い成分です。よって、これが効かなかったらいよいよもって他の市販薬では通用しないと思って間違いないでしょう。スイッチOTCを試してみて症状が改善されない場合は、もう何はともあれ医者に行くことをお薦めします。
2004年6月10日木曜日
夜を這うもの
雨上がりの黒く濡れたアスファルト
飲み屋のネオンが照らす道を
チャバネゴキブリが歩いていた
水に足を取られるのかなんなのか
体を重そうにのそりのそりと
そんなゴキブリを詩にするなんて
なんだかチャールズ・シミックみたいだと苦笑しつつ
少なくはない人通りの下を
かいくぐるように這うゴキブリを思い出す
暗い夜に黒い道路、漏れた光に浮かぶゴキブリ
誰も気付かずにまたいで過ぎ去り
ゴキブリはゆっくりと前に進む
僕は気付いて足をかわして
ゴキブリはゆっくりと前に進む
東京の夜の雨上がりに
濡れた黒い道を進むゴキブリ
2004年6月9日水曜日
2004年6月7日月曜日
2004年6月6日日曜日
最低の一日
昨日は朝一番から、珍しく営業の人と一緒に客先に出向いての製品デモ。私は普段客先に行くとは行っても、受託開発の打ち合わせや現地作業など、要は注文もらってからのことがほとんどで、受注前にデモのために出張ることはあまりないわけです。が、昨日は先方の情報システム部の技術者の方が数人来て話をするとのことなので、私が突如引っ張り出されたわけです。朝八時半くらいに会社に着き、ドトールでテイクアウトで購入してきたアイスコーヒーを飲んでテンション上げます。九時半前に営業と待ち合わせ客先へ。地下鉄を乗り継いで先方の会議室へと足を運んでみたら・・・。なんと、技術者が数人どころかいつもウチの営業の人と話してるという担当の人一人のみ。しかもその人は以前に一度デモを見ているということ。「オイオイ、あまりに状況が違うなぁ」と思いつつ、それでも打ち合わせに参加していると、営業が私に「それではデモを」とか言ってきます。「え?デモ?」って感じでした。「だって一回見てるんだろ?今大体補足説明もしたじゃん!この上一体何をデモしろと!?」と軽くパニックに陥りながら、それでも上辺だけは冷静に、とはいえ我ながらなんとも要領を得ないデモをして、無理矢理話をまとめて客先を後にしました。この話を持ってきた新人の営業君は、先輩(といっても私と同期)の営業に「だから前日には必ず電話入れて確認しろって言ってるだろ!これで一緒にいたのが俺じゃなくて○○さん(彼らの上司)だったら今頃そこの川に浮いてるぞ、オマエ。次やったら殺すからな!」と怒鳴り散らされ、私には平謝り。営業は営業で大変だなぁと、こういうのを見る度思いますね。営業は社内でもちょっと先輩に対する敬語が間違ってただけで折檻ものですから。我々開発からすれば信じられない文化です。
とはいえ、この日もここまでは多少へこんだとはいえ、まぁまだよかったのです。この日は午前中は営業同行、午後三時からはまた別のお客さんのところで打ち合わせの予定でした。一旦会社に戻る地下鉄の乗り換えの時、ふと会社携帯を見てみると、会社から、午後行く予定のお客さんの担当から、グループ長から、別の営業の人から、経理の人から、とかく色々な人から電話が入っています。「ん~、何が起こってるのかわからんが、とりあえずどこから連絡つけようか?」と悩んでいると、また会社から呼び出しがかかります。出てみると、午後から行くお客さんのところでシステムトラブルが発生、現場の情報システム部の人だけではどうにも復旧できないから、早く連絡をくれとのこと。私になかなか連絡が取れず、たまたまそのお客さんからの電話を受けたウチの新人さんは「状況わかってるんですか、アナタ!?」と思いっきり怒鳴りつけられたとか。どうも怒声が飛び交う一日のようです。とりあえずその場でお客さんに連絡、やはり電話じゃどうにもならないと見切りを付け、現地に速攻向かうことに。そしてその前に、「経理からの電話はどう考えてもこの件じゃないよなぁ」と連絡してみると、別のお客さんに郵送した請求書がまだ先方に届いておらず、事務手続き上絶対今日必要だから手で持ってきてくれという伝言。がっくりきました。他のお客さんのところでシステムトラブルが起きてるのに、わざわざ請求書を運ぶためだけにそちらに行ってる時間はとてもありません。ここはとりあえずそのお客さんと面識のある後輩を遣いに走らせ、私はトラブルの現地へ。30分くらいでどうにか復旧させた後は、三時から始まる打ち合わせまでの間ひたすら原因の究明です。その作業はビルの17階でやっていたのですが、三時からの打ち合わせは3階で。時間になって、私は「打ち合わせが終わったらまた戻ってきます」とその場の情報システムの人に告げ3階へ。ところが一時間半くらいたったらまた17階に緊急で呼び戻され、そっちを沈静化させたらまた3階へ。打ち合わせが終わったらまた17階へ。そしてそれも終わったら会社に戻って障害報告書の作成です・・・。目まぐるしいったらありゃしない。久しぶりにゾクゾクするくらいのビッグトラブルと、クラクラするくらいの処理事項の多さに、とにかくもう疲れましたね。最低の一日でした。そして今日もその余波で、休日出勤で事後処理をしていましたとさ。どっとはらい。
2004年6月2日水曜日
接客の基本?
店員:「お支払いは今日なさいますか、それとも後日になさいますか?」
ayum:「ん~、どっちでもいいですよ、楽な方で」
店員:「こちらとしてはどちらでもいいんですけど」
この台詞を聞いた瞬間プチンときましたね。何がいけないって、こちらが「どちらでもいい」ということは、要は「考えたくないからどっちがいいか提案してくれ」ということです。頭使いたくねーよ、そんなとこという意味です。なのにそれに対し何の提案も返すこともなく「どちらでもいい」と返してくることで、あの店員はお客に対して余計な選択のストレスを与えているのです。あり得ない!よくそれで接客業が勤まるものです。
よくできる飲食店の店員はあいた食器を下げる時、「お下げしてよろしいですか」と「お下げしますがよろしいですか」の言葉の違いに気をつけます。選択というのはストレスです。接客業の店員はそのストレスを極力お客に与えないよう、かといって押し付けにならないよう、常にソフトに提案の手動を握りながら対応をしなければならないのです。しかるに、客が「どちらでもいい」と言ってるのを「どちらでもいい」と返すとは何事か!あれほど「仕事できねーな、コイツ」と苛立たせられたのも久しぶりです。結構年配の女性だったのですが、それだけ仕事してまだこんな基本も理解できてないんでしょうか。これが会社の後輩とかだったら怒鳴り飛ばしてるところです。とにかく私は、こんな仕事できないヤツに金払うのが嫌だったので、支払いは後日ということにしてその店を出ましたとさ。次行った時も同じ人が応対だったらどうしよう・・・?
・・・少しカルシウムが足りていないようです。