2006年1月29日日曜日

ハードな日常と一目惚(?)の『甘ったれクリーチャー』

 年が明けてから土曜日はすべてフル出勤、日曜も結構仕事、平均睡眠時間は3,4時間という割に素敵な日常を過ごしている私ですが、今日も今日とて朝7時半出社でメンテ開始、19時半までフルに仕事してました。ちなみに前夜は終電(0時19分渋谷発)帰宅です(笑)。とはいえ今日で大きな山は一つ越えたので、月曜にもう一つ大きな山を越え、2月中旬までかけて中くらいの山を3つ超えれば、やっと少しは落ち着けるだろう目処が見えてきました。ん?見えてきた、・・・のか、これは?

 というわけで肉体的な疲れはともかくとして、集中と緊張を強いられる日常のストレスはやはりどこかで解消しなければなりません。先週は『ポーラ美術館の印象派コレクション展』に行ってきましたが、今週は20時くらいに日吉に着いてから駅と一体化している東急デパートの本屋と古本屋を巡っていました。取り立ててお目当てがあるわけでも、今日は実際何か本を買ったわけでもないのですが、本屋というのは個人的にはとても落ち着く場所なのです。まぁ本は人よりは読む方だとは思うけど、本の虫という程ではない私ですが、でも本に囲まれていると落ち着くのです。そんな家庭環境だったせいでしょうか(?)。私の場合は立ち読みもほとんどせず、表紙や背表紙や本屋さんのアピール文なんかをのんびりと眺めながらフラフラと店内をさまようだけなのですが(苦笑)。

 そしてとりあえず毎週のように立ち寄っている古本屋に行って何かいい本入ってないかなと物色しているとき、ふと骨太な音を出しているエレキギターの音に耳が止まりました。真空管特有のざらついているのに暖かなオーヴァードライブ。その図太いサウンドのギターリフにと裏打ちを刻むハイハットに乗る哀愁を含んだヴォーカルのメロディー。そのBGMを聴いて一瞬で「ああ、凄くカッコいい曲だな」と思いました。最初はその音と雰囲気からDIZZY MIZZ LIZZYかなと思ったのです。彼らのアルバムは一枚しか持ってないし、まぁ俺の知らない曲なんだろう、と。ところが、よく聴くとなんと歌詞が日本語です(爆)。何というか、特に大学に入ってクラシックやら民族音楽やらが普段接する音楽のメインになってから、どんどん歌詞を聴かなくなっていっている感じです。メッセージ性なら詩に持たせるのではなく音で出せという、ある意味酷な要求を突きつける嫌な聴き手です(爆)。とはいえその曲、もの凄くカッコよかったのです。よく聴くとなんか何処かで聞いたような声。どこかで聞いた声なのです。必死で思い出しました。

「・・・草野マサムネじゃん!?」

 そうわかったのはいいのですが、次には混乱が私を待っていました。スピッツをちゃんと聴いていたのなんてフェイクファーをレンタルで借りたくらいが最後です。そもそもCDなんて一枚も持ってません。「あれ?スピッツってこんな骨太なギター弾くバンドだったか?」。マサムネがスピッツとは別に作ったユニットかなと本気で思ったくらいです。何しろマサムネはあの独特の声質。一度わかってしまえばまぁまず間違いようがありません。とすると『空も飛べるはず』や『愛の言葉』、『スパイダー』、『不死身のビーナス』、『チェリー』といったような私が知るスピッツでは、この重さのギターは正直ありえない。これは何だ!? って話になります。結局店内で本の物色そっちのけで一曲聴き切った私は、カウンターの方に歩いて行って今かかっているCDを確認します。『スーベニア』。・・・結局スピッツかよ!? 「こんなに重いギター弾くバンドだったっけ?」という思いはともかく、私はその古本屋を後にしてTSUTAYAへ向かいます。中古CDも売っているそのお店、本来はそこで買って行くべきなんでしょう(苦笑)。ごめんなさい・・・。

 無事にTSUTAYAで『スーベニア』をレンタルできた今、部屋ではかなりのヘビーローテーションでその一目惚れの曲だった『甘ったれクリーチャー』がかかっています。ん~、やっぱりカッコいい。ほとんど他の曲そっちのけです(爆)。絶対カラオケで歌ってやろうと思うわけですが、この曲って音の割に歌詞が何かちょっとはずかしいなぁ・・・。

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