2006年8月21日月曜日

熱闘!甲子園

 公約通りTVで観てました、甲子園の決勝 駒大苫小牧VS早稲田実業。結果は皆さんもご存知の通り延長15回の末に両者譲らず引き分け再試合なわけですが、いやー、実に緊張感のある素晴らしい試合でした。駒大苫小牧の田中投手と早稲田実業の斎藤投手、両エースの投げ合い。お互い一歩も譲らない気迫のぶつかり合いは甲子園ならではの熱さがあります。「こういう投手戦は大体ただ一振りだけで明暗が分かれることが多いからなー」とずっと思っていた私は8回に斎藤投手がホームランを打たれた時に「ああ、これは決まったか」と思ったものですが、しっかり早稲田実業もその裏に3番・4番の活躍で同点に返し、そのまま延長に突入。その後もお互いに満塁のピンチを迎えるも乗り切り、結局1対1で引き分けに終わりました。

 それにしても凄いのは早稲田実業の斎藤投手。甲子園をずっと一人で投げ抜いてきた上に、今日も当然のように連投で先発、そして延長15回を一人で1失点16三振で完投。早稲田実業を支える文字通り不動のエースです。マスコミは『クールな豪腕』というコピーで紹介しているようですが、地方予選決勝の日大三高戦から見ていると彼のここ一番での勝負魂は全然クールどころじゃない。ピンチになればなるほど気迫が増し、ここ一番を140km台後半の速球と切れ味鋭いスライダーで片っ端から打者を三振に切って落とす姿は修羅のようです。本当に、ピンチの時にはほぼ必ずもの凄い球で打者を三振に取ってしまうのです。凄まじく強いハートを持っています。確かに表情は大抵涼やかですが、根は恐ろしく負けず嫌いなのでしょう。今日も最後延長15回、2死を取った後迎えた駒大苫小牧4番の本間選手を相手に170球を投げてきた斎藤投手が立て続けに140km後半の速球を5つも投げ込むのです。ここまで連投してきて、延長15回を投げた投手がまだ147kmの速球を投げるのです。凄まじい体力と気力ですよ。そして本間選手を最後フォークで三振に切って落とした際のガッツポーズ。珍しく気迫を表に出したそのシーンに背筋がゾクッとしたものです。凄い。凄まじい精神力です。

 明日午後13時からの再試合、仕事がある私は生で観ることができないのが非常に残念です。連投の疲れに、後ろに控える投手の有無など、斎藤投手、ひいては早稲田実業には不利な条件が揃っている再試合、できればこの試合中にケリを付けたかったというのが早稲田実業側の本音でしょう。今日の疲れは当然明日にも大きく影を落とすことと思いますが、それでも斎藤投手はやはり先発で投げてくるでしょう。逆境に負けず、是非優勝旗を手にしてもらいたいものです。たまたま東京MXテレビで早稲田実業VS日大三高の激戦を観て以来、早稲田実業は応援しているのです。

 ・・・しかしおかげで、甲子園を観ながら少しずつリハビリを始めようと思っていた仕事はまったく進まず、中継が終わってから本格的に始めるハメになったとのことです(苦笑)。


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