2007年7月1日日曜日

子供がいる生活

 妻と娘が佐賀からウチに帰ってきて、早一週間が過ぎました。先週土曜はウチに妻の両親と私の両親も泊まっての祝宴。日曜は川崎に住んでいる叔母にも協力してもらい、7人+赤ちゃんで大倉山の熊野神社にてお宮参りをしてきました。熊野神社は由緒は正しいが最近改装されたばかりでお宮は新しく、そして何より空いていて落ち着いている。でも祈祷はちゃんとしてくれる神社で、ストレスもなくあっという間にお宮参り終了。人もほとんどおらず、お宮参りの参拝者も私達の他にもう一家族しかいなかったので、参拝後もお宮の前で皆で記念写真を撮ったりと、ゆっくりお参りしてきました。なかなかよかったです。ちゃんとお札ももらえましたし(まぁ、当然か)。あれでBGMの雅楽がCDでなくて生演奏だったら最高だったのですが(笑)。

 そしていよいよ妻と娘と3人での生活です。夜の帰りがひどく不規則な私は、朝に子供を風呂に入れてから会社に行くという選択肢を取りました。自然、朝が一時間程度早くなります。そして夜は(ウチの娘は比較的おとなしい方らしいですが)3時から4時くらいに一回は起きてミルクをくれと大泣きする赤ちゃん。そこから一時間くらいかけてミルクをあげて寝かしつけるので、睡眠時間は格段に削られます。いやー、疲れますね(苦笑)。育児もなかなか大変です。

 そして土曜である今日は妻を買い物にやって、日中私が一人で赤ちゃんを見ていたのですが、これがなかなか大変です。アメリカの査定企業が子育て専業主婦に賃金を払うとしたら妥当な年収は1,600万円という調査結果を出していましたが、なるほど、こいつは精神的にも肉体的にも重労働です。疲れという意味では会社に行ってた方が楽だな、とか思ってしまいました。

 話は少し変わりますがこの一週間、子供が泣いたり寝付けなかったりする時に色々と音楽を聴かせてみていました。バッハ、モーツァルト、ビーバー辺りを中心にアーリーバロックからモーツァルトまでを試していたのですが、その中でいくつかわかった傾向があります。
・音楽をかけると赤ちゃんなりに聴いてはいるようだ
・協奏曲や交響曲よりは独奏から弦楽四重奏くらいが好きらしい
・ピアノよりはヴァイオリンやギターが好きらしい
そんな中で、特にお気に入りのCDは今のところ次の2枚です。
『J.S.Bach Cello Suites』Jaap ter Linden
『Bach on Lute Volume. 3』Nigel North

 前者は古楽器のチェロ(現在のものと違いガット弦)奏者の第一人者で、A.マンゼとの活動で知られるテア・リンデンが弾く無伴奏チェロ組曲の全曲集。タワレコでBRILLIANT CLASSICから出ているこの盤の廉価版が2枚組680円で売っていたので買ってきたのですが(Amazonでは廉価版が見つからなかったのでリンクは正規版)、これが素晴らしい当たりでした。古楽器の響きも、ゆったりと情感溢れる演奏も素晴らしい。ウチの子はお腹の中にいる頃からよくこのCDを聴かせていたのですが、やはり今でもこのCDを聴くと落ち着くようで、よく寝てくれます。

 後者はリュートで演奏される、同じく無伴奏チェロ組曲。ウチの子、無伴奏チェロ組曲が好きらしいです。鎮静作用としてはこちらのCDの方が優れているようで、最初のチェロ組曲第一番の『プレリュード』が終わる頃にはもう大体興奮も収まってうとうとしていてくれます。このCDはリュートによる演奏自体も素晴らしいですが、その素晴らしい録音・マスタリング技術によりオーディオマニア受けが非常にいいLINNレーベル、やはり音が実にきれいに再生できます。

 どちらも子供に聴かせるにも自分が聴くにもお薦めの一枚です。子育ては大変だということが早くも実感できているわけですが(苦笑)、子供も大人も癒されるこういった名盤を見つけつつ、自分なりに頑張っていこうかと思っております。

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