あのHPでは色々なことを書き、様々な人から反響があり、色々な形での交流があった。学生時代も、社会人になってからも、自分自身のランドマークとして、変な話随分と助けてもらったものだ。その内容はこの現『ayum's note - あゆむの雑記帳』にも引き継がれているが、あの当時の姿はもう見れなくなってしまった。もちろん、私のマシンの中にはデータが残っているので見ようと思えば見れないことはないけれど。
このようにして、時は移る。昔のなじみは少しずつ消えていき、新しいなじみができる。悪いことではない。それは前に進むということ。だが、消えていったなじみをほんの少し懐かしむことも、それもまた別に悪いことではないだろう。
明日はお盆だ。ご先祖様が一年に一回、里帰りをする日だ。ウチの実家では今も祖父(曾祖父だったかもしれない)が作った手作りのおしょろ様を13日に組み立て、飾り付けをする。いわゆる精霊棚だ。そういえば、祖父が亡くなる前の夏、祖父とこのおしょろ様を組んだ。「(父が作ると)いつもここが間違ってるんだ」と言い、肺を病んでいた祖父は大きくふうふうと息を吸いながら、このおしょろ様を組み立てていった。その祖父も、今はその棚に里帰りする人となってしまった。
今年もまた、お盆が来る。私にとってこの時期は色々なものを懐かしむ時だ。新潟の夏の、どこまでも平坦な水田の緑と川の景色は、私に色々なものを思い出させる。その意味で、いつからだろう、夏は四季の中で一番寂しい季節になってしまった。
そう、今年もまた、お盆が来る。
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