2009年4月23日木曜日

胃カメラ

 今日、胃カメラを飲んだ。今回初体験だったわけだが、あれは軽く拷問だ。虐待だ。正直、あんなに酷いものだとは思わなかった(苦笑)。


 検査室に入ると、とりあえずまず胃の中の泡を消す薬を飲む。次にカメラを飲む際の痛みの緩和のために麻酔を口に含むわけだが、そもそもこれが最初からなかなか楽じゃない。お世辞にもおいしいとは言えない麻酔薬のゼリーを口に含んで、飲まないでそのまましばらくと言われる。言われるが、麻酔だから当然口の中も痺れてくるし、少しずつ喉の奥に滑って落ちていく。まずここで嗚咽一回。それでもまだ耐えられる程度に軽く吐き気を催す。

 さらに酷かったのが次の喉の麻酔。よくある喉スプレーみたいなやつで喉の奥にプシュッと振りかけるわけだが、これがまた強烈で、二、三回やられたところで思いっきり嗚咽。涙目で咳き込む羽目になってしまう。それでもまだ足りなかったらしく、「じゃあこれはちょっと休憩ね」とか言いながら、サクッと腕に胃の動きを抑える注射を射たれる。まぁこれはただの注射なのでどうということはない。その間、「歯磨きとかしててもよく吐きっぽくなりますか?」とか聞かれたが、それはもう毎朝のこと。吐きっぽさには定評がある。そしてもう一回喉に容赦なく麻酔スプレー。そしてまた咳き込む。これはもうたまらなかった。

 そして喉を通る胃カメラはもう違和感ありまくり。胃に到達するまでの間、何度も嗚咽してしまい、「ウッ」とか「オェッ」とか言いながら涙目で検査を受ける。胃液を吸われれば何か胃がキュウッと縮まるのもわかるし、たまにカメラが胃壁に当たっているのも感じる。グリグリと。それがまたなかなか気分が悪い。ようやくカメラが抜かれた直後は、喉の麻酔のせいもあってまともに喋ることすらできなかった。あれば酷い。

 そしてしばらくは喉の麻酔が効いているおかげで、よだれが器官に入りまくりで何もしてなくても咳き込む咳き込む。俺は、風邪じゃないんだけどな、と思いながら、必死で落ち着くまで耐えていたとのことです。

 まぁ、病院側としては痛みがないように麻酔してくれたんだろうし、対応はそれなりに丁寧だったんでしょうけれども。検査室に入っていった時かかっていたBGMは何故かベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番『皇帝』第1楽章だったし。演奏が誰かは知りませんが。ともあれ、胃カメラ検査は軽く虐待です(苦笑)。冷静に考えてみれば生きてる人間の器官に管通そうってんだから、そりゃあ大変ですわな。ともあれ、できれば避けるに越したことはないしんどさがある検査だということがわかりました。胃カメラ。

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