2006年2月27日月曜日

どうももう一つなクラシック

 久し振りにCDで交響曲を聴いた。といっても聴いたのはモーツァルトの交響曲29番・25番・35番『ハフナー』。レーナード・バーンスタイン指揮のウィーンフィルだ。後のベートーベン以降の交響曲と比べるとどうしてもスケールの小さなモーツァルトのシンフォニー(それは楽器編成上という意味で)。これらの曲だけで交響曲、ひいてはオーケストラを語るのは間違っているのかもしれないが、ともかく筆を進めよう。

 このCDは学生時代、いつだったかとにかくBKCの演奏会に行く前、京都駅地下街ポルタのJEAUGIAで買ったCD。当時バーンスタインが好きだった私は、彼が指揮するモーツァルトのシンフォニー25番を見つけて、嬉しくなって買ったものだ。実際聴いてみて、やっぱりカッコいいと思った記憶がある。ところが、今聴くとこのCDが物足りない。シンフォニー25番が全然カッコよく聴こえない。それどころか、その演奏は"私が嫌いなクラシック"そのものだった。なるほど、価値観は変わる。

 気に入らない点は何かと言うと、正直それは一点だけだ。言葉で言うのは簡単だ。「リズムが生きてない」。以前にもこの日記でクラシックに対する苦言として提示していた、その一点だ。だが、それだけで音楽の魅力は激減する。モーツァルトというのはメロディーの天才だ。彼以後の作曲家が数小節を費やしてメロディーを構築して行くのに対し、彼はわずか数個の音だけであっという間に聴いているものの印象に残る旋律を作り出す。その最たる例が交響曲41番『ジュピター』の最終楽章のフーガの旋律であり、K.563の弦楽三重奏のためのディベルティメントの最終楽章であろう。ところが、そのモーツァルトの美しい旋律を聴かせるのにあまりに集中しすぎるためか、全然リズムが生きていない。ただ優雅に聴かせるだけで、リズムの変わり目に対する意識がまったく甘い。特にシンフォニー25番は拍子こそ変わらないものの、リズム的には全体を通して裏打ちの面白みを活かしながらテンポもほとんど変えずに、それでも大きく2つのリズムセクションに分かれて曲が進行する。そのリズムの境目や、あるいはリズムの聴かせ方が、音のエッジが生温くて正直リズムの輪郭がぼやけている。のんびり音が立ち上がって来るバイオリンやビオラといった弓で奏でられる弦楽器の特性上仕方ないという見方もあるが、そもそもクラシックでは響きの美しさに対する感覚に比べてリズムに対する意識が相当甘い。勇壮さを醸すのにオーケストラの音の厚みに頼っているようじゃ私に言わせればそもそも話にならない。生きたリズム感さえあれば人を引っ張る力の厚みなんて自然について来る。どうもやはり、今のクラシック音楽というのは音楽の魅力を伝えるという事に関して間違った方向に進化を続けて来たような気がしてならない。以前にも言った。旋律という音楽の美しい肢体は、リズムという血が通って初めて躍動する。クラシックの演奏家は、もう一度その事を考えてみてもいいのではないだろうか。

2006年2月26日日曜日

来客の前に

 今日はこれからシノさんがウチに泊まりに来る。ので、しばらく荒れ放題になっていた部屋を掃除して半日が過ぎて行った。年が明けてからあまりの忙しさにかまけて放置しっぱなしの部屋である。その汚さは今思うと本当に自分の健康が心配になるくらいの凄まじいものだった。とりあえず色々なものを捨てて、段ボールをバラし、溜まっていた食器(主にグラス)を洗い、台所のつまりを直し、便所を掃除し、風呂場にカビキラーをかけ、出しっ放しの各種書類や本をしまい、机の上を整理し、掃除機をかける。なかなかの作業だ。何とか、「まぁよかろう」というレベルまでこぎつけた。「きれいになったな」ではない。あくまで「まぁよかろう」だ。まぁシノさんとしても別に俺の部屋が汚れているくらいは想定の範囲内だろうから、別に今更ピカピカにはしなくてもよいだろう・・・、と自分を慰めつつ、多少はマシになったこの部屋で日記を更新しているわけです。

 さて、焼鳥を食べに行くのはいいけれど、まだ待ち合わせが決まってないな。どうしよう・・・?

2006年2月20日月曜日

もう少し

 自分の中に何かをインプットして行くよりは、自分の中から何かをアウトプットして行く方が遥かに多かったここしばらくの日常。下がった水位がまた満ちるのは、さすがに一日二日じゃ無理なようです。

2006年2月19日日曜日

ほっと一息

 先に書いたように先週・今週と地獄のような納品ラッシュ。毎日終電や深夜バスで帰った後さらに朝方まで家で仕事という過酷なスケジュールを乗り越え、この木曜・金曜の名古屋出張及び本日午前中の社内会議を最後に何とか無事に乗り切った感があります。まだ2、3残務は残っているのですが、まぁ一番大きなプロジェクトをほぼノートラブルで納めた今となってはその程度は一日でカタが付きます。はぁ、やっと一息です。年が明けてから走り続けて、今週を無事に乗り切れば何とかなると信じ続けてやってきた中で本当に今週ですべてを落ち着けられたのは素晴らしい事です。頑張ってくれた優秀なチームスタッフに感謝。彼らがいなければ、彼らでなければ、とても今週では落ち着かなかったでしょう。昔から、私は人の運だけはやたらに強いようです。

2006年2月13日月曜日

無題

 正月以来初めてギターを弾いた。今年に入ってからほとんど休みのない日々が続いていたため、日曜の午後から休みとかでも洗濯やら買い物やらの雑事に追われてしまいギターを弾く時間がなかったのだ。基礎連、過去に弾いた曲に指を置き直し、新しい曲の譜面を見る。やはり弾く場が見えていると気合いも違ってくる。とりあえずは今月中に暗譜くらいしたいところだなぁ。

2006年2月10日金曜日

さすがに、

 今週と来週二週間の間にで大小様々の8つのプロジェクトを納品するってのは、さすがにちょいと無理があるようです。納品ダブルヘッダーとか余裕であるしな(爆)。

2006年2月1日水曜日