2003年4月30日水曜日

本日のお買い物-バーデンパウエル、他

 タワーレコードでCDを買い出してきました。今日買ってきたのはざっと4枚。Michael Hedgesのライブ盤『Live on Double Planet』に、バーデンパウエルのユニバーサルミュージック時代の音源を集めた(と思われる)『O Universo Musical de BardenPowell』、NAXOSから出てるブローウェル作品集の第3弾、クラウディオ・アバド指揮の『ボレロ/亡き王女のためのパヴァーヌ』です。いよいよもって買うCDのジャンルに節操がなくなってきました(笑)。こんなラインナップでまとめてCDを買っていく人間などそうはいないでしょう。ギターさえ入ってれば何でもいいのか、って感じですね。・・・う~ん、実際何でもいいのかも知れない???

 まずはクラシックギター弾きとして、NAXOSの『ブローウェル作品集』第3弾に触れてみましょう。・・・実はMichael Hedgesとバーデンパウエルを先に聴いててまだ聴いてないのですが(←オイ!)、今回はグレアム・アンソニー・デヴァインというギタリストが、比較的ブローウェルの中でもマニアックな領域の曲を弾いてます。・・・いや、そうでもないか。コボの第1弾の方がマニアックかも。まぁリカルド・コボが弾いた第1弾以来、非常にレベルの高い内容が続いているシリーズだけにきっと今回もあの妖しさ爆発なブローウェル・ワールドを堪能できることでしょう。曲目は『ソナタ』、『3つのラテン・アメリカ風小品』、『悲歌』、『組曲第2番』、『エリのためのパッサカリア』、『鐘の鳴るキューバの風景』、『オリシャスの祭礼』、『11月のある日』。個人的に注目は『3つのラテン・アメリカ風小品』と『オリシャスの祭礼』でしょうか。あの『天使の死』を第1曲として擁する『3つのラテン・アメリカ風小品』(俗に『天使の死』ブローウェル編と呼ばれているものは実はこの組曲の第1曲で、正式名称は『ピアソラのタンゴによる変奏曲』)は、実は3曲とも凄くカッコいいのです。私は『花祭り』と同じフォルクローレ調の空気を持つ第3曲『Danza del Altiplano』が弾きたくて、学生時代譜面を探すも見つからず・・・。私が知る限り同組曲を全曲レコーディングしているのはフレイビオ・クッキだけですが、ここに新たな演奏が加わる形になります。さ~て、どんな演奏を聴かせてくれるのでしょうか?そしてアルヴァーロ・ピエッリに献呈された『オリシャスの祭礼』は、意外に録音が少ない結構レアな曲。献呈されたピエッリ本人と、あと誰が弾いてるんだろう?高田元太郎氏がコンサートで弾いていたという情報は入ってきてますが。とにかくブローウェルらしい不吉に妖しいこの曲も注目でしょう。

 そして今日買ってきたバーデンパウエルのCD、これがまた凄くいい!基本的にライブ音源なのですが、この中の『サンバ・トリステ』が切れまくってる!同曲はライブ/スタジオを合わせて3種類くらいの演奏をこれまで持ってましたが、このアルバムのが一番乗ってるし切れがいい。「あんたぁ神だよ!」と思わず納得してしまうような圧倒的なグルーヴ感がたまりません。これはいいCD買いました。しばらく愛聴の一枚になりそうです。

2003年4月28日月曜日

便所タンク・パニック

 今日、夕方くらいにクリーニングに出しておいたスーツを取りに行こうと家を出ました。家を出る前にトイレで用を足し、いつものようにジャーッと流して手を洗ってから部屋を出たわけです。そして、クリーニングに新たにスーツを出し、ちょっと本屋など回ってから仕上がったスーツを取って部屋に帰ってみたところ、・・・なんとトイレの水がまだ流れていました(爆)。「どういうことだよ、オイ!?」と思いつつ、とりあえず流れる水を止めなければ水道代もかかるばかりだなと思いつくことを色々と試してみるわけです。まず、「とりあえずもう一回流してみるか」ともう一回洗浄レバーを引いてみます。・・・が、既に水が流れているためか手ごたえがなく、まさに暖簾に腕押し状態。「ん~、中がどういう状態になってるんだろうなぁ?」とタンクの蓋を持ち上げて中をのぞいて見てみるも、そもそも正常の状態がどうなっているのかわからないので、何処がおかしいのかなどわかる由もありません。人というのは正しい状態がきちんと把握できてないとおかしい状態というのは識別できないものなのです(苦笑)。「管理会社に電話するったって日曜だしなぁ・・・」等と思いつつ、とりあえず何度か洗浄レバーをいじってみたり、タンクの中のレバーのようなものをいじってみたりしているうちに、何だかわかりませんが次第に水音が勢いよく流れる音からいつもの栓が閉まって止まっていく音に変わり、無事にトイレの水は止まってくれたとのことです。ちょっとしたプチ危機感を覚えた日曜の夕暮れでした。

2003年4月27日日曜日

ダウン

 さてさて、気付いたら体調を崩していました。昨日の夜は会社を8時くらいに出たのですが、もう胃が痛くてフラフラで、立って電車に乗ってるのがマジでしんどかったりしたわけです。家に帰って夜の9時から今朝方11時まで、見事に14時間寝続けました。多分、普通に過労だったのでしょう。で、今日になって熱は下がったものの胃腸の具合が何かおかしく、それなのに背脂系ラーメンを食べて自分で自分にトドメを差したりしているわけです(苦笑)。養生するならもっとちゃんと養生しないとなぁ・・・。

2003年4月22日火曜日

シンデレラ

 魔法は深夜12時まで。12時の鐘が鳴れば、豪華な馬車もカボチャに変わり、綺麗な衣装もただのボロきれになってしまいます。まぁ、ただでさえ私はカボチャだけは食べられないわけですが、それを抜きにしてもあまりいただける状況ではないですよね。ただ一つ残された硝子の靴に、ピッタリ合う人を見つけなければ、魔法が現実に変わることはないのです。あのお話では、王子さまは硝子の靴の相手を見つけることができました。では、最後までもし見つけられなかったら、あの話の終わりは一体どうなっていたのでしょう? ただの悲しい結末、というだけで終われたのでしょうか? 12時の針は、いつも気付いたら既に過ぎ去っています。

2003年4月21日月曜日

そして音楽は始まる

 今、『そして音楽は始まる』というTV番組を見ていました。今日の曲は『Sailing』。ロッド・スチュワートが歌ったのが有名ですが、オリジナルはサザーランド・ブラザーズの曲(ということは今日知った)です。結構皆さん、聴けば「ああ、この曲」って思い出すとは思うのですが、これはかなりいい曲です。確か何かの車のCMソングになっていたような・・・(あれは『People Get Ready』の方だっけ)? まぁとにかく、今度カラオケに行ったら歌おうと心に決めつつ私はサザーランド・ブラザーズが歌う『Sailing』を聴いていたわけです。そして、来週この番組で取り上げる曲はシンディ・ローパーの名曲『Time After Time』。実にいいセンスしてます。私好みの曲が2週連続。予告編に出てた現在のシンディ・ローパーがただの太ったオバチャンになっていたのはともかくとして、掛け値なしに素晴らしいこの曲。私達の代のクラギタの面々には、私達が執行部の時の定演で、アンコールとしてこの曲を演る予定だったのに譜面が見つからずに編曲を断念したという経緯がある辺りも微妙に懐かしい(?)曲です。これは来週も見なければなりませんね。

2003年4月18日金曜日

Michael Hedgesの譜面を手にして

 ここ最近はとにかくMichael Hedgesにご執心です。先日Hedges本人の執筆で自身の音楽履歴や音楽観を語り、機材の説明までしてくれているという『Rhythm Sonority Silence』という書籍を入手し、さらに熱は強まっています。この本は全曲のチューニング一覧(彼の曲はほとんど全部が変調弦)や、6曲だけとはいえちゃんと詳細な譜面も付いてます。装丁も非常にセンスがよくて、少々お値段は張りましたが文句のない美しさと内容で満足してます。

 しかし、2~5分の曲がわずか6曲収録されているにすぎないにも関わらず、譜面中に記載された特殊技法の記号を解説するページが6ページもあります・・・。『羽衣伝説』ですら最後に1ページ、譜面中に解説されてるのを入れても2、3ページくらいなのに・・・。実に恐ろしい話です。とりあえず私が弾きたかった、アルバム『Breakfast In The Field』に収録されている『Eleven Small Roaches』を今Silent Guitarで夜中にチビチビと弾いてます。ちなみにこの曲の調弦は下からCGDGBD、Hedgesの曲にしては珍しく特殊技法もあまりなく、セーハとスラー、アルペジオの基本さえできてればそんなに難しくはありません。私は一日で指は簡単に置けました。曲名の"Roach"はウグイに似た小魚という意味と、タバコの吸いさしという意味とあるらしいですが、ここではおそらく前者の方でしょう。小魚が小気味よく水面下をスイスイと泳ぎ回っているような、そんな感じの曲です。そして最後は水面に波紋が静かに広がっていく中で、小魚達が小さく跳ね回るようにアルペジオが回っていき、収束していきます。比較的地味な曲なのですが、結構雰囲気がよくて好きな曲です。ちなみに同じアルバムに収録されている『Layover』や、アルバム『Aerial Boundaries』のタイトルトラックなどは危険に難しかったです・・・。『Layover』もカッコいいんだけどなぁ・・・。

2003年4月16日水曜日

ジャンバラヤ

 「ここまで行ったらやるしかねーか」と、そう思う瞬間があります。それは例えば、会社を試みに早く上がってみて、あまりこれまで一緒に飲むことのなかった同期の仲間と飲んで家に帰ってきた後。「う~ん、腹が減っているわけではないのだけれども、なんか何か食べたい気がする」という時。ウチには基本的にお菓子などは常備されておらず、いくらかの非常食があるだけです。「・・・カップラーメンがベストだな」と思ってみても、あるのは微妙にカップうどん。「何かが違う」と思ってしまうわけです。それも含め、基本的にウチの非常食は突然自分が倒れた時用におかゆや雑炊の類いのレトルトが主となっているのです。「ん~、もっと歯ごたえのあるものがいいんだよな~」と探していると、見つかったのはレトルトのジャンバラヤ。これをいくかどうかで随分悩みました。・・・が、気付いたら私はジャンバラヤの外封を切り、さらにレトルトの封を切っていました。「ここまで行ったらやるしかねーか」と、普通にしっかり一食分あるジャンバラヤを、深夜にガッツリと食べてしまったりするわけです。こんなの続けてたら確実に太りますね。まぁ、私の場合多少は太った方がいいって話もありますが・・・。ちなみに、もしウチにポテチ系が常備されていたならば、私はジャンバラヤなどではなくそちらを食べていたことでしょう。

2003年4月14日月曜日

空白への恐怖と選挙戦のあり方

 漫然とした休日に、得体の知れない恐怖感に近い感覚を覚えるようになったのはいつからだろう。何もしないのが怖いのでなく、何かに静寂を破られるのが怖い平穏な休日。ただ無為に過ごすだけの時間を、遮られることに対する予感的な不安。それが嫌だという、それだけの理由で出社をすることすらあったりする。そして、大抵の場合、予感は当たり、何かが不意に飛び込んでくる。ただ静かにいたいだけの穏やかな休日に。

 ともあれ、今日は統一地方選挙でした。私はいつものように選挙自体には投票に行くものの、相変わらず誰にも票を入れずに白紙投票というスタイルを貫いてきました。「テメェら全員不信任だ!」という確固たる意志の表れですが、選挙的にはただの無効票です(苦笑)。ってゆーか、投票者の名前を書いて入れるだけじゃなくて、「全員不信任」という選択肢も作っておいてほしいですね。いや、マジで。

 そもそもですね、選挙運動の一般的なスタイルが気にくわない。宣伝カーやら何やらが走り回るとか、そんなのは別にいいのですが、どいつもこいつも政策そっちのけでひたすら候補者の人柄やら政治的後ろ楯やらばかりを繰り返すばかり。「まじめ、まじめ、まじめ」って、COLTか、キサマら!? そして肝心の政策をアピールする前に「お願いします、お願いします」って、どう考えても卑屈なだけです。朝っぱらの駅前で候補者自ら会社に向かう人々としきりに握手をしていたり(私も求められましたがガンくれて去っていきました)、「雨の中、最後の最後のお願いをしに参りました」って、「お願い」じゃねーだろ、とかブチ切れてみたり。どいつもこいつも卑屈なだけで、圧倒的な求心力を持って人を引きつけるようなヤツがいない。「お願い」だなんて言わなくても、ビジョンやオーラに触れるだけで思わず投票したくなってしまうようなカリスマ性がまったく感じられません。やれやれです。こんなのばかりじゃ日本も暗いななどと思いつつ、私は今日も全員不信任の意図を込めて白紙投票をしてきた次第です。

 しかしですね、今の選挙のシステムってちょっと問題があるような気もするのですよ。候補者が街頭演説やら何やらで、各自それなりに政策なり主義主張なりをアピールすることはあっても、例えば県議会なら県議会に立候補している人全員の考えを一度に聞くことができる場というのがまったくない。街頭演説とか雑誌の記事だとか、たまたま出会ったり出会わなかったりで、実に偶発的です。よほど強い意志を持って「全員の意見を聞いてやろう」と思わない限り、それは実現しないというのがそもそも間違っているように思うわけです。そしてそう思ったところで、私達には仕事なり何なりといった日常の諸事があるわけで、忙しくて結局実現は難しいでしょう。

 何というかですね、選挙区ごとにでも何でもいいですが、立候補者のプロフィールとか政策とか主義主張とかを全員分まとめて掲載しているHPとかあってもいいかなと思うわけです。既にあるのかもわかりませんが、一応ネットの動向には詳しい(はずの)私が知らない辺り、一般にはそんなに広まってないでしょう。そういうのがあれば候補者を一人ずつ追っかけたりしなくても、とりあえずそのHPにアクセスすれば一通りの情報が手に入るわけです。結構効果的だと思うんですがねぇ。選挙に行かない人だって、大きな理由の一つは「誰が何言ってるわからないから決めようがない」ってことでしょう。政治にそもそも根底から無関心なヤツらには「じゃあテメェら、消費税が200%になっても徴兵制ができたとしても文句はねーんだな!? そん時になってから文句言うんじゃねーぞ?」とバッサリ切ってやればいいわけですが、投票には行こうと思っても上記のごとき理由で二の足を踏んでる人達には候補者全員分の情報が一度に見られるHPは結構有効だと思うのですよ。まぁ視野は短期的になるかも知れませんが、まったく知らないよりはいいでしょうし、きっかけとしてもいいでしょう。何でそんなのやらないんですかねぇ・・・?

2003年4月12日土曜日

休ませて

 やっと仕事が一息ついたと思ったら、案の定今度は風邪にやられてしまいました。とりあえず、今は寝かせてください・・・。

2003年4月11日金曜日

ひどいもんだ

 さてさて、最近この日記の内容が薄いのと同様に、私の命もなかなか快調に薄くなってくれているようです(笑)。思わず「内容が無いよう」などと古い上につまらない駄洒落を残して遁走したい気分にすら駆られてしまうわけですが、何はともあれどうやら風邪をひいてしまったようです。とりあえず喉が痛くてたまりません。ん~、文脈が支離滅裂だ(笑)。

2003年4月9日水曜日

HIROU

 死して屍拾う者なし。・・・そう打とうとしたら、最初「拾う」を「疲労」と変換して確定してしまいました。疲れているようです(笑)。

2003年4月7日月曜日

久しぶりの休みと人恋しさ

 ・・・やっと帰って参りました。昨日の納品でとりあえず急な仕事はほとんど片付き、今日は実に一ヶ月ぶり(!)に仕事を休んで普通の休日を過ごしていました。いや~、しんどかった・・・。プライベートを根こそぎ持っていかれる今回のお祭りで、なんだか色々なものを無くしてきたような気がします。そしてそれは、多分気がするだけでなくて事実なのでしょう。とりあえず、今日はのんびりと休んでいました。体も心も、結構ボロボロにやられています。何かを考えようと思っても、曖昧な霧の中に思索は迷って消えていきます。・・・少し、まとまった休息が必要なようです。

 何となく、誰かに会いたいと思いました。最初は特定の「誰か」ではなく、本当に曖昧な「誰か」でした。頭の中に浮かんでは消えていく「誰か」達は、今はここから遠いところにいるか、あるいは例え海外にいるとしても所在が知れていればまだいい方で、今は何処で何をやっているのかすらわからなかったりします。あの人は、今の私を見たら何と言うのでしょうか。聞きたいことも、色々あるような気もします。ねぇ、俺は今、どんな顔をしてるんでしょう・・・?

2003年4月2日水曜日

朝仕事

 う~む、夜遅いのはまだいいが、朝8時に客先(会社より遠い)はちと辛いぞ?起きられるのだろうか?

2003年4月1日火曜日

社会人二年目最後の日

 冷静に考えれば今日で3月も終わり。私が社会人になってからの2年目が終わりということです。明日はウチでも入社式があります。また、新人さんが入ってくるのですね。・・・今年はしごきます(爆)!

 まぁまぁ何と言うか、今年は特に、「気付いたら春」って感じですね。仕事が2月から異常に忙しくて、目をくれる間もなく駆け抜けていたら、なんと今日はもう電車の中から桜が咲いているのが見えました。とりあえず、残務はあるものの一区切りの付いた今日になって、やっと季節が変わっているのに気がついたわけです。病んでますね。病んでます。以前にも、こんな春があった気がします。何故か喪失感と虚無感が漂う春。桜は、儚く散っていきます。そう、今を待たずに・・・。