2001年1月30日火曜日

フェアウェル前夜

 ただ今深夜2時。明日のフェアウェルコンサートでやる『銀河鉄道999』の編曲というか編集の作業が終了しました。この曲は私達が1回生の時、夏合宿のJアンでやった初の合奏曲(正確にはその前に班別合奏がありましたが)です。この曲を発表した時は本当に気持ちよく演奏できて、PCKは今でもこの曲が合奏の中で一番思い出深い曲だと言っていますし、ワッキーは当時の発表で本気で感動して、合宿から帰る直前、皆が帰り支度をしている時に「最後にもう一回やろう!」と言い出してJアンの指揮を振ってくれた先輩も呼び出して、帰り支度もそこそこに皆で部屋に集まってもう一回演奏もしたという非常に懐かしい曲です。この曲をフェアウェルでもう一回やりたいという声は根強かったのですが、譜面が1stと2ndの分しか揃わず、曲のつながりも悪くてメドレーにも入れられなかったのです。しかしそれでもやはりこれはやらなければなりますまいという声のもと、遺失された3rdの分を私が記憶を頼りに再生して今復帰作業が終了したのです。この曲はいわば私達の合奏のルーツですので、最後にやはりあの時弾いた中でせめて今残っているメンバーだけででも演奏したかったのですね。私達の代は1回生の頃から比べると随分人が入れ替わっていますので、この曲を弾いた人も今となっては少ないのですが・・・。

 さて、明日は私達の最後のコンサートです。4年間色々と充実した時間を過ごせた部活とも、これでひとまずはさよならとなるわけです。色々と思うところはありますが、まずは明日のコンサート、気合入れて楽しくやりましょう!

2001年1月29日月曜日

火山と15cm定規とブレーキのない自転車 - 夢の話

 今朝見た夢の話。

 私は父と弟と3人で、ゴツゴツした岩山のふもとにある娯楽施設のようなところにいました。そして山を登ろうということになり、白煙が漂う岩場の曲がりくねった道を3人で普段着のまま登っていきました。そして最初は順調に登っていったのですが、山頂付近に差しかかった時、突然後ろの方から大きい爆発音が聞こえてきました。「噴火だ!」誰かが叫びました。見ると、下の方で岩場から溶岩が吹き出し、どうやら見えない何処かにもっと大きな噴火口があるらしく上からは火山弾も降ってきています。我々はこれはヤバイと思って一目散に下に向かって逃げ出すわけですが、逃げようと振り返った瞬間に5m程先の岩が爆発してマグマを吹き出します。それでもそれをどうにか迂回してかわし、我々は下へ下へと走って逃げました。私はどうにか無事元の娯楽施設に辿り着くことができたのですが、他の二人がどうなったかはわかりません。

 場面が切り替わります。私は筆箱の用意をしていました。中に入れるものを逐一チェックして、何故かはわからないのですが同じ15cm定規を3本筆箱の中に入れました。部屋に女の人が一人います。どういうわけか上半身裸な私を見て、「体が貧弱だ」と笑っています。ああ、どうせ貧弱さ、ケッ!!!!!

 また場面が切り替わります。今度は私は自転車で何処かに行こうとしていました。自転車屋さん(?)に何やら色々と自転車をチューンアップしてもらっています。その自転車屋さんと話をして、私の目的地に行くにはあの橋を渡っていくといいだろうということになりました。そして私は出来上がった自転車にまたがり、橋をたもとから登り始めました。どういうわけか私はサドルに座らず、腰をサドルの後ろまで引いて空中に浮かして空気椅子のような状態でペダルをこぎ、肘を伸ばしてハンドルを握るという変な格好で進んでいきました。橋は広く大きいもので、自動車の通行量もそこそこ多く、下に海か川か、とにかく広い水面が広がっていました。歩道がなかったので、私は車道の端を渡っていきます。すると、登ってる内はよかったのですが橋の頂点を超えて下りに差しかかった時、私は自転車のブレーキが効かないことに気付きました。長い橋の下りです。スピードはどんどん上がっていきます。おまけに先述したような変な格好でこいでいるので、自転車の制御も効きません。私は物凄いスピードでフラフラとよろけながら橋を突っ切っていきます。心はかなり焦っています。もし車が来たら絶対死ぬ、そうでなくとも転んだら絶対死ぬと。すると、あろうことか向こうから車が猛スピードで走ってきました。私を見てもかわそうとする気配はありません。これはヤバイと思っていると、フラッと凄まじい速さで走っていた私の自転車がよろけ、向かってきた車の真正面に躍り出る形となりました。

 夢はここまでです。この夢は比較的夢分析のいいサンプルとなり得るようなもので、典型的な構造の類似と象徴としての類型がはっきり見られます。どなたか試みに分析してみてはいかがでしょうか?なんなら協力しますよ?

2001年1月28日日曜日

バロック組曲

 フェアウェルコンサートまであと3日。今日は南草津の方できよとデュオでやる『バロック組曲第2番よりPrelude』の特訓(?)をしていました。本番前にきよと合わせるのはこれが最初で最後というなかなかに修羅な練習日程ですが、まぁまぁどうにかなるんじゃないでしょうかね? 問題は後半戦ですな。この曲は全体的に和音はほとんどなく、システマチックなスケールとアルペの複合でひたすら進んでいくのですが、音階はシステマチックなくせに指の飛び方が微妙に不規則で指が捻挫しかねない勢いの曲です。この曲はインターネットで素人作曲家が発表していたピアノの曲が原曲で、私がそれをギター二重奏用に編曲したのです。そして今日きよと少々の校正を加えてみました。

 フェアウェルでやるまではあまり皆に知られないでやりたいので敢えて原曲を掲載しているHPのアドレスもギター編曲版のMIDIも載せませんが、これはなかなかいい曲ですよ。『バロック組曲第2番』自体が5曲(6曲だったかも?)からなる組曲で、その曲がいたく気に入った私はこの組曲を全部ギター二重奏に編曲しようと思い、二年程前にこの『Prelude』の編曲版ver1.0を完成させたわけです。しかしそれ以来誰とも演奏する機会もなくお蔵入りになっていたのを今回引っぱり出し、編曲に手を加えてver2.0にバージョンアップ、さらに今日校正を加えてver2.1となってやっと日の目を見ることになったわけです。まぁまぁまだまだ練習不足は否めませんが、本番精々頑張っていきます。

 ちなみにこの『バロック組曲第2番』、現在この『Prelude』の他に『Gigue』の編曲が終了しています。次は『Allmand』か『Saraband』かなと思っていますが、現在私とこの『Gigue』をデュオで演ったろうという根性座った人間を募集中です。そんな意味不明の気合がある人は私まで。

2001年1月23日火曜日

自分の信じた道を信じて

 4月以降の住処が決まりました。渋谷から東急東横線で一本、日吉に拠点を構えます。日吉にはご存じの通り慶應があり、駅の周りは学生街らしい割安な店があってかなり住みやすそうなところです。これで朝のラッシュさえなければ完璧なんですがね・・・。まぁまぁそう贅沢も言ってられますまい。渋谷まで急行19分、鈍行でも25分で出られるだけでもよしとしましょう。駅から会社は近いし、家も駅から歩いていけるので、通勤に一時間はかかりますまい。まだいい身分でしょう。

 しかし学生生活もいよいよ終わりに近付き、この日記でも何度か触れてきた仕事をしながら好きなギターが弾けるのかという問題も、いよいよ身近になってきました。私の周りの人も本気でギターで食っていこうとするもの、普通に就職や教員、公務員を目指すもの、ギターのプロになる実力がありながら敢えてその道を選ばないものと各々の選択肢を決めて次の段階への準備を進めています。それぞれの立場での不安や葛藤も、ボチボチ耳にするようになってきました。どの道を選んでもそれが絶対に正しいということもありえないでしょうし、また逆も然りでしょう。とにかく前に進まなければならないのです。苦痛なしではこれからの道は進みえないでしょう。それが社会に出る厳しさの一端であるのですから。それぞれ立場や悩みの種は違っても何かしらの問題を抱えながら進んでいくことでしょう。これまでのものとは違った種類の、生活という重みを背負った問題に立ち向かわなければなりません。今は正直期待より不安の方が大きいです。時に自信がまったくなくなり、途方に暮れるようなこともあります。それでも自分の信じた道を進んでいくしかないのでしょう。自分が「信じた道」だということをまた信じながら・・・。

2001年1月20日土曜日

崩壊、そしてただの電流

 足音が聞こえてきます。アッシャ-家はものの見事に崩壊しました。あやしい余韻を残しながら。その余韻が新たなる足音となり、見えないものが近付いてくるのがわかります。万物は流転すると誰かが言いました。この世界それ自体、すべての関係やコンテクストもその"万物"という言葉の中には含まれているのでしょうか。笑顔の化粧に涙の雫を描いた道化師は、一体誰のために踊りつづけるのでしょう。我々の感情も突き詰めればすべては電気信号だと科学は語ります。ですが我々はその事実を受け入れることができるのでしょうか。すべての思惟も感情も、結局はただの電流だと・・・。

2001年1月16日火曜日

部屋探し

 4月からの住処を求めて最近色々と物件を漁っているわけですが、世の中というものは便利になったもので、今や不動産もインターネットで探せるのですね。私が主に利用しているのはChintai Webですが、駅の沿線毎や勤務地からの所要時間毎に希望条件を付けて検索できるのでなかなか便利です。とりあえず勤務地の渋谷からはできるだけ近い方がいいですねぇ・・・。現在のところ、もちろん渋谷駅から歩いて行ける範囲で安くていい物件があればいいのですがなかなかそうも問屋が下ろさず、朝の山手線と東急田園都市線だけは使いたくない私は東急東横線沿いの都立大前や学芸大前、少し遠いけど安くなるところで神奈川まで出て日吉辺りで探しています。ギター弾ける部屋が理想なので鉄筋造りがいいですね。床はフローリングで、角部屋が理想だなぁ・・・、などと探していると、とんでもない物件が見つかりました。渋谷駅から歩いて7分、1LDK8.0畳・2.5畳でフローリングの部屋が7.1万円!? 渋谷の会社からまたえらい近い位置ですし、何よりも渋谷でこの価格は破格です。絶対ここで以前人が死んでます。しかしそんなことを意に介する私ではないので、早速メールでそこを管理してる不動産会社に問い合わせたのですが、さて残っているのでしょうか?実際見てみて物理的な問題がないようならもうそこで決定してしまうのですが、こんな物件すぐなくなってるんだろうなぁ・・・。

2001年1月15日月曜日

『99'執行部メドレー』編曲完了

 大変遅くなり申し訳ありませんでしたが、フェアウェルでやる『99'執行部メドレー』の編曲がやっと完成しました。最後ブランデンブルグにつないだ時はあの時の定演に向けての日々と本番での感動が頭の中で蘇り、一人で勝手に感慨に耽ってみたり・・・。そして今再び譜面を見ながら一曲通して聴いてみたのですが、しかしあんな超難曲を我々もよくやったものです。改めて譜面見てみると信じられないくらいややこしい。そら皆技術力のギリギリで限界バトル繰り広げる羽目にもなるっちゅーんじゃ。さて、その問題の超難曲ブランデンブルグですが、99'執行部の皆さんは106小節目から最後までをしっかり練習しておいてください。あの誰もが苦しんだ♪チャララチャララララ・・・、のフレーズと、誰もが惚れ込んだ♪チャララン、チャララン、チャララン、チャララン、チャッチャー・・・、のフレーズが入ってきます。・・・って、わかんねーって。で、しかもブランデンブルグはあの曲だけパ-ト数が多い上に音数も恐ろしく多いので、譜面を作りなのすのが面倒で、つないで以降は譜面を作っておりません。よって各自99'定演で使った譜面を持参してください。それでは99'執行部の皆さん、最後フェアウェル頑張りましょう!

2001年1月12日金曜日

資格より・・・?

 今日は予定通り(?)レッスンとドイツ語のために時間が過ぎていき、学校にも行かず一日の間に話したのが先生だけという微妙にシュールな日を過ごしていました。まぁたまにはありでしょう。

 そう、私は11月の定演リハの日、内定先企業の研修の一環でシステムサポ-ト試験というものを受けていたのですが、今日その結果が郵送されてきまして、どうやら無事合格できていたようです。しかしあの試験、選択科目の設問の一部で問題用紙に解答が印刷されているというかなり問題な手落ちがあったのに、何も条件なしで普通に合格させてくれるんだなと思うと複雑ですね。あの試験って一体どれほどのハクがある試験なんでしょうか・・・?勉強も自動車の免許の最終学科試験の時と同じくらいしかしてないしなぁ・・・。しかしまぁこれで私の情報処理技術にも初めて公式な資格がついたわけですからね(実はシスアドも情報ニ種も受けてすらいない)。なんでもよしとしましょう。大学に入ってから取った資格って普通自動車免許と今回のシステムサポ-ト技師試験ニ級(オフィスソフトウェア&インターネットマスター)くらいです。その意味では得るもののない生活してましたなぁ・・・(苦笑)。ウチらの代の指揮者殿のように英語やら漢字やらも少しくらいやってもよかったかな?っていうか、SE志望だったんなら二種くらい就職活動の前に取っておけとの声も聞こえてきそうですが(苦笑)。でも就職活動でSE目指すんならただ二種持ってるってだけじゃ何の足しにもなりませんからね。やっぱモノを言うのは実務経験ですよ?あとは相変わらずな根拠なき自信!それでしょう。ねぇ?

2001年1月11日木曜日

愛故に

 恋愛論、ひとつ命題を出しましょう。

『僕らは孤独であるが故に愛を知ったのか、
 それとも愛を知ったが故に孤独になったのか』

2001年1月10日水曜日

新世紀初更新

 新年も10日が過ぎようとしている今日になって、やっと最初の更新です。帰省やらレポートやら編曲やらでどうにも更新する暇がありませんで・・・。どうも申し訳ないことです。今日から心を入れ換えて更新を再開したいと思います。

 しかしここ数日、ごく一部の複数人から「恋愛論を読ませろ」との声が聞かれるのですが、私が高校~浪人時代に書いた『愛の鬼達』はもはや完全に封印しているのでもう出すことはできません。高校時代の仲間2人程にコピーが回っていますので、それを探すのもまた一興でしょう。しかし同一人物がすべて持っていることはないので(番外編などもある)、探すのは結構手間と思われます。参考までに主な内容を紹介すると、実際にあったケースをもとにした行動・心理分析、極限の愛の鬼達の紹介とその行動についての考察、恋愛感情の存在証明(愛=性欲という意見に対する反対証明、性欲とは違った次元での恋愛感情というものは存在するとの論証?)ということになりましょうか。いわゆる「愛とは~である」とか「正しい愛の形は~である」とかそういうのとはちょっと違うのですね。むしろ恋愛感情の存在を前提としてあらゆる愛の形を(歪んだように見えるものであれ)肯定し、「でも俺はこう思うよ」という実にシュールなものです。また文体が『宗教さんが行く』みたいなタッチだからねぇ・・・。まぁあれは若さゆえに出せたもので、今となってはとてもとても。あれを出すなら新しい恋愛論をまた書きます。今度のテーマは何にしようかな・・・?「こんなテーマで書け」というのがありましたらご一報下されば書いてみるかもしれません。

2001年1月1日月曜日

20世紀最後の更新

 さて、とうとう20世紀最後の更新です。そういうと何だかやけにカッコいいですけどね。まぁただ単に年を越すだけと言えば年を越すだけ。でも100年後にまた年を越すことはないでしょうから、その意味では一生に一度のビッグイベントと言えなくもありません。私はこれからとりあえず大文字の火送りを見に行ってきます。夏も見ましたが・・・。やはりあれは感動的ですよ。私にとっては京都での最初で最後の年越しですからね。京都の伝統的ながらも人の多い年末を堪能してきます(笑)。

 しかしまぁ今年も色々ありました。5月までは就職活動で忙殺され、同時に財力も大幅に削り取られました(泣)。就職活動も終わり、再びギター戦線に復帰したのはよかったのですが、ブランクのためか随分なスランプに悩まされ、人前で基礎練習をやるのもなんとなく癪なので(何故だ?)、家で一人黙々と自分なりに効果的と思われる基礎連を組み合わせてリハビリを行っていた時期もありました。夏合宿ではジャンクスと二人で車で合宿所まで行き、4回生は少ないながらも楽しい最後の合宿ライフを過ごしてきました。定演では色々と企画上の問題やら技術上の問題やらありましたが、最後はしんちゃんの神が降臨したかのような指揮で大成功に終わり、そして卒論に追われて・・・。なんだか今年は色々なものに追われた一年のような気がします。就職活動を除けば去年よりはスケジュールは楽だったと思うのですが、なんだか時間をうまく使えませんでしたね。今年の最大の反省点です。ギターも何もかも中途半端に終わってしまった気がします。まぁ21世紀は頑張りましょう。

 それでは皆さん、今年もおつき合いありがとうございました。来年もよろしくお願いします。それではよいお年を。