2001年6月30日土曜日

初納品物初稼働

 今日は私の初仕事のいよいよ本番稼動です。とある企業の会計システムの機能追加及びバグ修正という小さな仕事ではありましたが、本番環境にシステムを入れて動作確認をする時にはやはり相当緊張しましたね。昨日の段階でテスト環境ではバグも出ず順調に動いているとのことでしたので、まぁある程度大丈夫だろうとは思っていたのですが・・・。ですがその一仕事終えた充実感に浸る間もなく、その仕事が終わったら会社に戻らず直で例の千葉のバグの嵐の戦場(もうかなり落ち着いてきて半分様子見の段階には入っていますが)へ踵を返し、客先はしごで今日の仕事は過ぎて行ったのでした。まぁ今日の段階でバグもほとんどなくなり、後はもう様子見で人もそんなにいらないということで、私は今日を最後に千葉の某社さんに行くことはなくなるとのことでしたので、最後ちょっと気合入れてやってきましたよ。これで最後となるとあそこの妙にお洒落なオフィスも名残惜しいものです。といってもまぁそんなに感慨深いほどのもんじゃありませんが。しかし今日の帰り際、神様が微妙に喜んでいいのかどうなのかわからないメールを私に見せてくれました。神様は会社のメールもプライベートの携帯に転送している仕事の鬼なのですが、その神様が受け取って私に見せたメールは、今日午前中に本番環境にシステムを入れてきたばかりの池袋の某社さんからのものでした。しかしてその内容は・・・、「この度はありがとうございました。つきましては次の機能追加の件について打ち合わせをしたいので・・・」という実に熱い代物。今日新しいシステム入れたばっかりなのにもう次の機能追加の仕事ですか!? って感じですね。こうしてタスクは増えていくのでしょう・・・。

2001年6月29日金曜日

湘南飲料

 私が住んでいる横浜市港北区日吉。この辺に最近絶妙にあやしい飲み物が出回っています。その名も『湘南飲料』。最初見た時は何かと思いました。一昔前の海のイメージを象徴するような、ベッタベタな青で塗られた海のラベルに『湘南純愛組』よろしくな字体で『湘南飲料』と書かれているのです。しかもどうやら湘南地区のサークルK限定発売という微妙にレアな代物らしいのです。これは一体何なんでしょう?好奇心にかられた私は思わず買ってしまいました。飲み口としては普通のスポーツドリンクのようなのですが、「ライチの爽やかな風味にローヤルゼリーをミックスした」という謳い文句を反映してかしないでか、何やら微妙にひと味違うのです。懐かしのキリン『ポストウォーター』に近い、爽やかながらもまったりと舌に残る風味があります。あれは一体何なんでしょう?しかも何故『湘南飲料』などという男臭いネーミングなのでしょう?謎は深まるばかりです・・・。

2001年6月27日水曜日

久しぶりの自社

 今日は何だか久しぶりに会社に行ってきたような気がします。というのも、木曜日の午後にグループ長殿の「悪いんだけどこれから一緒に千葉まで行ってくれるかな?」という言葉を皮切りに、私の朝六時起床、千葉まで直行、夜10時に客先を出て、ギリギリ午前様になるかならないかの時間に帰宅というシュールな生活が始まったからです。ウチのグループが担当していたプロジェクトで、グループ長殿をして「10年間この仕事やってるけどこんなに酷いのは初めてだよ」と言わしめたバグ対応の戦場に駆り出されたのです。いやいや、あれは最初は本当に凄かったですよ。あの場にいたウチの人間は皆青ざめてましたから。そして元々このプロジェクトに関係のない人員まで多数かり出され、最終的に一時期我がグループの90%の人員が投入されるという大騒ぎに・・・!凄まじい話です。そして明日はまた千葉まで直行です。きっとまた午前様ギリギリの時間まで帰って来れないことでしょう。まぁバグ自体は数も質も大分収束して落ち着いてきたのですが、何しろお客さんかなり切れてはるので、しばらくは無償の常駐サービスが続きそうです。

2001年6月23日土曜日

in trouble

 昨日の午後から千葉にあるお客様のところにいき、ひたすら無償の常駐サービスに徹していました。や~ばい、あれは・・・。詳しいことはもっと元気な時に書きますが、昨日も今日も家に着いたのは12時前、今日も明日も朝起きるのは六時で千葉まで直行です。ははは・・・。

2001年6月21日木曜日

初仕事納品

 今日の初仕事納品は、現場に行ってから一部私が仕様を勘違いして作っていたことが判明し、多少客先でドタバタしてしまいましたが、基本的な作りは問題なく細かい条件分岐を作り過ぎたというだけのことでしたので、神様がその場でちょいちょいとコードを修正してくれてどうにかことなきを得、無事に会社に帰ることができました。いや~、自分の作ったプログラムの動作検証っていうのは実に緊張するものですね。

2001年6月20日水曜日

初納品前夜

 さてさて、明日は私の初仕事の客先でのテスト環境への導入です。ハッキリ言って相当ヤバイです(爆)。いや、私の今回の仕事は以前に神様と呼ばれる先輩が作ったシステムのバグ修正及び機能追加なわけですが、仕様の問題で少しもめて、バグを直したら思わぬところで新たなバグが発見され・・・、となかなか荒れ模様の開発をすることを余儀なくされたわけですね。で、今日もそのデバッグに追われ、会社を出たのは十時半過ぎだったわけですが、まぁそんなことは小さいことです。それよりもっと重大なことは、私以外誰も完成したソースがどうなっているのかを知らないということです(爆)。いや、神様は昨日今日と新たにシステムを納品したお客のところが何やら凄いことになっているらしく、客先に直行直帰で二日間会社に姿を見せず、当然この二日間私が作ったソースがどうなっているのかなど知りませんし、今回のプロジェクトを補佐的に見守るグループ長殿も、「ああ、そこでつっかえてるのか。ならこうしてこういう処理で問題ないはずだよ」と説明は丁寧にしてくれるのですが、その説明を聞いて私が作ったソースの完成形を見てはいません。初仕事だぞ、オイ!? そこまでほったらかしといて大丈夫なのかよ!? かなり初仕事の新人らしからぬ扱いを受けてます。しかも!なんとシステムの都合上により一部社内でのテスト環境が作れず、動作検証すらまともにしないで納品する部分があります。それでも完成形見てくれないのか!? って感じで実にデンジャラスです。ここまで新人らしからぬ扱いを受けるともはや「俺ってもしかして大物扱い?」とか割切って笑うしかありません(爆)。しかも神様はまだしばらく別の客先に入り浸りの生活が続きそうなので、今回のプロジェクトの電話対応からバグ対応までほとんど私が実質上の窓口となるわけです。やー、俺って大物だねぇ・・・(諦)。グループ長殿は「もしかしたら過去の新人で一番タスク抱えてるかもしれないなぁ」と笑って仰ってました(ちなみにこの仕事の他にも結構仕事が残っている)。

 明日私が普通に客先から帰って来れるのか、あるいは客先でバグ対応に追われNo Returnとなるのか、はたまた動かしたとたん致命的なバグが発現しForever No Returnとなるのか、まだ誰にもわかりません・・・。

2001年6月19日火曜日

Feel H"

 そうそう、事後報告になりますが、PHSを持ち替えました。が、番号もメールも変更はないので大丈夫です。これまで通りで普通につながります。いよいよ私のPHSもFeel H"。I mode他携帯電話全盛のご時世に、敢えてPHSで挑みます。でもI modeやらJ skyなんかよりメモリー容量多いから、多少重いWebサイトとかでも見れるんですよ。J Phoneでは重すぎて見えない(はずの)ウチのBBSもちゃんと見えます。しかし最近のPHSや携帯は、多機能なのは結構なのですがその分操作が煩雑になってますね。前のの方がワンタッチでメール送れて便利と言えば便利だったような気もします。

2001年6月18日月曜日

無題

 今日の一言:『平穏が訪れるのは、まだずっと先のことなんだよ・・・』

2001年6月17日日曜日

破滅に向かって

 世界が破滅に向かっているのと同様(?)、私の体も順調に破滅に向かっているようです。う~ん、もっと心身ともにゆっくり休みたいぞ・・・。っていうか、この右手の痛み及び違和感は何なんだ!? これじゃギターも弾けやしない。最悪です。

2001年6月14日木曜日

残業新記録

 今日は会社最長居残り記録を達成、9時40分です。まぁまぁまだまだ平和なもので、先輩には「いつもの面子に新人二人が残ったね。11時過ぎまで付き合ってく?」とか笑って言われましたが、それは少々遠慮して帰ってきました(笑)。まぁ同期の新人でも違う部署の人は既に普通に10時過ぎとか遅いと11時まで会社に残って仕事してる人いますからねぇ・・・。

 今日は先のASPの仕事を昨日今日で無理矢理終わらせ、7時から8時50分くらいまであった勉強会が終わってから修正で出たバグを速攻修正し、先輩に動作確認をお願いして帰ってきました。こうして少しずつ帰りが遅くなっていくのですね・・・。

2001年6月12日火曜日

初の客先訪問

 今日はとうとう初の客先訪問をしてきました。グループ長殿と"神様"と呼ばれる先輩(自他ともに認める「召されてる」お方)の同行の下、打ち合わせ自体は彼らが全部やって私はひたすら議事録を取るだけでしたので、まぁそれほど緊張するとかいうこともなかったのですが、微妙になんとなく嬉しかったですね。やっぱ他の同期の人間が結構早くから客先に出てるのにねぇ・・・、ってのがありましたから。今回の仕事はASP。コーディングは七割を私が受け持って、一部の設計とレイアウトを神様がやってくれます。そんなに大きな仕事でも難しい仕事でもないのですが、納期がなんと19日!一週間ちょいで普通に動くプログラム組めっちゅーんかい!? ってなもんで、ペースとしてはかなり大変そうです。まぁ気合入れていきましょう。

今日のビックリ:『め、目の前をタヌキが普通に歩き去って行った!!!』

2001年6月11日月曜日

2001年度BKC独重所感

 さてさて、昨日今日と突然の京都襲撃をかけていました。主目的はBKCクラギタの独重奏会。前日夜に「・・・冷静に考えれば明日って土曜だよな。・・・行けるじゃん」と思い、急遽土曜の午前中に洗濯やら何やらの最低限の雑務をすまし、新幹線に飛び乗り一路草津アミカへと向かったわけです。いや~、どうせ腱鞘炎で手ぇ痛くてギターもあんまり弾けないし、それなら後輩の演奏会を観に行こうという実に冷静な(?)判断の下です。

 さてさて、遠奏会の方、やはり彼らはなかなか楽しませてくれました。基本的に今年のBKCは演奏レベルの高い世代のなので、皆技術的な不安はほとんど感じさせずに安心して聴かせてもらいました。が、その反面やや気になったのが技術に頼り過ぎなこと。なんというか、"譜面通りミスなく弾けて、強弱や音色の変化もそつなく付ければそれで完成"みたいな弾き方をしている人がほとんどだったような気がしたのが少々残念です。本来演奏に出るはずの個人個人のセンスがあまり感じられない、・・・というとちと辛く書き過ぎのような気もしますが。もっと自分が選んだ曲に対する思い入れみたいのを感じさせてほしかったです。その意味でなかなかよかったなぁと思うのはぶ~れ殿(確かこのHNでよかったと思うが)。あの『愛のワルツ』は、技術的にはまぁまだ2回生らしい粗さは多々残っているものの、雰囲気の伝わってくる演奏でなかなかよかったですね。あとはF技殿。フラメンコのコンパス感やら何やら深いところは私はわかりませんが、彼の音楽センスには脱帽です。無茶苦茶うまくなってました。彼の今後のさらなる成長には期待大です。

 しかし皆さんしっかり成長していたのには正直ビックリです。もう技術的な部分は私なんて問題でないくらいのレベルにまで達してますね。特にCの皆さんは平均的に技術レベルが非常に高い。まぁまぁあとは如何に技術だけを頼りにせずに、自分の感性を活かして音楽を奏でていくことができるかというところでしょう。"自分の感性を活かして"というのは決して"ひとりよがり"ではないところに注意です。いや~、うらやましいですね、皆さん未来があって成長してて。私なんてここ二週間程両手の腱鞘炎のせいでまともにギターを弾くことすらできてないというのに・・・。まぁ愚痴っても仕方のないことですが(苦笑)。

 そしてせっかく京都へ行ったので、懐かしの我が家"クレージー西ノ京"近辺をしばし散策し(道路が広くなって、となりにあった工場みたいのがなくなってた)、帰りの新幹線までの時間潰しに東寺でハトに餌をやり、心の疲れを癒して(?)日吉に帰ってきました。いや、東寺のハト、手からマメ食べるんですよ。しかも立ってマメ持ってるとバタバタバタッとはばたいてきて、手に乗ってマメ食いやがるんですよ。おかげで楽しかったですけど半袖を着ていた私の腕は、ハトクローに見事にやられミミズ腫れだらけになりましたとさ・・・。

 さて、独重に出た演奏者やスタッフの皆さん、お疲れさまでした。ちょいとばかり辛いことも書きましたが、レベルの高いいい演奏会でしたよ。楽しませてもらいました。衣笠の皆さん、BKCに負けないよう頑張ってください。金曜日だといよいよもって私は行けませんが、あやしいオーラを横浜から送って応援してます。・・・え、そんな応援いらない?

2001年6月8日金曜日

業界用語(?)辞典

 やはりどの世界にも業界用語(?)というのはあるもので、日常生活の中でもちょっと普通の世界じゃ使わんような言い回しが出てきたりします。今日はその素晴らしくもマニアックな業界用語の世界を皆さんに紹介いたしましょう。








タスクがたまるタスクとはコンピュータの用語ですが、まぁ日常用語に直すなら「仕事」でしょうか。CPUが処理している(あるいはしなければならない)仕事のことです。で、それを我々は日常に転用し、仕事がたまってえらい忙しい状態のことを「タスクがたまる」と普通に言います
用例:「某社さん、なかなか返事くれないねぇ。向こうもタスクがたまっていそがしいんだろうけど・・・。」
おちるこれはコンピュータが処理に耐えきれずにフリーズして動かなくなったりした場合に用いる「おちる」という言葉の応用です。あまりの眠さに耐えきれず、仕事中などに思わず眠ってしまった場合のことを指して我々は「おちる」と言います
用例:「やっべぇ、今日客先でおちちゃったよ!」
Aボーイ実に謎の多い言葉です。我が社でもシステムソリューション第二、第三グループでしか通用しないという悪名名高い通り名ですが、「Aボーイ」の"A"とは秋葉原のこと。週末になるとは秋葉原へ行き、一日中色々な店を回って秋葉原を堪能する人のことをさして言います
用例:「(金曜日に)さ~て、明日秋葉原に行ってくるかな」

「またか。さすがAボーイ」


 ・・・とまぁ、ざっとこんな感じで、微妙に外界から隔絶された言語体系を構築しつつ我々は日々の仕事をこなしているわけです。SE達よ、永遠なれ!

2001年6月7日木曜日

光陰矢の如し

 最近時間が過ぎるのがえらい早く感じるような気がします。朝会社のPCの前に座って、ガリガリとJAVAのコードを書いて、気付いたらもう夕方、って感じの生活です。とはいえ今日はまだ順調だったからいいのですが、うまくいかないときなんかは一日が恐ろしく長く感じたりもします。でも結局気付いたら一週間が終わってる、っていう感じなのですね。まぁ今日はまだ水曜日ですが、冷静に考えればこれで一週間の仕事の半分が終わったわけです。そう考えるとやっぱり早いなぁ・・・。先週末よりは幾分よくなったものの、両手の腱鞘炎は相変わらず微妙にやばく、変なキーボードの打ち方したりするとビビビッと手に電気が走ってくれるわけですが、それでもやっぱり何か時間の流れが早いです(って、どういう文脈だ!?)。思えば研修中は時間の流れが妙に遅くて、「研修いつ終わるのかなぁ」くらいに思っていたものですが、気がつけばもう六月ですからねぇ。そらBKC独重まであと一週間も切るわな。

2001年6月4日月曜日

アンニュイな午後

 とてもよく晴れて気持ちのいい日曜日。洗濯日和です。先週と違い今回は水を大漏出させることもなく忠実に洗濯機君は回ってくれ、よく晴れた昼下がりに本を読みながらブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブを聴いてアンニュイな午後を過ごしていました。ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブいいですよ~。ライ・クーダーが参加した、キューバのソン(民謡のようなものですかな?)の世界の堪能できるグループです。キューバン・サンバという場合もあります。微妙にボサノヴァっぽい曲調とリズムですが、もうちょっと陽気ながらもけだるいです(どんなんだ?)。キューバというとまず連想する音楽家はブローウェルですが(って、俺だけか?)、まぁそれとは全然違うながらも、でもやっぱりブローウェルの曲の和声にはキューバのソンの響きがちょっと感じられたりするのですね。ああ、キューバに行きたい・・・。ブエノスアイレスかドイツでも可。

2001年6月3日日曜日

ギター演奏法の原理 - 独自の解釈も含めて

 腱鞘炎です。結構ヤバイです。原因は明らかにキーボードのタイピングですが、ギターの時のより酷いかもしれません。過去に一回左手の腱鞘炎で三ヶ月見事にギターが弾けなかったことがありますが、その時程ではないにせよ今回は両手が一気にやられているという点で凄惨なものがあります。昨晩は右手の手首から肘にかけての痛みでなかなか寝つけず、バンテリンで右手を漬けるような感じで眠りにつきました・・・。

 そして今日もせっかくの休日なのにそんな状態ではギターなど当然弾けるわけもなく、でもせめてギターに浸った気分になりたいということで先週に引き続きまたも現代ギター社に繰り出してきました。いや、渋谷まで定期で出れば池袋まで160円で行けますしね。時間は一時間ちょいかかるけど。で、CDデビッド・ラッセルの『バロック作品集』と『羽衣伝説』の譜面、新型の弱音機にA.カルレバーロ著高田元太郎訳『ギター演奏法の原理』という本を買ってきました。どうやら私もショッピングでストレス解消をはかれるようです(笑)。

 で、今日買ってきた『ギター演奏法の原理』という本ですが、これは演奏者、作曲・編曲者として、そしてそれ以上に指導者として有名なギタリストA.カルレバーロがギターの構え方から右手・左手の押弦、弾弦の基本といったいわゆる演奏理論をまとめたもので、その名は(特に海外で)有名でも意外にそれに関する著書が少なく謎の多かった『カルレバーロ奏法』を本人が懇切丁寧に解説するというありがたい書物です。今日はちょっとその検証をしてみたいと思います。

 まず、まだ私は『ギター演奏法の原理』を全部は読んでいないということを断わっておきます。まぁJAVA Servlet & JSPの本なんかに比べればはるかに読みやすいので、興味があれば皆さんも買って読んでみることをお薦めします。で、とかく中身が謎のまま名前が先立って有名になってきた感のあるカルレバーロ奏法ですが、その基本原理は「いかに手に余計な力を入れず、負担をかけず効率的にギターを弾くか」ということに集約されます。その目指すところは藤井先生と同じなのですが、実はその理想の実現方法は構え方の時点でかなり異なります。細かいところはまぁ本を買って読んでいただければいいのですが、端的に言えばギターを構える基準点を、藤井先生は左手に置き、カルレバーロ奏法では右手に置きます。その結果、藤井先生はネックを左手の自然な稼動範囲の直線に置くことでネックが体の方により、カルレバーロ奏法では肩を自然に平行状態に保ち、なおかつ右手に変な負荷をかけずに指が弦に届くようにするためにギターを体に対して斜めに構え、ネックが体の前に出るような形になります。どちらが正しいというものでもないでしょう。藤井先生の構え方では右肩がどうしても前に出てきて(実際先週の藤井先生を見ててもそうだった。ただし力が入って前に出てきているのではなくあくまでリラックスした状態で関節の位置だけ前に出ている状態)、それはカルレバーロ奏法的にはよろしくないですし、逆にネックが左手の稼動直線上から離れることは、藤井先生に言わせれば左手に余計な負荷をかけることにもなりましょう。カルレバーロ奏法の場合左手の位置を肘からの距離が7フレットまでと12フレットまでの間で等しくなるようにすることでその負荷を最小限に抑えようとしていますが、やはり左手の稼動範囲を超えていることから、ハイポジションの方はまだいいにしても7フレット以下のローポジションではどうしても手にかかる負荷が大きくなります。この辺両手とも理想の状態にするのはギターの形からして難しいのかもしれませんね。エレキくらいボディが薄ければ藤井先生の構え方そのままで右手をカルレバーロ奏法の理想に持っていくことができるのですが・・・。まぁ細かい話は今企画しているこのページの新コーナー、『ayum'sワンポイントギターTips』ででも述べることにしましょう。

 ひとつ言えることは、やはりギターの演奏法で行き着くところは「いかに手に余計な力を入れず、負担をかけず効率的にギターを弾くか」であり、たとえその実現方法が多少ことなったとしても、それはただ方法が違うだけです。そして藤井先生もカルレバーロも、構えの形を除けば言っていることの共通項はかなり多いです。指の力だけでなく場合によっては腕や肩などより大きな力を利用するとか、何時間もやみくもに練習することの無意味さとか、他にも色々です。細かいことは今回は触れませんが。そして、ギターをうまくなりたいという人はたくさんいますが、そのほとんどの人が「演奏技術」ばかり闇雲に磨こうとし、「演奏理論」を学ぼうとしません。自分が何故ここを弾けないのか、あるいは何故ここは弾けているのかを理解することは上達のスピードに大きくものをいいます。そういった自分の行動を認知することを認知科学の用語で『メタ認知』と言いますが、楽器演奏であれ文章を書くことであれスポーツなどであれ、いわゆる「うまい」人程自分が今やっていることに対する『メタ認知能力』が高いということが認知科学の実験でわかっています。そりゃそうです。例えばギター。「ここ難しいなぁ」と言って何も考えずにただひたすら反復練習で、なんとか指もなれて弾けるようになったかな、と思っても、何故自分がそこを弾けるようになったのか理解してなければ次にまた別の曲などで同じ技術を必要とする場所が出てきた時また指がその部分に慣れるまで反復しなければなりません。それは時間の無駄ですし、技術力の底上げにもつながりません。だってなんとか弾けたとしても、そこで間違った癖が身につく可能性は高いのですから。これは藤井先生もカルレバーロも言っています。「何故そこで弾けないのか」という要因を、要素に分けて分析し、問題点を発見してそこを正確に修正することが大事なのです。それができるのとできないのとじゃ全然上達が違います。まぁこの辺をちゃんと理解したい人は、ちゃんとした先生につくか『ギター演奏法の原理』を買って読んでみてください。現代ギター社の通販で買えます。まだ数冊カウンターに積んでありましたよ。まぁ奥にもあるか。

 ・・・って、タイピングで腱鞘炎になってんのに、何でこんなに文章打ってんだよ、俺!?

2001年6月2日土曜日

熱帯魚

 熱帯魚はいいですね。実は結構好きです。今日はこんなページを見つけました。色々な熱帯魚の飼い方から図鑑まで写真入りで掲載されています。写真は投稿型なのですが、これがまた結構センスのいい写真が多いのでなかなか楽しめます。実家にいた頃は熱帯魚を飼うのも趣味の一つで、やはりマニアックに(爆)結構色々な魚を飼ってました。ま、基本的にグッピーとコリドラスが好きなので、いつも私の水槽にはこの二種類がいたわけですが、他にも有名なネオンテトラとかタイの闘魚"ベタ"とか、像みたいな鼻を持った"エレファントノーズ"とか淡水エイとか飼ってみたりもしました。やっぱ水槽を綺麗な魚が泳いでるの見ると癒されますよ(笑)。下宿を始めてからはさすがに金銭的にも手間的にもちと飼うのは無理ですが、上記HPで熱帯魚の写真を眺めてたらまた「ああ、いいなぁ」とか思い始めてしまいました。う~ん、熱帯魚いるとなごめるんだろうけどなぁ・・・。



グッピー。
グッピーは体系やしっぽの形で色々種類がありまして、その種類によっては無茶苦茶高い値段がついてたりします。一匹10万円とか。ふつうはつがいで500円くらいですけど。
グッピー
コリドラス。
ナマズの仲間ですが3~6cmくらいと小さく、温和な魚なので大抵の魚と一緒に飼えます。いつも底の方にいるのですが、コイツがちょこちょこと水草の間を泳いでたりするとかわいいんだ、これが。
コリドラス