2006年5月29日月曜日

WEB2.0時代のブログ検索

 去年辺りから我々のような情報業界人や、あるいはそうでなくともインターネットに敏感な人達の間で"WEB2.0"という言葉が急に流行り出した。個人的にはこの言葉、どうも好きになれない部分はあるのですがそれはそれ。事実としてネットの在り方は確かにここ数年大きく変わってきています。で、WEB2.0という言葉自体を解説するのが今回の目的ではないので知りたい人は適当に自力で検索等していただくとして(参考図書として一応『ウェブ進化論』『WEB2.0 BOOK』辺りを挙げておきましょう)、今日は最近じゃもうあまりに一般化して物珍しくもなくなったブログが、このWEB2.0の中でどう変わっていくのかの現状垣間見れる点をご紹介してみましょう。


 まず出てくるのがブログ検索というツールです。検索ならこれまでもYahoo!Googleを始めとして様々なタイプの検索エンジンがありました。それとこのブログ検索ツールは何が違うのか。端的に言いますと、更新の反映の素早さと検索の精度が変わってきます。

 これまでのGoogle等のロボット検索エンジンは大雑把に言うとネットの世界を徘徊して情報を集め、それを整理して検索に出すということをやっていました。これだとGoogleが世界中の情報を集めて整理して結果に出すまでに大体2週間から数週間かかってしまいます。私の個人的な感覚で言うとこのayum's noteに新しい記事を投稿したら、それが検索に引っかかるようになるまで大体3週間ってところのように思います。それがブログ検索では、サイトの管理者がブログ検索エンジンに対して更新のお知らせをするようツールの設定をしておく必要があるとはいえ最短1分程度で最新の情報が反映されます。これはMovable Type等のブログエンジンが一般に持っている更新通知PINGという機能(XML-RPCがどうのこうのという技術的な点に関しては触れません)を利用したもので、新しい記事が登録された場合は登録されたタイミングでブログの方からブログ検索エンジンに対してお知らせをするわけです。だから情報の更新が早い。これはブログというツールの特性を利用してできる利点です。

 もう一つ、検索精度の件ですが、これも一般的なブログエンジンが持っている機能を利用しています。Google等の検索エンジンは、ネット上のページをHTMLを自力で解析することでその内容を分類・整理していますが、これはどうしてもある程度以上の精度には上がりません。元々のページに何を書きたいかという明確な意志を表す部分がないからです。ブログはXHTMLというHTMLを一歩進化させた技術を用いて、その内容の整理という部分を作成者側でやってしまいます。それも記事を書いている本人はそんなに意識せずに、です。そうして整理された情報を検索キーに使うので、ブログ検索は精度が上がると、そういうわけです。

 もう一つ検索精度を上げるために最近注目されているものにタグがあります。タグ自体はHTML時代から馴染みのものですが、最近ではブログの記事等のコンテンツの内容を表すキーワードを示すのにタグを使おうという風潮が出てきています。昨日からこのHPにも取り入れてみたのですが、この記事を表すキーワードを示すタグを付けていくことで、検索エンジン側にそのキーワードで拾ってもらおうというわけです。情報の整理という一番難しい部分をこのように明確化することで、検索の精度や同じキーワードを扱っているブログ同士のつながりを強化できるのです。

 現在日本でこれらのブログ検索に実際に対応しているサービスは、テクノラティNAMAAN等があります。このHPも昨日からこれらに更新PINGを送るようにしてみました。いや、別に広がらなくていいし、むしろひっそり運営したいページではあるのですが、ちょっと新しいものを試してみたくなったので・・・。どうなることか、ちょっとしばらく動向を追ってみたいと思います。


2006年5月28日日曜日

結婚式と二次会のギター

 会社の先輩と後輩の結婚式が今日はありました。別のグループながらも最初数年はずっと隣り合わせのグループ(今は席が離れてしまいましたが)で、一緒に北海道旅行にも行ったりした先輩(新郎)と、ウチのグループの2つ下の後輩で、当然仕事も何度か一緒にやっていた後輩(新婦)が結婚したわけです。社内結婚ということで自然と式の構成人員の比率は会社の人間の割合が多くなるわけですが、いやそれにしても今日は会社の人間多かった。まるで会社の忘年会のようです(爆)。何しろ親族は文字通り親・兄弟だけで、祖父母や叔父・叔母・従兄弟等の出席はまるでなし。出席者の80%以上が会社と友人で埋め尽くされた式に披露宴。なかなか斬新なコンセプトです。随分思い切ったものだと正直思いました。そのおかげか堅苦しさはほとんどなく、時に無秩序に思える程の自由なアットホームさが前面に出た式に仕上がっていました。

 ともあれ私は今回もギターを弾くというミッションを受けていたわけです。まぁ披露宴ではなく二次会でということだったので、まだ緊張は薄いのですが、二次会には二次会でそれなりの敵があります。そう、それは二次会特有の落ち着かないざわついたオーディエンスです。披露宴ならまだ皆静かに聞いてくれますが、二次会となるとそうはいきません。どうしたって多少はざわつく中での演奏を余儀なくされます。そんな中無事にミッションを遂行するには、周囲の雑音にめげない強いハートが必要なのは言うまでもありません。今回はその辺りを考慮して、私の持ち曲の中では比較的雑音に強い『花祭り』をチョイスして演奏の舞台に立ちました。

 その時の環境はマイクもまともにない状況でカーペットの宴会場に100人のざわついた聴衆。はっきり言ってそんな中でギターがまともに響いて聞こえるわけがありません(爆)。音を増幅させる要素がないのに音を吸収したりかき消したりする要素だけがふんだんにあります。仕方がないので「聞こえねー」とか「悲しげにはじまったぞ」とか「マジだな」とか何とか、とかく耳に入ってくるノイズを聞こえないふりをしてスルーして、ひたすら演奏に集中します。後半はもう完全に自分の世界に入ってました。ちゃんと音が聴衆に届いていたかどうかは定かではありません。まぁ緊張もあまりせず、調子も絶好調ではないけど悪くもない程度の演奏ではありましたが、返す返すもせめてマイクはほしかった・・・。どうせ弾くならやっぱり聴いてほしい、というかせめて最低限聞こえてほしいですからね。まぁ、よしとしましょう。必要な機材の指示を明確に出していなかった自分が悪かったわけですから。そんな日もあります。そして演奏が終わった後は完全に呆けた状態で、あまり他の人とも話をせずにチビチビ水割りを飲みながらイスにおとなしく座っていたとのことです。

 しかしウチのグループ、今月一杯で紅一点だった今日の新婦がめでたく寿退社されるわけで、来月からは見事に野郎オンリーの環境になってしまいます。いやまぁ、だから何だと言われても困るのですが。ふむ。


2006年5月27日土曜日

走り去る"時"

 時間が早く過ぎていく。時の歩幅はやはり、年々広くなっているように思う。その時が過ぎ去る早さに対して、段々中身の方が追いつかなくなっていく。時に一度に乗せられる荷物の上限が仮に決まっているとしても、その上限一杯に積み込む前に時がさっさと行ってしまうような感じだ。もっと色々やるべきこと、その中でできること、できたはずのことはあったはずだからだ。何しろ、まだCDラックと本棚、衣装棚すらまともに片付けきれてない。そろそろ積み上がった物達を眺めるのもイライラしてきたのに、だ。それでも何故か午前3時前に寝ることはほとんどない日々。単純に時間がないのだろうか。あるいはそうかもしれない。あるいは走っている時にうまい具合に荷物を乗せられていないのかもしれない。それともあるいは、この感覚自体がただ生き急いでいる故のものに過ぎないのだろうか?どうだろう?

2006年5月23日火曜日

家庭内環境構築

 部屋に無線LANを設置しました。私も妻も使用しているPCはノートなので、これで部屋のどこにいても自由にインターネットができるわけです。やっと私のPowerBookに搭載されたAirMacExrteamカードも活躍する機会を得たというわけです。これからフルに働いてくれることでしょう。ん~、しかし家庭内でこんなに簡単にWindowsもMacもつながる無線LANが組めるとは、便利な世の中になったものです。

2006年5月17日水曜日

10年ぶり、2度目

 今日は会社で献血がありました。社のボランティア活動の一環として、会議室に赤十字を呼んで社員の有志で献血をしようというわけです。とりあえず、私も(「オマエが輸血される必要があるだろ」という周囲の声を尻目に)400mlばかり提供してきました。

 しかし赤十字、一度輸血した人のデータはビックリするくらい保管してあるのですね。今日受付で私が名前を告げたところ、「10年程前に新潟に住んでましたか?」と聞いてきます。「新潟出身です」と答えると、「10年前にも新潟で献血をした方と同一人物で間違いないですか?」と聞かれます。そう、確かに私は高三の時、文化祭に来ていた赤十字で献血をしていたのです。しっかり、データは電子化されて簡単に照合可能な形で残されていたのでした。いやー、ちゃんとしっかりデータベース化ができてるんですね。まぁ赤十字という組織の性質上当然と言えば当然なのかもしれませんが(貴重な血液型のものが逼迫して必要になった場合、過去にその貴重な血液型を献血した人を当たって血液提供をお願いしたりすることもあるらしい)、職業柄妙に感心したりしました。そして問診の医師にも「献血は初めてではないが10年ぶり」と言われたり、実際に血を抜く看護士さんにも「10年ぶり、2度目」と言われたり、とかく「10年ぶり」が強調された献血でしたとさ。私が高校三年だった時から、ともあれ10年の月日が経ったということでしょう。

 しかし最近の献血は血の提供者に対して実に厚遇です。受付で並んでいる時にも「待っている間に飲んでください」とアクエリアスを渡され、終わった後にも「ジュースは2本飲んでください」と数種類のジュースとクッキーに椅子まで用意してくれているのです。昔は終わってからポンッとジュース一本渡されてそれきりだったような気もするのですが。やはり献血をやろうという人が減っているのでしょうか?

2006年5月13日土曜日

日帰り札幌出張

 昨日のことになるが、日帰りで札幌に出張に行ってきた。まぁ想像に難くはないと思うが、いくら首都圏の交通の便がいいと言っても、これは正直結構無茶だ(苦笑)。試みに、当日の私のタイムスケジュールをちょっと以下に記してみようと思う。

4:45 起床
5:00 ご飯とみそ汁、納豆という簡素な朝食
5:30 家を出る。バスがまだ走っていないので徒歩20分で駅まで
6:00 日吉発羽田空港行きリムジンバス出発
7:00 羽田空港着
7:45 羽田空港離陸
9:10 新千歳空港着
9:35 新千歳空港よりエアポートライナーで札幌へ
10:10 札幌着
10:30 客先着。納品作業開始
14:00 納品作業終了。ローソンでカロリーメイトの昼食
14:30 システムの説明会開始
18:30 説明会終了
18:55 札幌駅よりエアポートライナーで新千歳空港へ
19:40 新千歳空港着
19:55 サンドイッチと札幌限定ビール札幌クラシックで軽く腹ごしらえ
20:35 新千歳空港離陸
22:15 羽田空港着
22:30 メチャクチャ早足で羽田の通路を歩き抜け、日吉行きの最終リムジンバス搭乗
23:20 日吉着。バスがもう終わっているので徒歩20分を歩いて家まで
23:40 帰宅

 ・・・ご覧の通り、実にカツカツです。一歩でも間違ったら家に帰って来れません(爆)。しかも札幌まで行って昼飯がカロリーメイトって!

 ・・・できれば一泊して悠々札幌を楽しみたいものです・・・。

2006年5月9日火曜日

ADSL開通

 やっと新居にADSLが開通しました。まだ無線は張ってないですが、優先でビュンビュン使えます。いやー、家にブロードバンドがあるとは素晴らしい。もはや完全にライフラインですなこれ。ホント。

 というわけで、LINKを4件追加しました。私がお世話になっている整体院K-StyleさんのHPとその院長コトー先生のブログ、今の部屋を探す際お世話になった不動産屋さんイシイプランニングさんのHPです。この3つのページを合わせて日吉カテゴリの作成です。今後はこのカテゴリの拡大を図ろうと思います。そしてギタリスト福田進一氏のブログも追加いたしました。このページはクラシックギター弾きならもう既にご存知の方も多いでしょうが、そうでない方は必見です。

2006年5月5日金曜日

新生活

 どうも随分と更新をサボってしまって申し訳ございませんでした。言い訳をさせてもらえるのなら、引っ越したばかりの今の家には、まだADSLが開通していないのです(泣)。

 近況報告として、引っ越してきた新しいマンションで、妻と二人で暮らすようになりました。こうなるといつものように「正直特別何かが変わったようには思えない」などとすかした台詞を決めることもできません。何しろ厳然とした事実として明らかに、生活が変わったのですから。このGWはまだまだ段ボールに梱包されたままのものが多い荷物の整理と、色々と足りない家具やら小物やらの調達でほとんど潰れてしまいそうな勢いです。

 3日は横浜に行き、ビックカメラと東急ハンズとドン・キホーテを回って、小さくは郵便受けの鍵、微妙に風呂のフタやイス、大きくはキコリの手作り木彫りの掛け時計(尻尾を振ってスイスイ泳ぐ岩魚のオブジェがなかなかかわいい)、果てはシャープのAQUOSとパイオニアのハイビジョンレコーダ(!)まで、結構思い切って散財してきました。

 そして今日は妻が佐賀から持ってきた佐賀ナンバーのスズキのアルトを駆り、横浜初運転(私も横浜初運転)でニトリの港北ニュータウン店へ。コトー先生に「安くておしゃれだ」と存在を教えてもらったのですが、なるほど、確かにその通りです。ここでも食器棚(最近はキッチン何とかと言うらしい)やスライド書棚、カーテン、テレビボード他を思いっきり買い込み、GWの2日目は暮れていきました。明日は秋葉原にCDラックと無線LAN基地局、そして上野に妻のスニーカーを買いに行く予定です。どうもね、CDラックは一台いいものを親からいただいたのですが、それに加えてもう一台どうしても新しいのが必要なようで(苦笑)。QUADRASPIREのはカッコいいし、置こうと思っている場所のスペースにちょうどいい大きさなんだけど、やっぱ高いなぁ・・・。普段これ一個の買い物だけなら買ってしまうところですが、昨日今日と派手に買い物しているだけに悩むところです。うーん・・・。

 しかしなかなか部屋が片付きません。衣類もまだ半分以上はダンボールのままだし、本は今日注文した本棚が届かないと今の手持ちの本棚だけには明確に入らないし、CDも同様だし・・・。今日ニトリで買ってきたスチールラックのおかげで酒が片付いたのは大きな進歩でしょうか?

 何にせよ、新生活です。慣れない二人暮しは、今のところ快適な新居を作るという一点に力が注がれている感じです。ADSLが開通するのもこのGW明け。本格的な更新はそれまでお預けになりそうですし、やっと部屋にカーテンが付いたような段階です。まだまだ、思う以上に慣れないことはこれから出てくるのでしょう。・・・頑張ります。