2006年5月28日日曜日

結婚式と二次会のギター

 会社の先輩と後輩の結婚式が今日はありました。別のグループながらも最初数年はずっと隣り合わせのグループ(今は席が離れてしまいましたが)で、一緒に北海道旅行にも行ったりした先輩(新郎)と、ウチのグループの2つ下の後輩で、当然仕事も何度か一緒にやっていた後輩(新婦)が結婚したわけです。社内結婚ということで自然と式の構成人員の比率は会社の人間の割合が多くなるわけですが、いやそれにしても今日は会社の人間多かった。まるで会社の忘年会のようです(爆)。何しろ親族は文字通り親・兄弟だけで、祖父母や叔父・叔母・従兄弟等の出席はまるでなし。出席者の80%以上が会社と友人で埋め尽くされた式に披露宴。なかなか斬新なコンセプトです。随分思い切ったものだと正直思いました。そのおかげか堅苦しさはほとんどなく、時に無秩序に思える程の自由なアットホームさが前面に出た式に仕上がっていました。

 ともあれ私は今回もギターを弾くというミッションを受けていたわけです。まぁ披露宴ではなく二次会でということだったので、まだ緊張は薄いのですが、二次会には二次会でそれなりの敵があります。そう、それは二次会特有の落ち着かないざわついたオーディエンスです。披露宴ならまだ皆静かに聞いてくれますが、二次会となるとそうはいきません。どうしたって多少はざわつく中での演奏を余儀なくされます。そんな中無事にミッションを遂行するには、周囲の雑音にめげない強いハートが必要なのは言うまでもありません。今回はその辺りを考慮して、私の持ち曲の中では比較的雑音に強い『花祭り』をチョイスして演奏の舞台に立ちました。

 その時の環境はマイクもまともにない状況でカーペットの宴会場に100人のざわついた聴衆。はっきり言ってそんな中でギターがまともに響いて聞こえるわけがありません(爆)。音を増幅させる要素がないのに音を吸収したりかき消したりする要素だけがふんだんにあります。仕方がないので「聞こえねー」とか「悲しげにはじまったぞ」とか「マジだな」とか何とか、とかく耳に入ってくるノイズを聞こえないふりをしてスルーして、ひたすら演奏に集中します。後半はもう完全に自分の世界に入ってました。ちゃんと音が聴衆に届いていたかどうかは定かではありません。まぁ緊張もあまりせず、調子も絶好調ではないけど悪くもない程度の演奏ではありましたが、返す返すもせめてマイクはほしかった・・・。どうせ弾くならやっぱり聴いてほしい、というかせめて最低限聞こえてほしいですからね。まぁ、よしとしましょう。必要な機材の指示を明確に出していなかった自分が悪かったわけですから。そんな日もあります。そして演奏が終わった後は完全に呆けた状態で、あまり他の人とも話をせずにチビチビ水割りを飲みながらイスにおとなしく座っていたとのことです。

 しかしウチのグループ、今月一杯で紅一点だった今日の新婦がめでたく寿退社されるわけで、来月からは見事に野郎オンリーの環境になってしまいます。いやまぁ、だから何だと言われても困るのですが。ふむ。


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