2008年3月31日月曜日

しばらくぶりに

 ここ最近は日記の更新も滞りになってしまい、実に申し訳なく思っています。年度末特有の仕事の忙しさで結構やられていた(久しぶりに一週間の平均睡眠時間が三時間程度になった)のと、最近はあまりに政治にイライラしすぎてちょっと一言文句付けてやりたい気分で一杯なのに、あまり政治について表で語るのは好きでないしやるべきでないというポリシーのもと、他に書くことも思い浮かばずに更新に向かえなかったという事情があります。

 とりあえず今日は3月に入ってほとんど初めてのまともな休日。妻と娘は二週間佐賀に帰っている最中なので、一人でのんびりでした。まぁ、といっても一人ということは掃除やら何やら家事も入ってくるのでそれなりに動いていましたが。

 今日は横浜市営地下鉄グリーンラインの開業日。私が日吉に越してきた時から開通する・しないでドタバタしていた、日吉~中山間をつなぐ地下鉄です。東急の二大路線である東横線と田園都市線は、その間をつなぐ路線が少ないためこの路線の間に挟まった地域には都会にしてはアクセスが難しかった感があるのですが、このグリーンラインの開通で大分交通の便が解放されます。日吉からセンター北・センター南に一本で出られるのは便利。まぁ、私は最近は車で行っちゃうので今更電車も使わないんですが(笑)。とにかくこのグリーンラインの開通に伴い、今日の日吉駅前は文字通りお祭り状態でした。チンドン屋はいるは神奈川新聞は無料で配ってるは、ただでさえいつも混雑して人と車とバスがひしめいている駅前がさらにパニック度を強めてました。とりあえず私も開業記念に切符を買い、別に乗りもせずに帰ってきましたとさ。・・・車がある今となっては使わないんだよなー、あの路線。とりあえず、Yahoo!路線なんかではもうグリーンラインの検索もできるようです。日吉からセンター北まで12分で行くんですね。早いなー。車だと20分から混雑次第で30分くらいはかかるのに。

2008年3月18日火曜日

おやおや

 どうやら予想以上に悪い事態になっているようですね?

2008年3月10日月曜日

日本経済分岐点

 サブプライムローン問題とそれに付随する世界的な金融信用収縮問題で、やたらと経済に関する暗いニュースが耳に入ってくる昨今。アメリカが景気後退局面を迎え、世界経済もどこまで減速して行くかが不透明な中、個人的には日本も今一つの分岐点に立っているように思う。これまで"実感を伴わない"と言われつつも景気拡大を続けてきた日本が、現状維持から比較的傷の浅いマイナスか、あるいは運が良ければプラスに経済と国際的な立場を持って行けるのか、あるいはまた今度は"実感を伴う"本格的な不況に入って行くのかの分岐点だ。その一つのキーポイントはやはり日銀総裁人事の問題にある。端的に言うと日銀総裁の座に空席が生じるかどうかだ。もう一つは外部要因による急激な為替の変動。これは日銀総裁の問題に決着が着く前に、外部要因でどこまで円高が進むかだ。少しばかり、考えてみよう。

 日銀総裁人事の問題に関して言えば、結論は単純に一つだ。たとえそれが短いものであっても空席は生じさせるべきではない。この世界的な金融不安の情勢の中で日銀総裁が空席になることは、諸外国から見た場合は日本という国自体の信用に対する大きなマイナスとなる。与党とか野党とかいう問題ではない。日本という国に対する信用だ。アメリカではFRBが、EUではECBが、このサブプライムローン問題に端を発する信用不安とインフレの挟み撃ちにあいつつも中央銀行として必死の舵取りをする中、日本だけはその舵を取る中央銀行の総裁が決まりませんでしたというのでは洒落にもならない。諸外国から見ればそんな国に資金を投入するのは愚以外の何者でもない。日銀総裁空席となれば、東京証券取引所の7割の売買を占める海外の投機家達は一斉に資金を引き上げて行くだろう。市場がどんなに動乱しても市場の舵を取るべき中央銀行の総裁が不在の国になど投資はしたくない。最悪の場合、日銀や政府による為替介入はできないと踏んだ投機筋が、巨大なドル売り円買いをしかけてくるのではとの見方もある。その場合、1ドル100円を切るような円高へ一気に進み、最悪、日本の金融は破綻する。かつてイギリスを襲ったポンド危機はジョージ・ソロスという投機家が一人で(もちろん厳密には彼が運営するファンドが、だが)引き起こしたということを忘れてはいけない。結局ソロスはイギリスをEU(当時ERM)からの脱退を余儀なくさせるまで追いつめた。通貨危機は起こりえる。ポンド危機の後のアジア通貨危機も、構図としては似たようなものだった。日本円では起こらないと考える理由はない。特に中央銀行に為替介入を行う舵取りをするべき総裁がいないタイミングならなおさらだ。

 まぁ、実際はそこまで極端な危機の可能性は低いと見るが、日銀総裁空席が海外資金の日本からの撤退を招くのは間違いない。日銀総裁空席が決まるまでの間に、仮にアメリカの信用不安が増大して円が1ドル100円台あるいはそれ以上まで上がっていたとしたら、海外資金流出に伴い株価は急落するだろう。その場合、今後二、三ヶ月で日経平均が10,000円を割る可能性もゼロではない。この程度のシナリオは十分あり得る。そうすると日本経済は輸出企業の為替差損による大幅減益と個人・機関投資家を問わない大幅な運用資金のキャピタル・ロス、そして(日銀総裁人事の問題とは無関係だが)現在の情勢として不可避的に襲ってくる物価の上昇、といった要因から一気に景況が悪くなる。不景気の到来だ。

 しかるに、気に入らないのは日銀総裁人事を政治の道具にしている今の政治家達だ。与党も野党もどちらも気に入らないが、この件に関しては特に野党だ。確かに日銀総裁人事提出までの与党のやり方は色々とまずかったし、政局として今が政権奪取のチャンスだということは理解できる。だが、ここまで世界的に経済情勢が不安定な中、日銀総裁人事を政治の道具にしてしまうことはどうだろう。日経新聞のコラムでも、日銀総裁人事は政局と切り離した上で独立して与野党協調して進めるべきだとの論があった。これに強く賛成だ。野党が主張する財金分離に与党が提示した人事が合わないというのなら、せめてこれなら妥協できるという代案を提示すべきだし、私がこれまで書いてきたようなリスクを考慮した上で、そのリスクを取った上で何故今なお財金分離を実現すべきなのか、それが実現されないことによるリスクは日銀総裁空席というリスクより大きいのかということを説明するべきだ。世論ばかり気にして、どのようなアクションを取ったら日銀総裁空席という結果を招いたことに対する批判を軽減でき、なおかつ与党の信用を落とすことができるかばかりを考えているようでは有権者を馬鹿にしているとしか思えないし、国のためを考えているとも思えない。本当に国のためを考えているのなら、最低限日銀総裁空席のリスクより財金分離が実現しないことにより生じるリスクが大きいことを説明・証明するべきだ。私には財金分離が実現しないことにより生じるリスクがそこまで大きいようには到底思えない。

 結局、与党とか野党とかではない。今は政治が腐っている。国のため、国民のためと口では言ってみても、我が身のことばかりを優先する政治家ばかりだということだ。そうではないというのなら、最低限私が求めた説明・証明は提示するべきだ。かつて日本にも大志を持った政治家はたくさんいた。板垣退助が、大隈重信が、今の政治を見たら一体何を思うのだろうか。今、日銀総裁人事問題は、私が日本の政界そのものに対して(非常に強く断固とした)不信任を突きつけるかどうかの試金石になっている。願わくば、まだ政治にも志はあったと安心できる結論をこの問題では望みたい。

2008年3月3日月曜日

初節句

 一日ばかり早いが、3月3日は桃の節句。ウチの娘にとっては初節句だ。年度末の煽りで少々忙しい仕事を無理矢理休んで、3月1日~3日は三連休としてゆっくりお祝いをすることにした。2月はやたらと休日出勤が多かったが、それ以前に2007年12月に休日出勤があったのでその日付で代休申請を出したら「2005年9月分が残っているのでそちらから消化してください」と総務から差し戻された。2005年9月!覚えてねーよ!以前にも似たようなことがあったが、一体代休はあとどのくらい残っているのだろうか・・・?

 というわけで娘の初節句だ。3月はウチの両親も妻の両親も仕事が忙しくて横浜まで出ては来れないので、とりあえず家族3人だけでのんびりとお祝いをすることにした。それでというわけではないのだが、まず昨日は大倉山公園の梅林にちょっとお花見へ。ちょうど見頃の梅の花は、種類ごとに微妙に色合いの違う白梅・紅梅織り混ざって、少しばかりまだ肌寒い春先の空気をやや謙虚に、それでもやはり艶やかに染め上げてくれていました。梅の花は桜ほど爛漫と咲き乱れるわけではなく、しっとりとおとなしい、どちらかというと慎み深い咲き方をしますが、その控えめな美しさがまた悪くないと、そう思うわけです。大倉山公園の池の中には、おそらく冬眠から覚めたばかりであろうウシガエル達が一杯いて、それを子供達が見て楽しんでいました。小さい男の子達の間ではウシガエルがつかめるかどうかが度胸試しみたいになってましたね。なかなか、微笑ましかったです。まぁ田舎育ちでしかもカエル好きで、あらゆる種類のカエルをつかまえて自由研究までやった私としてはウシガエルはかわいいものです。もちろん、余裕でつかめます。まぁ、さすがにその場では子供達に混ざってカエルを追いかけ回すようなことはしませんでしたが(笑)。ちょっとカエルを見てテンション上がってしまいました。

 そして今日は写真館で記念撮影です。妻は結婚する時に祖母からプレゼントされた着物を着て、娘はかわいい袴を着て、私はいつものダークスーツ(ただしクリーニングしたて)に祖父の形見としていただいてきた白いネクタイを締めて、日吉の写真館で3人で初節句の記念写真を撮ってもらってきました。しかし撮影現場にて、肝心の娘が見事に大泣き。せっかくの撮影なのに着いたとたんに泣き始めて、一人で撮影用の椅子に座らせようものなら怪獣のように泣き叫んでしまって目も当てられません。写真館の人が一生懸命デンデン太鼓やぬいぐるみであやしてくれて、たまに一瞬気を引かれて泣き止んだりするのですが、結局すぐにまた大泣き。娘一人の写真では泣き叫んでいるシーンか、なんとか泣き止んでいるものでも涙目で目にも頬にも涙が残っている顔しか撮影できませんでした(苦笑)。いやー、なかなか、難しい・・・。

 さてさて、明日はまだ一日代休です。やたらと休日作業が多くて二日続けた休みが一回も取れなかった2月でしたし、3月もまぁまだ仕事が落ち着いたわけではないのですが、とりあえず娘の初節句、そんな時くらいは忙しい仕事のことも忘れてのんびりと家族で過ごしたいなと思うわけです。まぁ、そういった矢先からなんですが、明日は客先に電話一本入れなきゃ行けなかったりするわけですが・・・。