2000年4月13日木曜日

リュック広島一人旅

 昨日は東京で一泊し、今日も面接を一社受けた後いつものように新幹線で帰ってきたわけですが、私としたことがそこでこれまでの人生最大の不覚をとってしまいました。いつものように新幹線を降りてから山陰線に乗り換え、ふうと二条駅に着いて一息ついたわけですが、そこであることにふっと気付きました。

「あれ?俺リュックどこやったかな?」

 そう、なんと私は新幹線の中にこともあろうか自分のリュックを忘れてきてしまっていたのです。あの中には財布や郵便局、銀行のカード、さらには就職のスケジュ-ルやそれに伴う必要事項がびっしりと書いてある手帳に資料、その他重要なものが山ほど入っています。これは大変です。これまでリュックを忘れるのはおろか財布すら落としたことのない(・・・いや、一回あったな、新潟で)私がかなりの不覚をとってしまいました。ここで敢えて言い訳をさせていただくなら、私は新幹線の中で疲れて寝ていて、はっと気付いたらいきなり京都に到着とのアナウンスが流れていたのです。それで「おお、やべぇ!!!!!」と思った私はス-ツの上着やコート、座席ポケットの中のPHSや眼鏡なんかを慌てて身につけ、ドタバタと降りていったわけです。そんなにあせっているようには自分で思っていなかったのですが、やはり相当にあせっていたのでしょう。おかげで一番メインとなるリュックを網棚の上に置き忘れるという不覚をとる羽目になってしまいました。とりあえず家に着いたらまず京都駅の電話番号を調べて電話をかけ、係の人に事情を説明しました。なにしろ中には財布やカードなど、相当にヤバいものも入っています。まぁ手帳や就職関係の資料など好き好んで持っていく人間はあまりいないでしょうが。すると、まだ広島に向けて走行中の新幹線の車掌に連絡をとって中を調べてくれるといいます。私はお礼を言って連絡が来るのを待ちました。・・・そして待つこと40分、京都駅から待望の電話がかかってきました。不幸中の幸いというか、リュックは無事に見つかって財布やカードが漁られた形跡もないとのことでした。荷物は着払いの宅急便で送ってくれるそうです。JRの遺物捜索能力と対応に感謝です。

 しかしまだ問題は残ります。私はあのリュックの他には合宿なんかの時に使う大きなバッグが一つあるだけで、他にはカバンらしいものは何も持っていません。そのリュックが届くまで、私は一体何をカバンとして使えばよいのでしょう?明日から土曜日までひたすら就職のスケジュールは詰まっています。東京遠征の時に着替えなんかを入れて持ち歩き、会社に行く前にはコインロッカーに預けるという使い方をしていたクロネコヤマトの袋をしばらくメインのカバンとして使うしかないのでしょうか?っていうか、それ就職で企業回るのにはヤバすぎるでしょう。しかし今の私に新しいカバンを買う程の財力はありません。なにしろまた来週東京で二泊三日、しかもそのうちの一つには志望度のかなり高い企業の三次選考も入っているというのに、その遠征費用すら出せない可能性があるという状況なのですから。・・・さて、どうしましょう?コイツは本気で大問題です・・・。

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