それは一概にいいと言えることなのでしょうか?大人になるということはそういうことなのだろうとは思います。しかしその分捨ててきたもの、いや、自分で意識して捨てたわけではないから落としてきたものですかね、は多いような気がします。何よりも自分の気持ちを素直に表に出せることが少なくなったし、周囲への配慮というものが時に互いに牽制しあうような気がすることもあります。周囲に気をつかう、相手に不快を与えない、そんな常識が時に足枷になります。自分の心に対しての重しになります。しかしその重みに耐えられないで大人の「世間」から弾き出されるのが恐いから、結局それに耐えてしまい歪みが生まれていく。成長ってなんでしょう?大人になることの定義とは何でしょう?それは「自分を殺す」ことを覚えることなのでしょうか?ただ単に世間を円満に運営していく知恵を身に付けるというだけのことなのでしょうか?その知恵を身に付けるために失わなければならないものはないのでしょうか?
私に言わせればいわゆる「大人」の世界なんてどうよくごまかしたところで所詮はかけひきの世界です。人間関係の間で生まれるかけひきです。そのかけひきを気にしないで付き合えるのが「大人の世界」との間にある「仲間内」でしょう。中学の頃は周囲は皆敵である「大人の世界」でした。高校時代は世間も含めて「仲間内」でした。今はその2つの区別がはっきりしてきています。それが成長なのでしょうか?私にはわかりません。中学時代よく聴いていたJUN SKY WALKER(S)の歌詞にこんな一節があります。
大人になる前に知るべきことがある
自分のやり方とわがままの違いを
JUN SKY WALKER(S)『My Generation』
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