昨晩の雪でそのような屋根に積み上がっている雪がとうとう1m近くに達してきたので、雪の重みで潰されそうな古い屋根が多い我社では午前中一杯総出で雪かきをしていた。装備は歩行型の除雪機2台、シャベル、屋根の雪下ろし用の自家製の道具、そして地下水汲み上げの消雪ホースだ。それだけの装備で3、4人でかかっても午前中いっぱいかかる。当然通常の業務は行えない。ざっと2人日と考えればなかなか馬鹿にならない工数だが、こればっかりはやらないわけにもいかない。雪が多いと駐車場にお客様も自分達も車が入れない(実際今朝は出社した時は駐車場に入れず、まずは除雪機で最低限のスペースを確保するところから始まった)し、機械の移動や洗浄等もまともにできなくなる。雪の重みで屋根が潰れたりしたら当然シャレにならない。雪国というのはこういったところで確かなハンデを負わざるをえないわけだ。
ウチのような小さな建物がたくさんあるような会社ではなく、自社ビルを構えているような会社なら除雪はしなくても業務が進むかというとそうでもなく、今朝なんかはやはり朝一で職員が大勢でビルへの入り口や駐車場の除雪に追われていた。手でシャベルやスノーダンプで雪のけをする会社もあれば、豪勢にユンボで駐車場を除雪している会社もある。地上にスペースが多ければ多いほど、当然人も手間もかかる。
朝、出社前も余計な仕事が増える。車が雪に埋まっているため、まずは最低限ガラスの雪をのけて、前に雪が積もっていたら出られるように除雪しなければならない。それだけで10分から15分はかかる。朝にそれだけ時間が取られるのは大変だ。
雪国で仕事をして雪と付き合うというのは、新潟の中では雪が少ないウチのような会社でもそれなりに大変なものだ。雪がないとまた果樹のリズムも狂うので困るということだが、降って適度に溶ける程度でなんとか勘弁してもらえないだろうかと空に向かってお願いしてみたくもなったりする。
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