2003年10月12日日曜日

需要

 うん、本棚を買おう、・・・と思ってもみたりみなかったり。

2003年10月11日土曜日

小さくとも形になった感性達

 CDラックの奥の方を「何があったかなぁ?」と思って少し引っ掻き回していたら、今ではちょっと他で見当たらないようなCDを3つばかり見つけました。1つはクラギタの2つ上の先輩がプロデュースしたCDで、それをもらったのか買ったのか忘れたけど、とにかく今こうして手元にある『Two(+1)on Exhibition』。アート系のセンスを持ったある種の人間が持つ独特な雰囲気をその先輩もやはり持ち合わせていて、高品質紙にプリンタで印刷された、滲んだ水彩画風の表ジャケットや、モノトーンで写された外国の街並の写真の裏ジャケ、そして中の歌詞カードに至るまで、今見てもやはりとてもセンスがいいのです。音楽はどんなものが収録されていたのか、正直今は思い出せないので、後で聴いてみようと思っています(今は残り2つのうちの片方を聴いています)。

 次は当時付き合っていた彼女のバイト友達で、シンガーとしてちゃんとした事務所に所属してやっていて、その当時メジャーデビュー一歩前くらいの位置にいた人が参加したコンピレーションアルバム。何度か一緒にカラオケに行ったこともあるけれど、可愛ければよしのアイドル系ではなく真面目にシンガーやってプロ目指してるだけあって、さすがにそこらへんの女の子や学生バンドの女ボーカルなんかより全然うまかったですね。どうなったんだろう、私は名前を聞きませんが、メジャーデビューできたんでしょうか?

 そして3枚目は今聴いているCDで、まりも氏の強い勧めで何度かライブも観てこのCDも持っている、みじんこ!の『ケンビキョウと宇宙』。当時立命の軽音の看板バンドの一つで、くるりのメジャーデビューなどで盛り上がっていた立命のバンドシーンの中でも一際目立っていた、というか個性を発揮していたバンドです。・・・とまぁ知ったかぶってますが、二度程バンドに在籍したり引き込まれそうになったりはしたものの(苦笑)、私も立命のバンドシーンにそんな詳しかったわけではないのでまぁ個人的な印象です。で、このみじんこ!が結構いいんですわ。正直、特別うまいわけではないんですよ。もちろん下手でもないですけれど。ただこう、音といい歌詞といいなんかホッとするんですよね。ボーカルの人、確か体の小さい、長めのおかっぱ頭の女の人だったように記憶してますが、学園祭でギターを弾きながら気持ちよさそうに揺れながら歌っていた姿が思い出されます。それを見て私も「もう一度バンドやってみるのもいいかもなぁ」とちょっと感化されたものです(笑)。音楽性としては敢えて言うならスピッツに近いけど、もう少しおっとりとした浮遊感が漂う、なんかちょっと天然系の暖かな音です。リードギターもセンスの塊のような人で、曲の流れの中で随所にビビッとくる演奏を聴かせてくれていました。確か、卒業記念にこのCDだけ出して解散したんでしたっけ?

 こうして見てみると、昔はちょっと周りを見回せばそういったセンスや行動力を持った人達がたくさんいたんだなぁ、って思います。社会人になったからなのでしょうか、それとも学生の頃の環境があまりに特殊だったからなのでしょうか、今周りを見回しても、そんなセンスを磨いてそれを外に出していこうという人なんてほとんどいません。ギリギリ一杯一人いるかな、くらいです。きっと私なんか及びもつかないような、想像もできないくらいのセンスや見識や行動力を持った人もいるんでしょう。ですが、少なくともそれらが発揮されているところをお目にかかる機会はありません。正直、つまらないですね。外からの刺激に飢えています。刺激といってもストレスはもうたくさんです(爆)。私の感性を刺激して、つっついて、赤く腫れ上がるくらいにぶっ叩いて、「負けてられるか」と思わせてくれるような、そんな感性に飢えています。だからこそ先週もみなとみらいまで一人で繰り出したりするわけで、狂ったように次から次へと小説を読みあさったりもするわけです。ですが、なかなかうまくいきません。なかなかうまくいきません。感性を刺激してくれる、そんな空気に飢えています。ライブとか何とかそういうことではなく、日常の中に溶け込んだ創造というものに向き合う空気に。学生時代は気付かなくても常に周りに、当然クラギタの中にも、Toward eveningの中にもあった、あの空気に。正直、つまらないですね。

2003年10月10日金曜日

涙の六本木ヒルズデビュー

 そもそもは一週間程前に始まりました。ウチのグループ長と営業のグループ長が私のところに来て、現在のところウチの会社では私が技術面の主になって扱っているとある製品のデモをしてくれないかと言います。当然私はそりゃもちろんと請け合うわけですが、色々と話を詰めていくうちにいつも出先でのデモで使ってるノートPCは正直あまりスペックもよくないし、快適にデモをしてサクサク動いてるところをお客さんに見せるにはちょっと重いね、という話になりました。確かにそれは問題です。そもそもマシンの性能が問題なのですから、プログラムを多少どうこうしたってたかがしれてます。じゃあどうしようか、と話をしていた時に、誰かがこう言いました。

「まぁ、場所も近いしこのマシン(私がいつも使っている開発マシン)担いでタクシーに乗って行ってもいいな」

 ・・・ほほう、この私の省スペースどころか思っくそ普通のタワー型のデスクトップマシンを担いで客先まで行くと。なるほど、それなら確かにマシンパワーの問題は解消します。ですが・・・、

「デモってどこでやるんですか?」
「ん?六本木ヒルズ

 ・・・ほほう、確かにそりゃ近いな。っていうかヒルズかい!? というわけで、今日私は今日本で最もホットなスポットの一つであることに疑いのない六本木ヒルズを、いつも会社で使っているタワー型のデスクトップを担いで闊歩していました(爆)。プライベートで行った人の話によると実は意外とつまらないらしい六本木ヒルズ、商品一つ一つ当たりの展示スペースがやたらに広く、その空間の広さに呼応するかようにお値段の方もやたらと高いブランドものばかりが並び一般庶民が買い物できるスペースがほとんどないという六本木ヒルズ、そこを私はタワー型のマシンを重そうに担ぎながら歩いて行ったわけです。とにかく最新鋭な六本木ヒルズ、オフィス棟に入るためには空港のようなセキュリティチェックを受けなければなりません。探知機の間を通る時、このマシンがチェックに引っかかって止められたらどうしようかと思いました(苦笑)。何はともあれセキュリティチェックでも止められずに無事通過することができたわけですが、ってゆーか逆にPC担いでても無事に通れるセキュリティチェックって、一体何をチェックしているのでしょう?こんなでかいタワー型のマシンなら中に爆弾の1つや2つ隠せるんですがねぇ・・・。帰り際、ヒルズの静かで高速なエレベーターで、制服姿のキャイキャイ騒ぐ女子高生達とスーツを着込んでタワー型のマシンを抱えた私が乗り合わせるその風景や、ガラス張りの回転ドアをタワー型のマシンを抱えた私がくぐり抜けてきて、水が流れるアクリルの壁の横を抜けてエスカレーターに乗り込む様は、きっと端から見ると得体のしれないシュールさが漂っていたに違いありません・・・。今日という日に、そんななんとも言えない微妙な気まずさが残るヒルズデビューを私は果たしたのでした。どっとはらい。

2003年10月7日火曜日

原点

 私の音楽好きの始まりをどことするか、それは微妙で難しい問題ですが、色々と隆盛や変遷を辿りグルグル回る私の音楽嗜好の中、いつ聴いても、あるいはいつ帰っても、素直に気持ちよくカッコよく、あるいは熱く、聴けるものが一つだけあります。・・・やっぱりブルーハーツですねー。

2003年10月6日月曜日

Sputnik Sweetheart

 昨日会社に行く途中、電車の吊り革広告が目に入りました。見ると、10/4~10/6の間、みなとみらいのランドマークホールでシャガール展が行われるというではないですか。私は絵画や版画の類いは観るのは好きでも正直見識がないからよくわからん(爆)のですが、折角本物が見れるということですし、みなとみらいならウチから電車で一本、会社まで行く程度の時間で行けてしまうので行ってみるかと、珍しく休日に重い腰を上げました。「まぁ、感性というのは放っておくと錆び付くものだしな、たまにゃシャガールもいい刺激になろう」と呟きながら。そう、『一人みなとみらい計画』の始動です。

 今朝、9時半と休日にしては早めに起きた私は、洗濯や買い出しといった日常の諸事を手早くすませます。そして行き際にスーツをクリーニングに出し、ラーメンで昼食をすませた後に桜木町行きの電車に乗り込みました。終点で降り、バスターミナルの向こうで回るコスモクロックを横目にエスカレータで上の動く歩道に昇り、一路ランドマークタワーの方を目指します。そしてランドマークタワーの横を抜けて扉をくぐり、回廊状のエスタレーターを5階まで上がればもうランドマークホールはすぐそこです。近未来的でお洒落で先進的なみらとみらいランドマーク近辺に、20代の一人攻めを敢行している人間は男女を問わずほとんど皆無に等しいですが気にしちゃ負けです。手前にある有燐堂の『世界のトランプ展』とやらが目についたので立ち寄ってみて、妖しいタロットカードにちょっと惹かれながらも意外と高かったので諦めてみたりしながら、私はランドマークホールに向かっていきました。受付を済ませ、来場者全員プレゼントというポストカードをもらって中に入ると、美術館というよりはイベントホールといった雰囲気で(というか実際そこはイベントホール以外の何物でもないのですが)、薄暗く照明を落とした空間に、意表を突いたことに静かなBGM的な音楽でなく、大音量のいわゆるネオクラシックとかネオフラメンコとかいった類いの音楽が流されいています。ある種学園祭の出し物につきものな浮き足立った熱気にも似た印象を受ける、ある意味で実に斬新な空間です。版画はまぁお決まりって感じで黒い幕に暖色の電球で照らされていましたが、その明らかに美術館とは一線を画した雰囲気は、微妙に若者受けを狙っていたりするのでしょうか?

 中に入って「むう、シャガールだ(やっぱ相変わらずこんなんだな、オイ)」等とすっとんきょうな感想を持ちながら一枚目の版画を近寄ったり離れたり角度を変えてみたりしながら眺めていると、スーツをビシッと着込んだ、短めに刈り込んだ茶髪を爽やかに上に立てた同じ歳くらいの説明員が満面の笑みで声をかけてきます。

「シャガールお好きなんですか?」

 ・・・ほう、俺がシャガールが好きかと?なるほど、休日にイベントホールのシャガール展に一人で立ち寄って、しかも一枚目からじっと数分立ち尽くしているくらいだから、確かに他の人から見たら「シャガール好き」に見えるのかもしれない。が、何しろ俺は初めてではないにしろ美術全般に大した見識があるわけでもない、「なんちゃって美術好き」です。彼の質問に大真面目に「ええ、いいですよね、シャガール」と答えることもできず、仕方がないので開き直って「いやー、ぶっちゃけよくわからないんですけどね、まぁ観るのは嫌いじゃないんで」等とひきつった笑みとともに答えてました。それでも彼は「この金色の額がシャガールが生前に自分で作成したもので、それ以外の物は死後に出た復刻で・・・」と説明してくれました。それはそれで嬉しかったりはするのですが、素人同然の人間が美術の展示会場に単身乗り込んできて、しかも適当に流すでもなく一点一点じ~っと首を捻りながら観ているというのも少し気まずかったりします。何しろ本当に「よくわからん」のですから(苦笑)。ん~、ムンクは凄く感性に響くものがあるし、カンディンスキーも素直に響くものは響くなりに、わからんものはわからんなりに、もっと色々感じるものがあるのですが、シャガールはよくわからん・・・。

 その会場にはシャガールの他にスペインの作家や日本や中国の現代のアーティストの作品も展示されていて、むしろそっちの方がよかったです。まぁ、ただ単にわかりやすかっただけって話もありますが(爆)。ただあれですね、このことはまた機を見て書こうと思いますが、そこに展示されていた現代のアーティスト達は、凄く透明で幻想的な綺麗な作品を作っていて、確かにその技術には感心するのですが、その作品の中で何かしらの形をとって息づいていなければならないはずの魂が見えなかったのです。表面的な美しさだけで終止してしまっているような、そんな印象を受けました。シャガールの作品は理解できないなりにそういった「力」のようなものはやはり感じますねぇ。それともこれも色眼鏡なのかなぁ・・・?

 そしてその後、有燐堂に再び立ち寄り、奥の方に渋谷のブックファーストより充実した洋書コーナーがあるのに気付き、そこで一時間程立ち読みをして過ごしていました。いや、村上春樹の英訳版があって、最近じゃ海外でも英訳された村上春樹の小説が非常に評価が高く読まれていると聞いたので、「英語で読むとどんな印象をうけるんだろう?」と、興味津々で立ち読んでいました。しかし、英訳されたタイトルがいちいち微妙です(苦笑)。例えば『ねじまき鳥クロニクル』は『The Wind-Up Bird Chronicle』。いや、まぁ、確かに「ねじまき」は「Wind up」なのかもしれないけどさぁ・・・。『神の子どもたちはみな踊る』は『After the Quake』。むぅ、確かに『神の子どもたちはみな踊る』は阪神淡路大震災から作者が受けた心象をもとにした連作短編集だ。・・・が、敢えてその中の作品の一つを本のタイトルにもってきた作者の意図は何処へ・・・?とか。『ノルウェーの森』や『アンダーグラウンド』なんかはそのままですね。で、唯一「この英訳タイトルはセンスいいなぁ」と思ったのは『スプートニクの恋人』。訳して『Sputnik Sweetheart』。これは村上春樹の作品としては正直私の中で比較的評価の低い作品ですが(そのくせ文芸方法論のレポートでは当時出たばかりのこの作品を、必死で読みといて色々な所に付箋張り付けたりして珍しく熱心に研究してレポートを書いた)、英訳版を読むならこれかなぁ、とか思ってしまいました(笑)。なんかいい感じじゃないですか。『Sputnik Sweetheart』。まぁ実際ヒロインのすみれがSweetheartかどうかはともかくとして。

 ところで、ペーパーバックってよく裏表紙や中の扉に作者の経歴やバイオグラフィーが載ってたりするじゃないですか。村上春樹のも載ってたんですが、彼、京都の生まれだったんですね(←知らなかったんか!?)。ずっと神戸だと思ってました。しかも、村上春樹の写真初めて見ました・・・。それらに衝撃を受けるにつれ、「そういや俺ってそんなことも知らずに彼のファンやってたんだろうか・・・?」と思ってしまいましたとさ。いいんです、俺は彼の作品が好きなのであって、彼の写真やバイオグラフィーが好きなわけではないのです。・・・まぁでも普通、好きな作家の写真くらい8年もファンやってりゃ一度くらいは目にしますよねぇ・・・。

 バイオグラフィーで思い出しましたが、今日は私の遠い友人の誕生日でした。今では連絡先もわからなくなってしまって、どこでどうしているのかもさっぱりで、まさに『遠い声、遠い部屋』といった趣もありますが。折角思い出したのだからこの場で一言くらいお祝いをいいたいと思います。しかしどうしてるんでしょうね、ホント?お~い、元気か~?

2003年10月5日日曜日

壊れかけの・・・。

 さぁあああああっっっっ、今日も元気に仕事しごとシゴトォオォオオおおおおっっっっ!!!!!!! ・・・スイマセン、だんだん壊れてきました(爆)。いやー、最近平日日中はひたすら他の人から来る質問やら何やらに答えていて自分の仕事ができず、やっと落ち着いて集中できるのは皆が帰り始める夜8時半過ぎとかから。そら自分の仕事ができるはずもありません。そのくせ答え始めると「コードの書き方が悪いから問題箇所の特定がさらにややこしくなってんだよ」とか「無駄なコード書いてるな、俺なら数分の一のロジックで同じことを実現できるぜ?」とか、ギターでいうならフォームの矯正のような指導を始めてしまうものだから、どんどん時間が取られていくのです・・・。そら平日の間に自分の仕事が終わるはずもありません(泣)。うーむ、後輩見捨てて「強く生きろ」とだけ答えて放置して、自分の仕事に専念してしまおうかなぁとも思う今日この頃です。

2003年10月2日木曜日

弁解余地なし

 またタオル用意すんの忘れた・・・(嘆息)。新手の神経症か、それとも何か無意識がそうさせるのか・・・?スイマセン、ただ忘れっぽいだけです(苦笑)。

 ・・・にしても昨日日記に書いたばかりでもう今日かい・・・。