1999年2月28日日曜日

『調和の霊感』編曲終了・・・?

 今日は春の演奏会シ-ズンに演奏するビバルディの『調和の霊感』第8番第一楽章Allegroのデータを仕上げてみましたが、どこかおかしいんですよね。音があきらかにぶつかってる(音楽的におかしい)のです。特に45~47小節目と51小節目あたりが。あまりに変なんでちょっと手直しとか入れてみたのですがあまり改善はされませんでしたね。そこでちょっとデータをアップしておくので打ち込みミスや譜面のミスがないか確認していただけませんか>関係者の方


 曲名のところをクリックしていただければダウンロードできるかと。データはクラギタ標準の(?)シンガ-ソングライタ-形式でZip圧縮がかかっています。基本的にただ音符を機械的に置いていっただけのデータなので音楽的に聴きやすくはないですが、2ndがソロ弾いてるとこだけはあまりに1stがうるさくて2ndが聞こえなかったのでボリュームとベロシティをいじってあります。でもそれだけです。ということですのでそれではヨロシク。

1999年2月27日土曜日

神戸女学院コ-ラス部定期演奏会

 今日は神戸女学院のコ-ラス部(正式名称不詳)の定期演奏会に行ってきました。まがりなりにも一時期合唱の世界に身をおいた私としては久々の歌のステージはなかなか楽しみでしたね。

 ステ-ジは四部構成になっていたのですが、第一部のミサ曲が実に綺麗な選曲でよかったです。オルガンの音色がまたいい味出してましたよ。指揮の人がまたうまいんだ。合唱の指揮はある種独特なところがあるから難しいのに。やっぱ指導顧問がつききりでいてくれるところは違いますね。そういえば京都産業大のギタ-部も結構有名な指揮の人が顧問だそうで、ここも指揮は見ててうまいと思いましたしねぇ・・・。ウチみたいにたまに先生呼ぶだけじゃやはり駄目なんでしょうかね・・・? で、あとはまぁベタベタな合唱曲(死際に語りかけるような詩がかなり怖い)や、『West side story』のミュージカル(もちろん振り付き)があって、最後はまた『旅』という合唱組曲で締めてアンコールという流れでした。ミュージカルはステ-ジから駆け降りてきて客席で歌ったり指パッチンで盛り上げて(?)みたりと色々頑張ってましたね。最後のアンコ-ルでは『思い出がいっぱい』とかやって、最後にまたミサ曲をハミングで流しながらアナウンスを入れてミラ-ボ-ルとスポットを照らしながらメイン照明をフェードアウトさせていくという演出がえらいカッコよかったです。最後にまたホ-ルを出たところで集まって歌ってましたしね。うちらの定演もこのくらいのエンディングを迎えたいものです。最後くらいやはりスマートに、しかしドラマティックにきめたいじゃないですか、なんとなく。

1999年2月25日木曜日

音楽論問題提起

 さてさて、そろそろ『音楽論』の序論に代えて、短く簡単な問題提起をしておこうかなと思います。ちょうど部活も始まって音楽に対するセンシビリティも高まってきたことですしね。

 今日のお話は『音楽における感動のための必要条件』です。と言っても、私が数学をまがりなりにもやっていたのはもう2年以上も前。もしかしたら必要条件と十分条件の解釈が逆になっているかも知れません。あしからず。まぁ要は音楽を聴いて感動するために必要な要素とは何かと、そういうことですね。今回は演奏者側限定で聞き手側の要因は省略します。本編ではもちろんそっちもやりますのでお待ちください。

 さてさて、我々が音楽を聴いて感動する時、一体音楽の何に心を動かされているのかを考えてみましょう。それはその曲の旋律であったり躍動であったり、あるいは詩や曲を聴いた状況であるかもしれません。その数多の感動の要因とははたして理論や技術といった面から分析可能なものなのでしょうか。それとも不可思議な心の営みとしてでしかとらえられないものなのでしょうか。ここまで書いて今日は疲れたのでまた今度(爆)! ね? 遅筆でしょう?

1999年2月24日水曜日

肩すかし

 今日はなにやら意識に一枚薄いベールをかけたかのようなけだるさが私の心身を支配する一日でした。疲れもおそらく原因の一つにはあるのでしょうが、それ以上に今日あった結構な肩すかしも精神的にかなりダメージを与えたのではないでしょうか。

 今日、午後3時から有心館で勤務が入っていたはずの私は少し早めに家をでて、学校で昼飯を食べてBOXで少しギターを弾いてから仕事に行こうと思っていました。が、学校につくと何やら門はしまってるは学食も1時半で閉店するはで何かがおかしい。まぁとりあえず東門を出たところのファミマで昼飯を買ってきて、BOXででも食べようかと思って学生会館4階に行ってみるともはや電灯すらついていない。思わず手帳を見て今日が平日であることを確認してしまいました。何で今日は休日のように閉まっている施設が多いのだろうと思いつつもとりあえずスタッフル-ムに行こうとすると、途中有心館の職員さんに、「今日はOPR全部閉室だから勤務お休みだよ」と言われ一瞬愕然。今日は停電か何かで学校は機能停止していたみたいですね。やれやれ。チェックが甘かったな・・・。見事にお知らせ見落としてました。困ったことです。結局家に帰ってから一眠りしてギタ-弾いてました・・・。

1999年2月20日土曜日

クラギタHPのロゴ(案)

 さてさて、只今文学部のHPを作成するのに必死こいてる最中です。でも片手間にクラギタHPのロゴも作ってみました。こんなんでどうでしょうね?>関係者の皆様

 まぁ何かこうしてほしいという要望があればロゴは作り直します。

1999年2月19日金曜日

書きたい音楽論と3年目の殺意

 今日の日記は現在構想中(執筆中ではない)の『音楽論(仮題)』の序論として絶対音感と音楽性についてでも語ろうと思ってたんですが、ことのほか更新の時間が遅めにずれこんでしまったんでまた今度にします。ちょっと前に流行った『絶対音感』という本を読んだ時に思ったことなんですがね。まぁ詳しくはまた後ほど。しかし最近マジで遅筆になりました。困ったものです。バイオリズムの問題でしょうか、アイディアは溢れるがそれを形にする気が起きないのです。う~ん・・・。

 で、話は変わりますが教習所の教官。何がそんなに俺の感情を刺激するんだろうと考えていたら、ある重要な事実にブチ当たったのです。ヤツ、どっかで似たようなのいたなと思っていたら・・・。そう、俺の高校時代の最大級の敵のひとりであり、某T球部顧問(当時)であったH田M樹、コードネーム『まーくん』に雰囲気がそっくりなのです! 色白と色黒の違いこそあれ、あの口調、態度、体格、目付き・・・。チイッ、また貴様かH田M樹! 3年の歳月を経て、貴様はまた俺の前に立ちはだかろうというのか!? ・・・突発的な撲殺衝動に駆られないことを祈ります。

1999年2月18日木曜日

酔いながら

 最近ちょっと更新サボリ気味でした。申し訳ありません。でも今も結構酒入ってフラフラだったりします(苦笑)。ハッキリ言って俺がここまで酔うの珍しいですよ。だってここまで付き合えるヤツそういねーし。とりあえず今言えることは、教習所の担当教官が俺の最も嫌いなタイプの「教えてやる」という態度が鼻につく高慢チキな人間だったということ。数カ月間の教習中にブチ切れる機会がないことを祈ります。

1999年2月14日日曜日

自動車教習開始

 今日から自動車教習所に通い始めました。ハッキリ言って色々何かとかなりうざそうなのですが、まぁでもいつかはやらなきゃいけないことだし、今やっておかないと次に免許取れそうな時間ができるのはいつのことかまったくわかりませんので、まぁ気合い入れて行っときます。しかし今日は疲弊しきってしまいました・・・。

1999年2月13日土曜日

音楽論執筆開始

 今日、新作として『OTHER』にあげるべく音楽論の執筆を開始しました。まぁ多分に認識論的な要素から見た音楽論になると思います。それも『~論』と名称が付いているくせに完全な炸裂系の文章になる予定です。う~ん、大学来てから炸裂系論文調の文章を書くのは初めてだね、そういえば。腕が鈍ってなきゃいいけど・・・(ニヤリ)。今なら「こんなことについて書いてほしい」というリクエストがあれば受け付けますよ。最近いやに遅筆だから、あがるまでには早くとも数日かかると思うし。

P.S. やはり昨日作ったシチューは今日の夕飯まで持ち越しました(爆)。

1999年2月12日金曜日

強敵・シチュー!

 今日はシチューを作ってみました。とりあえず材料としてシチューのルウ(?)と玉ねぎ、ジャガイモはあったので、あとはニンジンを買ってきて、ほうれん草をおひたしにでもして食べようと思い安売り根っこ付きのヤツをガッと買い、いよいよ肉は何を入れようかなと思った段階で問題が生じてきました。最初は鳥肉を入れるつもりで近くのス-パーに行ったのですが、何とそこには適当な鳥肉が売ってない!!!!! それで代わりに何を入れようかという段でスッカリ困惑してしまいましたね。牛肉は高いし、砂肝は焼くと美味しいけどシチューにゃ普通使わんし、牛のレバーも安かったけど、これもまともじゃシチューにゃ入れんし・・・。結局炒め物用のブタさんが安かったのでそれを買い、今日のシチューの材料は揃いました。

 まぁ自炊もボチボチ少しは慣れてきたもので、今回は新たに戦力として加わったザルとボウルの活躍もあり割と料理自体しやすかったのですが、大体すべての品物があがりかけてきた時点で私はあることに気がつきました。・・・一人で食うにはあまりに量が多いのです。シチューなんか明日の夕飯までこれでもちそうな勢いだし、ほうれん草のおひたしときた日にゃあ学食のそれのゆうに4、5杯分はあったでしょう。それを見て「うわ~、これ食うのは結構しんどいな・・・」などと思いつつほうれん草を切ろうとしたら左手中指を思いっきりザクッとやってしまうし(爆)。いや~、あれはなかなかヤバかったっすよ。刃が爪に当たって止まったからよかったもののの、そうでなかったらきっと相当ザックリとえぐれていたこと必至。血もこれがまたダラダラと結構出て、「・・・ふっ、自分の血が流れてるとこなんて300年ぶりに見たぜ・・・。なかなかやるな、オマエ」などと思いつつ止血をしてカットバンを張ってましたよ。しかも一旦血が止まって、これなら大丈夫だろと思ってギタ-弾いてたらいつの間にかまた大量出血してやがるし。まぁそれほど痛くはないんですけどねぇ・・・。

今日のメニュ-
・ご飯
・クリームシチュー
・ほうれん草のおひたし(←丼に山盛り)
・コーヒー

 そうそう、連絡ですが、このサクラのサーバ、13日にメンテナンスのため14:00~17:00のうちで一回10分間ほど停止するそうです。そんな短いデッドスポットにはまる人もそういないかとは思いますが、一応頭に止めといてください。

1999年2月11日木曜日

ネットの匿名性と安全性

 なにやら世間では京大の院生がネットを通じて売り出したクロロホルムが強姦未遂事件に使用され、例のドクタ-・キリコの診察室の件もありネット上での(偽りの)匿名性を利用した犯罪に関する議論が盛んになっているようですね。話の方向性を見ていると、どうやらネットの性質をよくわかっていない一部のマスコミからお決まりの「ネットに規制を」の声が聞こえてきそうな感じです。さてどうなんでしょうね? 私はこの場合なんかは別に規制とかなんとか言わずともよいかなと思うのですが。

 だって確かにネットは一見匿名性が保持された社交場のように見え、それがネットを利用した犯罪を助長する原因となっているわけですが、冷静に考えればネットって行くとこ行きゃ全部ログ残ってんですよね。確かにブラウザ上では匿名性は保たれているけど、システムから見れば匿名性も何も・・・。厳格な監視下を情報の小包が行ったり来たりしてるようなもんですからね、ネットって。だからそこを利用すれば逆に捜査はやりやすいわけで、ネットのみかけの匿名性にだまされてそこで犯罪をして一儲けしようとか、あるいはそれでいい気になってる小物なんて、もう罠をしかけて雑魚をまとめて引っ掛けるがごとく一気にパクって間引いてやった方がよいのではとも思いますね。劣悪遺伝子排除法の世界ですよ? まぁ確かに現在の規制のまったく存在しないネットの状況が犯罪を起こしやすい要因を作り上げていると言えばその通りなのかも知れませんけど・・・。

1999年2月9日火曜日

精神不調

 何故か精神エネルギ-が停滞気味の今日この頃、一人でいるとボ~ッとしてばかりで何もやる気が起きない。やるべきことはたくさんあるはずなのに、それらをすべてほっといて、気が付くと読みかけの雑誌をマクラ代わりにコタツで爆睡していたり・・・。後期中やたらと忙しかったリバウンドなのか、それとも他に原因があるのかは自分でもイマイチわからないが、とにかくこれでは色々な仕事や問題を後へ後へと回して近い将来にツケを作っているだけであることはわかっている。でも何故か行動する気は起きずに、雑誌以外の本を読む気力すらなくただ漫然と時を過ごしている。困ったものだ。原因はやはり自分で一番認めたくない部分にあるのだろうか?

1999年2月8日月曜日

日本橋にて

 今日は弟がパソコンを買うというのでそれの機種等の選定に付き合って日本橋まで繰り出してきました。なんだかんだの経緯の末、選んだのが俺の周りでも何かと悪名名高いGateway!!!!!! もう俺がやりたい放題にカスタマイズして、俺が奪ってそのまま使ってやりたいくらいのデンジャラスなマシンができあがりました。ペンツー400Mhzのメモリ128M、さらにUltraATAのハードディスクが10GB!!! USBポートも2基搭載とくればたまりませんな。VRAMやモニタもちょっといじったし、あのマシンに穴はない。よって俺によこせ!? まぁまぁでもヤツがあの妖怪ゲートウェイを使いこなせる日はいつのことか。

 で、俺は俺で日本橋まで繰り出してタダで帰ってくるはずもなく、かねてより目を付けていたMacromedia Dream Weaver 2.0Jをちゃんとゲットしてきましたよ。これは DHTML、CSS、JavaScript他XMLやShockwavaの埋め込みにも対応した超高機能HTMLエディタです。これを使ってこれからガシガシとクラギタのHPを作るんだもんね。もう最新のブラウザで見ないとグチャグチャになるようなペ-ジを作ってしまうのもアリかなと!? まぁそれは冗談にしても、WebPageを作る機会が何かと多くなっている今日この頃、このくらいのツールは用意しておいてバチは当たらんかなということで。このページもいつかDream Weaverの力で大幅バ-ジョンアップを果たす可能性がありますよ。夢を紡ぐもの、その力はこれから試していかせてもらいますよ。

1999年2月6日土曜日

闇に潜れ、ただ光にすがるより

悲しみの舞台から
最後の一歩をためらうな
没落は荒廃への道ではない
失うことを恐れたその時
すべての喪失への幕があける


走り続けろ
たとえ何も見えなくとも
闇の中に潜れ
深く、二度と戻れないほどに深く
闇は絶望の象徴ではなく
ただ光というものによって
照らされることのない未知の大陸

その中を探れ
光という希望に頼るのではなく
ただ己の感覚のみで
闇は無ではない
ただ光によって照らされないだけ
一筋の希望すら届かない恐れの中で
光すらかなわない可能性を探れ
いつかそれを手にした時
無明の瞳が真実を明かす

昼の光に、
夜の深さはわからない
与えられた視野の中に、
すべての真実は映らない

 これは今書いている小説の扉となる部分に来る予定のフレーズです。つまりは今回の小説のコンセプトということになりますか。比較的解釈はしやすいフレ-ズだと思いますが、感覚的に理解するのはちょっとしんどいかもしれません。共感できるか否かというと大体の人が退きたくなるようなコンセプトですし。要は光という希望に照らされた狭い舞台の中にある真実は、それが偽物とは言えないまでもごく限られたもの、闇という残り大部分の世界を占める見えざる恐怖の中に潜り自ら探ることによってのみ手許にやってくる真実もある、ということです。当然闇の象徴するものの中に潜っていくことには相当のリスクが伴いますし、光を帯びたものは捨て去っていかなくてはなりません。それが何を意味するか・・・。これ以上の解釈は読んだ皆さんにおまかせしましょう。

 今回はちと話が長くなりそうな気配があるのですが、どこまで長くなるかはわかりません。途中で止めるかもしれないし。まぁ無事発表できれば御の字ということで。もしどうしても読みたいという奇特な方がおられたら急かすなり励ますなりのメールでも送ってください!?

1999年2月5日金曜日

自炊奮闘物語

 今日は下宿生活2年目にしてようやくまともに自炊をしてみようかという気紛れを起こしたとある男が夕飯の一品のために描いた聞くも涙の青春物語をお贈りしよう。その男は昼間冷蔵庫を見て、自分の部屋に意外に食材がたくさんあることに気がついた。それも野菜系のものばかり。このまま腐らせておくには結構もったいない気もするなと思った彼は、どうせ今晩はヒマなことだし一発自分で飯でも作ってみようかととんでもない決心をした。そしてこの物語は幕をあける・・・。

 まず彼は家にある食材の点検を始めた。ジャガイモ、ニンジン、菜っ葉のような京野菜(正式名称不明)、味噌、パックのだし、そして卵である。このラインナップを見て彼はふと思った。おお、これなら世間一般に『ミソシル』と呼ばれているものができそうじゃないか。味噌汁。彼にとってはかなりの大技である。だが躊躇してはいけない。作り方は人が作るのを見て覚えたはずじゃないか。なにより味噌汁って入れるもん入れりゃ何とかそれなりにできてくれそうじゃん!? そう自分で自分を励ましながら、彼はとうとう料理に取りかかり始めた。

 とりあえず今回はニンジン君にはレギュラーを外れてもらうことにして、彼はジャガイモと菜っ葉のような京野菜を切ることにした。京野菜は茎の部分を細か目に、葉のところは大き目にザクザクと切って裁断完了。ここまでは問題はない。さて、次のジャガイモである。こいつは皮を剥くのがハッキリ言ってかなり面倒臭い。よってそのままブツ切りにして汁の中に放り込んでくれようかとも思ったが、やはりそれは止めにしてキチンと皮を剥くことにした。ここで一発指でも切ってしまえば奮闘記として読者の皆さんを盛り上げることができるところであるが、残念ながら彼は手先は結構器用な方なので一旦意を決して剥き始めてしまえば何事もなく無事綺麗に皮を剥くことに成功した。そして沸騰したお湯にダシを入れる。・・・待てよ、ダシって一体どのくらい入れりゃいいんだ? そして彼はダシのパッケ-ジの説明書きを読み、とりあえず1/2袋くらいでいってみようということにしてダシの投入を完了、ジャガイモを鍋にブチ込むところまで辿り着いた。ここまでくれば後は簡単。ジャガイモが煮えたら味噌入れて、菜っ葉を仕上げに放り込んでやれば無事完成さ。御飯の方もどうやら無事に炊けてきたようだ。炊飯器からは蒸気と一緒に実に美味しそうな匂いがしてきている。あとはさすがに味噌汁だけだと食卓が寂しいので目玉焼きでも作ってやろうかと彼は冷蔵庫のトビラを開けた。卵もついこの間買ってきたばかりだから鮮度はかなりいけてるはずだ。そう思って卵を手にした時、彼はあるものの存在に気がついた。

 ・・・ナスがある。そう。そういえばナスもあったんだった。しまった!味噌汁に一緒に入れておけばよかった。しかし既に時遅く、味噌汁はもう味噌も溶かして完全にできあがっている。今から入れてもナスは生煮えのままになってしまい、あまり美味しくはないであろうことは目に見えている。どうする!? が、そのとき神の啓示が彼の脳に下った。(目玉焼きと)一緒に焼いちゃえばいいじゃん! そして今日のメニューの中に急遽焼きナスが加わった。切ってフライパンでただ焼くだけである。後は醤油でもかけて食べてやればいい。恐れることは何もない。ナスも最近話題のポリフェノ-ルの一種(確かナスニンとかいうそのままのネーミングのやつ)をたくさん含んでて体にとてもよいとどこかで聞いたし、食べておくのも悪くはなかろう。一昔前は栄養価が疑問視されていたらしいナスは、ポリフェノ-ルの発見で再び健康食品の先陣を切る時の野菜となっていたのだ。実に浮き沈みの激しい野菜ライフである。

 そんなこんだで自炊は終わり、冷蔵庫からさらに発見されたキャベツの漬け物(もちろん最近買ったもので賞味期限的にも問題はない)を加えて、今日の食卓に俺の下宿生活の中でもっともまともな部類に入るメニューが並ぶこととなった。味もなかなかのものでありそれなりに充実感はあったのだが、冷静に考えると味噌汁は学食で20円、焼きナスも価格を付ければおそらく80円程度で食えるだろう。そう思うとやはりできればそっちで楽して食べたいものだと思う今日この頃であった。

今日のメニュー
・御飯
・ジャガイモと京野菜の味噌汁
・焼きナス
・目玉焼き
・キャベツの漬け物
・コーヒー(食後にもちろんインスタント)

 ちなみに1月分の日記を過去の分に回したついでに、過去の日記の方にもCSSを組み込んでおきました。

1999年2月4日木曜日

琵琶湖に降る雪

 我が地元新潟ではどうやら大雪が降って大変なことになっているようですが、ここ京都でも新潟ほどではないにしても今日はそこそこに雪が降っていました。雪が降り出した夕方、私は何故か琵琶湖岸にいたりしたのですが、もう空が真っ白になって電灯に照らされた雪が幕みたいに見えてなかなか綺麗でしたね。ただし恐ろしく寒かったのも言うまでもありません。風が強いっちゅーねん! でも降り積もったばかりでまだ誰も足跡をつけていない新雪を見るのはやはり気持ちのよいものです。

1999年2月2日火曜日

CSS実験

 今日はこのページにCSSを実験的に組み込んでみました。BODY部分のタグには一切手を加えずに、CSSでスタイル属性を追加するという方法でやったので非対応ブラウザではこれまでまったく変わらない表示がされ、対応ブラウザではテキストの改行幅が広めにとられていたりするなどの地味な変革が見られるはずです。でも改行幅をちょっと多めにとるとテキスト読みやすくなるでしょ? それだけでも大きな進歩かなと(実はそう言ってこのペ-ジを訪れてくれている人に自分の趣味で作ったまだそれほど一般化していない仕様を押し付ける言い訳をしてたりする)。とりあえずはトップページと日記、エッセイの各作品にCSSを組み込んでおきました(ついでに更新履歴にも)。気が向いたら他のCSSが適用されていない部分と見比べてみるのもよいでしょう。

 それとボチボチ新作のインスピレ-ションが来たので、作品の方もまっとうに更新したりところですね、そろそろ。明日明後日はちょっと忙しいからその後くらいにアップできるんじゃないかな?