2009年5月20日水曜日

新型インフルエンザから身を守れ

 神戸で新型インフルエンザの感染が確認されてから数日。私がこの日記を書いている20日0時時点で193人の感染者が判明しています。今のところは神戸・大阪で拡大が止まっているようにも見えますが、首都圏まで広がってくるのは時間の問題と考えてよいでしょう。個人的には潜伏期間を考慮すると首都圏で最初の感染者が発見されるのは20日中くらいじゃないかなと考えています。

 というわけで、私が見る限り今のところはこの新型インフルエンザに関しては比較的正確な情報が多く流れており流言飛語の類いは少ないようではありますが、まぁそれでも一旦ここでこの新型インフルエンザから身を守るためのポイントを改めてまとめてみたいと思います。

 まずは何と言っても予防。基本はよく言われる以下の3つです。

・手洗い(殺菌・消毒が行える薬用ハンドソープで)
・うがい(イソジン推奨)
・マスク着用

 誤解されがちですが、インフルエンザの予防で本当に効果的なのは手洗いとうがいであって、マスク着用ではありません。インフルエンザウィルスは一般に消毒全般に弱いので、殺菌作用のある薬用ハンドソープでの手洗いとイソジンでのうがいは非常に効果的です。会社員の方なら朝出社したらまず手洗い・うがい。昼食に出て帰ってきたら手洗い・うがい。外出から夕方に帰社しても手洗い・うがい。帰宅したらまた手洗い・うがいです。これが一番。ウチの会社は医療機関用の手指消毒アルコールを常備してくれているのでありがたいです。過敏なようですが、新型インフルエンザは誰も免疫を持っていません。ということは、感染しても体力があれば発症しないとか基本的にありえません。侵入を許したら発症します。諦めてください。だから予防するしかないのです。

 対して、マスクではインフルエンザウィルスの侵入は基本的に防げません。不織布のマスクは確かにガーゼのものよりは予防できますが、まぁそれでも気休めよりは少しマシ程度に考えた方がよいでしょう。20枚8,000円とかで売ってる一部の本格的なサージカルマスクはまた話が別です。

 ではマスクの効果はないのかというとそれも違って、侵入を防ぐことはできませんが侵入を遅らせて時間稼ぎをすることはできます。インフルエンザウィルスは湿気を嫌うので、マスクでこもった湿気がインフルエンザの侵入を足止めします。ので、足止めしている間にイソジンのうがいで予防しましょう。マスクだけでは予防は片手落ちです。マスクで足止めしてうがいで予防、です。

 ではあまり考えたくないですが、もし感染してしまったら。考えたくはないですが、一応対処を知っておくに越したことはありません。以下のポイントを押さえておきましょう。

【事前に】
・自分の住む自治体の新型インフルエンザ電話相談窓口を確認しておきましょう
・同じく発熱外来を行っている医療機関を確認しておきましょう

【あやしいなと感じたら】
・38度以上の熱、咳や呼吸困難等の呼吸器症状が併発したら電話相談窓口へ
・相談窓口の指示に従い、必要に応じて医療機関へ
・その際、マスクの着用は義務と思ってください

 現時点ではこの新型インフルエンザは弱毒性です。安心はできませんが落ち着きましょう。タミフルやリレンザといった抗ウィルス剤も有効であることがわかっています。慌てずに医療機関の治療を受けるのが一番です。やってはいけないのが無理をして仕事をする等、人と接触する生活を行うこと。それは普通にテロです。インフルエンザの感染が懸念されたら、迷わず人との接触を断って相談窓口・医療機関の指示に従うのが感染の拡大を予防につながります。外出時のマスクも必須です。マスクは予防よりも感染の拡大防止にこそ大きな効果を発揮します。感染が疑われたときこそマスクの着用をお願いします。

 最後に、今回の新型インフルエンザは弱毒性ということで、危険度は今のところ通常のインフルエンザとそれほど変わりありません。それでも何故ここまで騒がれているかというと、そのポイントは大きく以下になります。

・誰も免疫を持っていないので感染力が強い
・いつ強毒性に変異するかわからない
・その上タミフル等に耐性を持たれたらたまらない

 特に重要なのは「いつ強毒性に変異するかわからない」ところで、かつて大きな被害をもたらしたスペイン風邪なども流行当初は弱毒性だったものが途中で変異して強毒性になったと言われています。だから今回も強毒性に変異されたくないので、その前の収束を目指して躍起になっているわけです。ですので、「今回は弱毒性なんだから大丈夫だろ」などと言わずに、予防と流行の収束に高い意識を持つことが重要なのです。それは大袈裟に言えば、人類のために。私はとにかく強毒性のインフルエンザに自分がかかりたくない一心ですが(苦笑)。

 鳥インフルエンザがしばらく警戒されていたら、突然やってきた豚インフルエンザ。これがこのまま弱毒性のまま収束してくれるかどうか、日本での流行範囲はどこまで広がるか、それは現時点ではわかりません。が、敢えて今言わせていただくと、やはり私達は鳥インフルエンザのことを忘れるわけにはいきません。何故ならこちらは正真正銘の強毒性新型インフルエンザだからです。強毒性とは呼吸器のみならず、全身の臓器に感染・発症する非常に致死率の高いインフルエンザです。今回の弱毒性新型インフルエンザを教訓として、予行練習として、いつ来るともわからない鳥インフルエンザにも油断せずに普段から準備を怠らないようにしたいものです。とりあえず、いざ流行し始めると店頭からマスクがごっそり無くなるということがわかったので、普段からマスクとうがい薬は常備する程度のことはしようかな、と思います。

 新型インフルエンザだといって、なめてももちろんいけませんが、必要以上に慌てても仕方ありません。とりあえず正確な情報と行動で、一人一人が自分にできることで予防をし、感染の拡大を防止することが流行の早期収束につながり、引いては自分の身を守ることにつながります。どうなるかはわかりませんが、皆さん、気をつけましょう。

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