2003年8月13日水曜日

爆死、勤務中

 私はどうも飲み物を飲むのが下手らしく、ものを飲む時(特にペットボトルとかだと)よくむせます。何気なく一口飲もうとして、何の前触れもなく突然咳き込み始めるからきっと周りの人はかなりびっくりすることだろうと思います。今日も、そんな感じでした。

 会社で私はちょっと休憩をしていて、ペットボトルのお茶を飲みながら軽く本を読んでいました。本を読みながら、ペットボトルに手を伸ばし、特別なことをやるわけでもなく、何か話しながら飲もうとするでもなく、ただおもむろに一口、ただし量は結構多めに、ゴクッと口に含み、飲もうとしました。・・・その時です。その多めに含んだお茶は、何を間違ったのか食道の方に(おそらく一滴も)入ることなく、ダイレクトに思いっきり気管に流れ込んでくれたのです。まさに「ゴフッ!」って感じでした。当然激しく咳き込もうとするわけですが、まだ口の中にお茶が残っていてまともに咳をしたら一気に吹き出てしまいます。とはいえ水分を肺の外に押し出そうとする圧力が強く、中から吹き出る空気圧と、それを押しとどめる弁の役割を果たす閉ざされた口のせいで間違った意味に胸が一杯になり、顔も紅潮してもう大変です。息もできません。「ヤバイ。これはヤバイ。死ぬぞ!?」と思った私は、さすがにこんな間抜けな死に方もしたくなかったのでとりあえず手近にあったお茶を買ってきた時のコンビニ袋に口の中の水分を吐きだしました。まさに「背に腹は代えられず」というヤツです。これで堂々と咳き込めるわけで、これでちょっとは楽になるだろうと思ったのですが・・・。何と、まだ息が全然できません。肺に水が溜まっているせいなのでしょうか、激しく咳き込む間に必死で息を吸っても、全然肺に空気が入ってくる感じがしない、少なくとも血に酸素が回っている感じがしないのです。本気でヤバイと思いました。咳でどんどん肺の中の空気は出て行くのに、いくら吸っても空気が肺に届かないのです。そりゃもう苦しかったですよ、ええ。終いにゃ空気を吸い込もうとする息すら細くなりかけたわけですが、そこまでいった段階でやっと、少しずつ吸った空気が肺に届くようになってくれました。まだ最初はひどい喘息の発作の時のように、思いきり吸っても潰れたストローの中を無理矢理通ってくる感じの線の細い空気が微かに吸えるだけでしたが、それも少しずつよくなり、どうにか数分後「普通に咳き込んでる」感じのところまで回復することができました。その後もしばらく、声を出そうとすると肺に何かつっかえた感じがしてうまく声にする息が出てこなかったり、息と一緒に水分が出てきたりしましたが、本当にギリギリ一杯、今は無事に元通りの体に戻れました。いや~、息ができるって素晴らしいですね(笑)。

 ・・・しかし、私は一体どれだけの量の水分をどれだけの勢いで肺にブチ込んでしまったのでしょうか・・・?

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