2011年4月7日木曜日
政府による言論統制の危惧:東日本大震災に関わるネット上の情報について
『総務省通達「東日本大震災に係るインターネット上の流言飛語への適切な対応に関する電気通信事業者関係団体に対する要請」は極めて危険だ。』
日本政府が「ネット上で国民の不安をいたずらにあおる流言飛語が流布している」として、このような流言飛語の自主的な削除をサイト管理者側に求めた。ネット上ではこれを「言論統制だ」として反発が広がっている。
私個人としても、この政府の対応ばかりは気に入らない。正しく有益な情報もとんでもない流言飛語も等しく情報として手に入れられるのがネットというものだ。その玉石混交膨大雑多の情報を読み取り、善悪好悪を判断するのは利用者側の責任であり、そのためには利用者側が最低限のリテラシー及び知識・常識を持たなければならないというのが昔から言い続けている私の立場。国に情報元の精査・操作をされる言われはない。こればかりは声を大にして言おう。ネットに政府の統制はいらない。
2011年3月31日木曜日
消えた農業議論
しかし農業関係のニュースも放射線量については豊富だけど、それに気を取られすぎなんだな。放射線の問題はもちろん農業にとって死活問題だし、これが解決しないと国内でも対外的にも農業はさらに弱ってしまうのは確かなんだけど、どうも世の中のニュースは一つ論点が見つかるとそこに意識が集中しすぎて、各論以前の総体としてどうするかのビジョンが不明瞭になっていく気がする。ニュースとは所詮事例報告だから仕方ない面はあるけれど。放射線の情報は大事だが、その他のニュース、議論も併せて再開した方がいいのではないかと思う。
2011年3月24日木曜日
『ジェットコースター』と大人の必要条件
ところで、一体いつからが大人なのだろうか。何歳からと区切りたいわけでもないが、とりあえず自分の家庭を持ったら、少なくとも大人であろうという自覚はしていたい。自分一人なら自分の命、人生は自分が責任を持てばいいが、家族ができるとそうではない。自分自身に対する責任が、家族という自分以外の人への責任にもつながる。大人とは、家族に限らず、自分以外の人に対する責任を自覚できることなのではないだろうか。これは大人であることの必要条件の一つに過ぎないとは思うけど。
まぁとりあず、例えばコンサートに行った時なんかは大人でなんかいなくてもいいんじゃないだろうか。感動すれば泣けばいいし、飛び跳ねながら手を振ったっていいし、ヘッドバンキングだってしちゃってもいいだろう。そんな時間だって必要だ。
2011年3月6日日曜日
地産地消『A alla Z』
行ったのは地元新潟の契約農家から仕入れた減農薬野菜を使用したイタリア料理が売りの『A alla Z』というお店。全体に野菜をふんだんに使った優しい味付けで、素材を生かした料理が素晴らしく美味しかったです。子供達も美味しいのがわかるのか、いつもよりもいい食べっぷり。一つだけある個室が予約で取れたので、3才と1才の子供が少しくらい暴れても大丈夫。安心して美味しいコース料理を堪能できて私も妻も大満足でした。
地元で採れた野菜がこんなに美味しい料理になり、近所のお店で食べられる。地産地消の一つのいい形だなぁと感じました。このお店にはまた機会があれば行きたいものです。
2011年2月27日日曜日
たむらぱん パンダフルツアー@新潟LOTS
当日のセットリストは大体以下の通り。『ストーリーテラー』から『フロウハロウ』までの曲順が少々記憶が曖昧ですが、大枠こんな感じだったと思います。『フロウハロウ』は『ズンダ』の後だったかなぁ・・・?あやしい部分もあるので訂正あれば教えてください。
1. バンブー
2. スポンジ
3. マウンテン
4. フレフレ
5. ノバディノウズ
6. ごめん
7. ズンダ
8. ストーリーテラー
9. ゼロ
10. ラフ
11. きづく
12. フロウハロウ
13. SOS
14. あいそう
15. ジェットコースター
16. へぶん
17. ハリウッド
~アンコール~
18. とんだって
19. 十人十色
当日のドキドキを大切にするため、敢えてセットリストは未確認のまま臨んだ今回のコンサート。スタートは予想通り『バンブー』から。サビは結構高いところで音が続くから歌う側としては一曲目には辛そうな曲ですが、そこはさすがたむらぱん、しっかり声出てました。続く『スポンジ』のイントロで飛び跳ねながら「新潟の皆さんこんばんは」的なMC入れてたら本来歌が入る所で入り忘れ、「やっべ、入るとこ間違えた」と焦るのがちょっと面白かったです。
さて、その後全曲について語りたい気持ちはやまやまなのですが、書くのも読むのも大変だと思うので特に印象に残った部分を。たむらぱん自身が"平成の関白宣言"と自負(?)している『フレフレ』から『ノバディノウズ』の流れでは演奏後にMCが入り、いつまでも二人一緒に頑張っていこうという内容の『フレフレ』から、誰にも知られないようにこっそりと新しい恋人に会いに行く不倫・浮気の歌である『ノバディノウズ』へつなげる流れは、現実的な感じがして気に入っているとかのたまっておられました。そしてもし浮気がばれた時でも対応できる曲を作っています!とか言って『ごめん』。面白すぎです(笑)。その『ごめん』でサビを会場中で思い切り歌って、『ズンダ』で気持ちよく手拍子をして、前半最初の盛り上がりとなっていきました。私は元々この『ズンダ』のサビで手拍子したいという思いでコンサートチケットを取っただけに、ここは楽しかったですね。セットリストは未確認でしたが、まぁ『ズンダ』は演らないはずはないだろうと思っていたので、「よし来た!」と盛大に手拍子してました。
でもビックリしたのは『ノバディノウズ』を演ったこと。この曲は1st『ブタベスト』の中でも好きな曲で、6/8拍子の気持ちよいリズムに体を揺らしながら、それこそ天の上まで引っ張っていかれるようなサビのメロディーと歌声がお気に入りなのです。生で聴きたいとは思っていたのですが、『ブタベスト』の中でも比較的マイナーな部類に入る曲だからまぁ演らないだろうなと完全に諦めていたのが聴けたのでとても嬉しかったです。ライブでも気持ちよくリズムに体を揺らして、バッチリ天まで引っ張り上げてもらいました(笑)。個人的にはサプライズという意味ではこの曲が一番サプライズ。
そしてそこからは少しクールダウン。ちょっと落ち着いてたむらぱんの歌を堪能できる曲が続きます。『ストーリーテラー』よかったなぁ・・・。この曲は『ナクナイ』購入後、その魅力に気付くまで少々時間がかかった曲なのですが、よく聴くとちょっとJAZZかボサノヴァっぽいコード進行に、何というか美しいながらも少し表情が曇り気味なメロディーが絡まった名曲です。生で聴くと歌に一層力と表情が加わって、実に感動的な、でもどこか少し足取りが重くなるような感傷が、とても素敵でした。
『ノバディノウズ』に続くサプライズはやはり『フロウハロウ』!この曲も1st『ブタベスト』の曲で、ピアノ伴奏とドラムスを効果的に使って後半にかけてどんどん盛り上げてくれる超名曲。ライヴで歌いながら「♪東の方向へ~」で手を振りたい!という思いが強く、コンサート開始前には「『フロウハロウ』も聴きたいけど演らないだろうなぁ」とつぶやいてしまったくらい聴きたい曲だったので最高に嬉しかったです。調べてみると今回はツアーの途中、名古屋公演では『フロウハロウ』演ったらしいです。仙台でのセットリストは現時点で情報がないので未確認ですが、とにかくこの曲はツアー後半で演るようになったらしいので聴けてよかったです。最高。
そして『SOS』、『あいそう』、『ジェットコースター』とライブ映えするアップテンポなナンバーが並ぶクライマックスへ。「♪SOSです、SOSです」の合唱はお約束。個人的にはズンダと並んで手拍子したい曲No.1の『あいそう』のサビで思い切り手拍子できてスッキリしました。でもあの曲、CDでも『ズンダ』程手拍子が目立ってないせいか意外と正しく手拍子してる人が少ない(苦笑)。そして手拍子の定番『ハリウッド』で、カッコいいメンバー紹介と共に本編は幕を閉じます。
アンコールはピアノ伴奏のみの『とんだって』。これで『ナクナイ』収録曲はコンプリート。ここでも素晴らしい歌声を聴かせてくれたたむらぱん。この手の曲でCDより生の方が歌に感動できるのは正直凄いと思いました。あまりライヴ映えする曲でもないかなぁ、と思っていただけに生のオーラにびっくり。いい意味でしてやられました。そしてアンコール最後の曲はまさかの『十人十色』。ちょっとサイケデリックなミッドテンポナンバー。でもこの曲はサイケなだけに音数も多いし、サビでは高音で声を張るメロディーが続くので実は意外に生で聴くと迫力があります。新ウィーン学派を始めとする一見難解な現代曲は生で聴くとカッコいいのと同じ原理です(?)。そしてやはりよかったです。やっぱこういう曲はCDよりはライヴです。シュールにサイケデリックに、たむらぱんの夜は〆られていきました。
コンサートが終わって新潟LOTSを出て、ふと「そういえば新潟に戻ってきてからこうして夜の新潟を一人で歩くのは初めてだなぁ」と思いました。学生時代、独身時代は新潟に帰省する度に仲間と夜の万代や新潟駅前を歩いたものですが、結婚して子供ができて、新潟に戻ってきてからはそもそも夜遊びをあまりしなくなったのです。ライヴが終わった後の高揚感の中で夜の街を歩いていると、何かわからないけれど何か起きそうな、そんな不思議なワクワクというかソワソワした気持ちになります。独身時代ならその余韻で間違いなくどこかのバーにでもふらっと入って行ったことでしょう。けれども、今は家には帰りを待っている妻と子がいます。とりあえず自動販売機でジュースだけ買い、ひとことTwitterに感想をつぶやいて、そのまま家路につきました。2ndアルバム『ノウニウノウン』を『ハレーション』からかけながら。
たむらぱん パンダフルツアー@新潟LOTS。素晴らしい夜でした。たむらぱんとそのバンドの皆さんに感謝。また、新潟に来たら行きます!
2011年2月20日日曜日
『さよならニッポン農業』神門 善久 著
本書が一番の警鐘を鳴らしているのは転用や耕作放棄を含む農地の無秩序な利用。最終的には規制緩和の名の下にそれこそ農地をだれでも自由に取得して自由に利用していいという形になることを警戒する。この無秩序な農地利用に国や地域が歯止めをかけ、農地に競争力を与えることでこそ農業の復興の可能性と説く。ここでいう"競争力"とは世間一般で叫ばれる規制緩和により誰でも農地の取得・利用をできるようにするという見せかけの自由競争ではない。それでは無秩序化がさらに進む。土地利用の方法や手法を細分化して規定化した上で、その規定に沿って土地利用をする限りでは土地の利用権のやり取りを自由化するという方策を提言する。それにより土地利用の無秩序化を抑止しながら価格面での自由競争を促進するわけだ。その際の前提として農地基本台帳を法定化し、平成の検地をおこなって農政を策定・運用する際の基本情報を整理する必要があるというが、これには強く同意する。そもそも自分の農地の権利関係が自分でもわからずに困っている農家も多いのだから。
著者はその他にも無秩序化を抑止するための様々な意見を述べているが、一貫しているのは現状での無秩序な農地利用のままでは日本農業に未来はないということ。その意味で本書のタイトルは『さよならニッポン農業』なわけだ。まだTPPという話が大きくなり始める前に出版されているので本書中にTPPという言葉こそ出てこないが、ドーハ・ラウンドやFTAを視野に入れつつ、貿易自由化の際の影響も視野に入れており、その提言は貿易自由化への対応としても有効と感じる部分も多い。現状をみると非常に理想論的に思えるが、論拠が完全なまでに現実的なだけに現状への悲嘆と将来への可能性をどちらも感じる本だ。
この本は農家ならずとも農業界に身を置く人間としては耳に痛い言葉も多い。だが、感情的にでもなく、行政やJAへの批判というわけでもなく、冷静に歴史と現状を分析して問題点と解決案を問いかけてくる本書は非常に説得力がある。是非一人でも多くの人に読んでもらいたい本だ。
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・・・と、ここまで書いてFacebookのリンクを使って書評として登録しようとしたら文字数オーバーと言われた(苦笑)。どうやら420文字しか書けないらしい。短いな・・・。なので、とりあえず原文はこの雑記帳に記載して、Facebookには抜粋版を掲載。もう子供達が起きるから、後でBLOGをFacebookに反映する方法を試してみよう・・・。
2011年2月5日土曜日
Twitter始めてみました
Twitterを始めるに当たり、つぶやくのはいいんですが、この雑記帳と合わせてあっちも更新、こっちも更新となると読む方も書く方も落ち着かないだろうと思って少々二の足を踏んでいた感がありました。ので、とりあえずここに情報を集約してみた感じです。最終的にはここを見ればTwitterもBLOGも見れる、と。これでTwitterも合わせればこの雑記帳の更新頻度は増すことでしょう。Twitterは携帯からの更新も簡単ですしね。
このTwitterというのは良くも悪くもリアルタイム性と手軽さが身上。やはりBLOGとはメッセージの質が完全に異なるように思います。BLOGならある程度ネタを見つけて考えて、多少なりとも文章をまとめた上で公表します。が、Twitterは思いついたら推敲などせず直発信です。それこそ「カレーライスなう。」くらいの勢いで現状の事実や思いがストレートに出てくる。それはそれで情報の一面としては面白いのかなと感じています。
今の状況や気持ちをリアルタイムに発信。それは思想よりは感想に近い。そのコミュニティの広がりと、極端なまでのリアルタイム性がこのツールに強力な情報発信力を与え、最近じゃTwitter絡みで色々な情報や事件すら巻き起こっています。とりあえずはちょっと、自分でも使ってみようと思います。
というわけで私をフォローしてくれる人がいるならば、@AyumuKobayashiでお願いします。