「いや待て、冷静に考えろ。確かにあれは俺の目にはクモとして認知されないことはない。だがしかし、・・・あのデカさは何だ!?」
そう、そこにいたのは、まさに私の掌くらいはあろうかという実に巨大なクモだったのです。それが部屋の中を這っているのです。さすがに放置しておくのにも身の危険を感じた私は、手に取れる武器を持って臨戦体勢に入りました。物理兵器(丸めた雑誌)も化学兵器(ゴキジェット)もフル活用です。凄まじい闘いでした。またヤツが部屋の中の洗濯物が干してある一帯に逃げ込み、ハンガーを伝って私のシャツの上などを逃げ回るものだからうかつに叩き潰すわけにも化学兵器を乱射するわけにもいかず、かといって明日シャツを着た時あの巨大なクモが背中に入っていたらなどと思うといよいよもって放置するわけにもいかず、お互い牽制しあいながらの長期戦となりました。どうにか私が勝利を手にし、クモの亡骸を外に廃棄する頃にはいつかのように空気清浄器はフル稼動し、私の部屋の中のものはとにかく色々と場所が変わってしまっていたとのことです。ああ、やれやれ・・・。
そしてその後空気の汚れた部屋にいるのにも嫌悪感を感じた私は空気の浄化は空気清浄器にまかせ、換気用に網戸にして外に散歩に出かけることにしたのですが、その帰りになんとウチの玄関の前で、今度はカブトムシがひっくり返ってジタバタしていました。結構大きい立派なカブトムシです。私はとりあえずそのカブトムシをつかまえ、数分間そいつで遊んだ後、手近な木につかまらせて逃がしてあげましたとさ。・・・しかし巨大クモといいカブトムシといい、なんでウチの周りはよくも悪くもこんなに自然が豊富なのでしょう?一昨日くらいにはタヌキも見ました・・・。
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