とりあえず今回は『花祭り』の編曲に苦労しました。学生時代、独奏では『花祭り』を得意中の得意としていた私ですが、実はあの独奏用の編曲ってあまりフォルクローレっぽくないんですよね(苦笑)。で、まず自分の頭の中の『花祭り』のイメージを壊して合奏に変えるのに手間取った。またあの曲、ネイティブのバンドでも最初から勢いよく飛ばしたり、あるいはゆったりやまびこのように問いかけるように聴かせたり、暖かくほのぼのとした雰囲気に変えてみたりとバンドによって全然色合いの違う曲調にしちゃうから尚更タチが悪い。結局『灰色の瞳』と『サンフランシスコへの道』だけ先に仕上げて譜面送って、後でゆっくり『花祭り』を考えてました。んー、まぁ、ちょっとPrim2に小技を求めた編曲になってしまいましたがあれはあれなりに『花祭り』できてるんじゃないでしょうか。
これまではクラシックやポピュラーの編曲ばかりだったので、基本的に基となり参考となる譜面がある状態での編曲でしたが、今回はあるのは音源のみ、聴いて音取って編曲という初の試み。んー、さすがにちょっと苦労はしましたが結構楽しくやれました。何事もやってみるものです。
今回の編曲は何よりコンバスが楽しそう。自分で弾くんだったら迷わずコンバスを選びます。そしてエスプラナードフェスタの時のように一人で爆音で鳴らしまくることでしょう(?)。特に『灰色の瞳』はベース兼カウンターメロディみたいな感じで、全体のリズムを支えつつでも自分も歌うベースが弾くにはかなり楽しそうです。そして『サンフランシスコへの道』でかっ飛ばす、と(笑)。逆に疲れるのはPrim2。ひたすらコードですが、特に『花祭り』はブラッシング等で右手首や指を柔軟に使わないといけないし、『サンフランシスコへの道』はテンポが速いのでとにかく体力勝負。鬼門です。
後はこれにどんなパーカションがついて、どんな聴かせ方をしてくれるのか。凄く楽しみです。とはいっても今年の定演は11/29(火)。東京から出て行くにはあまりにきつい日程なのでおそらく観に行くことができないのが残念です。誰か私の代わりに聴きにいってあげてください。それでは参加する有志の皆さん、合奏を楽しんで頑張ってください。
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